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田園都市建築家の会

写真はリネンのカーテン、ラグのカラーのサンプルです。
設計で行う様々なアイテムの比較検討は、WEBカタログ等のデジタルツールが発達し以前よりわかりやすくなってきたものの、やはり素材の色、風合いなどは、実際に物を見て触らないと良さがわからない部分も多くあり、サンプル確認はとても重要です。

hm+architects が参加させていただいております、一般社団法人「田園都市建築家の会」では、「家づくりサポーター企業」のような位置付けで、会の活動に賛同いただいています企業が現在、30社以上あります。このほど新たに、建築家メンバーの推薦により登録をされた企業、内装アイテムを幅広く取り扱う「ミツワインテリア」さんより、上記写真の商品や各種ブラインドについて詳しい内容をお聞きする機会をいただきました。

一般に、カーテンやラグ、ブラインドなどは、建物の完成後に購入・設置されるアイテムとして発注・手配されることも多いのですが、室内の印象を左右する重要な位置付けにもなります。こうしたクライアントが直接手配を行うアイテムのコーディネートであっても多くの建築家は、建築全体のデザインと価格のバランスを見ながらアドバイスを行います。そのため、質の高い国内外の内装アイテムもできるだけ価格を抑えてセレクトできるよう、すでに自分が知っているメーカー、商材に限らず、専門企業の持つ仕入れノウハウや納入後のメンテナンスについてなど、日々最新情報を得られるよう勉強しなければなりません。

「田園都市建築家の会」は複数の建築家が集まって活動を行なっていますが
「どんなことをしているの?、どんなメリットがあるの?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
例えば、メンバーの建築家が実際に商品を採用してみてどうだったか?という話題を共有したり、上記の賛助会企業との勉強会・情報交換の場があることもその1例です。また土地探しからのご協力や、資金計画に関するフォローアップも個々の建築家の持つ情報に加え、さらに詳しく専門家と一緒に行うことが可能です。
定期的に集まって設計のプロフェッショナル同士が情報交換をする場、個人の建築家の知識・経験の幅を広げていくしくみが「田園都市建築家の会」にはあり、良いネットワークだと私は感じています。

会の活動は、建築家同士、関係する企業の自己研鑽の場であることはもちろんのこと、質の高い設計につながる各種ノウハウが様々な場面で「自分らしいこだわりのある家づくり」を希望されるクライアントへご提供できるというメリットにつながっていると思います。

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2020-10-21 | Posted in diary, blog |