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中部大学 不言実行館 /Chubu University ACTIVE PLAZA

設計:第一工房(前職) プロジェクトチーフとして設計監理を担当

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Chubu University ACTIVE PLAZA
中部大学 不言実行館

中部大学は、1964年に愛知県春日井市の丘に中部工業大学としてスタートし、後に大学の名称を中部大学と変更し7学部30学科を擁する総合大学として発展を遂げている。創立者の三浦幸平先生の掲げられた「不言実行、あてになる人間」を建学の精神とし、2014年に50周年を迎えた際に記念事業として「不言実行館 ACTIVE PLAZA」は、キャンパスの中心部に建設された。

外装イメージへの要望は2つ。1つは“大学の歴史をふまえてこれまで作り上げてきた、キャンパス内の白を基調とした端正な建築群のイメージとの調和を図ること”、そしてもう1つは“50周年記念事業として既存施設との差別化も図ること”であった。

6階建ての施設は、324席の多目的ホール(1F)、中部地区最大規模となるラーニングコモンズ(2、3F)、様々なかたちで学生サポートを行う学生支援課(4,5F)、カフェテリア(6F)という複合プログラムから成る。総合大学としてのアドバンテージを発揮すべく、本施設では学生達が学部学科を超えて自由に交流し、自分たちの判断で学び、企画と体験のできる環境・場の提供により、学力のみならず人間力を培うことが期待されている。建築の設計全体としては、これまで以上に学生が授業以外でも大学に長時間滞在できるよう、ソフトや備品と連繋する自由度の高いスペースを各所提供していくことを心がけた。外装タイルについても、そうした滞在性と連動する「光」や「時間」を意識できる仕掛けを持たせ、キャンパスライフの各シーンを演出しようと考え、季節や天候、日中の時間変化まで視覚化できればと、釉薬を用いて清潔な白さ見せる特殊形状タイル(片側のみ水平リブ付きタイル)を考案することとなった。

所在地  愛知県春日井市
主要用途 大学
設計監理 第一工房(担当/伊原洋光)
構造設計 清水建設
設備設計 清水建設
施工   清水建設
敷地面積 333,517.32㎡
建築面積 1,299.53㎡
延床面積 5,613.08㎡
規模   地上6階
構造   RC造・S造

受賞   第29回 日経ニューオフィス賞(中部ニューオフィス奨励賞)

photo:Shigeo Ogawa

※第一工房 法人著作管理者の許可を得て写真掲載しています

2016-02-04 | Posted in works |