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公開審査

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第5回 JIA東海住宅建築賞2017 に応募し、公開審査を体験して来ました。

日時:2017年6月24日(土)13:00〜17:30
会場:名古屋大学ES総合館ESホール

審査員長:堀部安嗣 氏(堀部安嗣建築設計事務所代表)
審査員 :手塚由比 氏(手塚建築研究所共同代表)
審査員 :前田圭介 氏(UID主宰)

※写真は、審査前の会場。1作品につきA1パネル1枚の展示。

 

この建築賞は、愛知県・岐阜県・三重県・静岡県の東海4県に
つくられた住宅(専用住宅・集合住宅など)を対象とし、
各自が定めたテーマに対して特に秀でた住宅に対して贈られる賞です。

私見ですが、開催された回数が今年でまだ5回目ながら、
以下の点から注目度はかなり高まっていると感じます。

①著名な建築家を毎回審査員に3名招くこと(建築家以外の審査員はいない)
②審査員と応募者が直接対話が出来る
③現地審査を審査員全員が同時に行なう
④審査が1次、2次共に公開審査であること

これらが、専門家にも学生さんにも刺激を与えているのではないでしょうか。
他の建築賞ではこうした機会もなかなかありません。
そして実際に挑戦してみないと評価・結果はどうなるかわかりません。

 

6/24の公開1次審査当日は
応募者が直接応募パネルの前に立ち、審査員の方に説明を加える形式で行なわれました。
その後各審査員の投票結果を集計し、議論を行ない現地審査作品を決めるという流れです。

 

全員プロの設計実務者である応募者が、公開で審査・評価を受けます。
全国的に知名度のある建築家も、東海地区を中心に活躍されている建築家も、全員同じように1作品4分ほどの時間で説明・質疑応答が続いて行きます。

準備関係者のお話では、今年は47作品の応募があり、応募数というよりはその質が、年々ハイレベルになってきているとのことでした。

審査員の先生方も長時間の審査、かつ同業で面識のある建築家(応募者)もちらほら・・という状況。
なかなか大変な審査に見えました。

 

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審査開始早々、審査委員長の堀部さんが私たちの応募パネル前に(名前の五十音順で、早い番号から)。
設計で重視したポイントを、私なりに説明させていただきました。

※この写真は会場内の撮影をされた谷川ヒロシさんより

 

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審査時間の終盤あたりでは、学生さんの見学者も徐々に増えたように見えました。
審査員と応募者建築家のやりとりを多くの人が聞きながら審査終了を待つ状況。

全ての作品を3人の審査員の方が見終えられて、投票となります。

 

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票が入ったものについて、各審査員のコメントを加えた議論に。
この時点で応募数の半数以下、20作品ほどに絞られています。
私が見る限り、かなり力の入った作品でも票が入らなかったものが複数あり、唸ってしまいます。

 

私たちの応募作品は、幸いにも審査委員長の堀部さんから票をいただき、
前向きなコメントも加えてもらえました。
しかしながら他の審査員の評価は得られず、次の現地審査(8作品)へは進むことは出来ませんでした。

 

ちなみに現地審査へ進んだ作品に対しても、
「この作品のどこが良くて票を入れたんですか? 私は良いとは感じないが・・」
といった審査員同士のやりとりもありました。

また応募者の中には、大学で学生さんを指導する方(常勤・非常勤)も多くお見かけしました。
学生さんも見守る中での審査では、手厳しいコメントもあって、これはなかなか厳しい状況だなぁ・・というのが率直な印象です。
(ちなみに過去に私が授業でお会いした学生さんも何名か来ていました・・)

新築と改築物件の比較の難しさに加え、審査の視点もそれぞれ異なる議論。
建築を評価する価値観の幅や奥深さを改めて感じました。

入賞の可能性をどこか期待しつつ・・の応募でしたので、
やはり最終審査に残れなくて、少し残念ではあります。
公開審査での、短時間の対面プレゼン・各審査員との対話など
貴重な経験として持ち帰り、次に生かしたいところです。
関係された皆様、どうもありがとうございました。

 

審査の結果、次回の最終審査の情報など
↓こちらのJIA東海住宅建築賞/Newsページで確認出来ます。
http://tokaiarchiprize.jp/news

 

 

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2017-06-26 | Posted in diary, blog |