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カタログへ掲載いただきました
弊社で設計監理をさせていただきました、「豊橋の住宅/House in Toyohashi」の写真が「UENO JUKEN/上野住宅建材株式会社」さんの最新カタログ(2021-2022)へ掲載されました。
UENO JUKEN さんは、主に欧州を中心とするメーカーより建材を30年以上に渡って輸入販売されています。その中でもフローリング材については、デザインと価格のバランスに優れたものを扱われており、「豊橋の住宅」では床暖房対応品のヨーロピアンオークを採用しました。
床暖房を入れても、木材の反りや収縮など変形がなく、積層フローリングでありながら仕上げ面には4mm厚の挽板ヨーロピアンオークを貼っているため、傷や打痕が生じても無垢のフローリング材との違いはほぼ無いと感じる製品です。(一般的に使われる表面材が0.3mm以下の薄い突板を用いた積層フローリングとは大きく異なり、木質感のあるオイルフィニッシュの味わいが得られます)
グレードとしては、節がほとんど無いものから、ある程度は節があるもの、節が多めにあるものがあり、徐々に安価になります。クライアントから、節がある方がむしろ雰囲気が良いとお話をいただいておりましたので、価格を抑えながらヨーロピアンオークの質感を両立させているラスティックグレードを選びました。サイズもゆったりと、板幅148mm×長さ1860mmという寸法であるため、おおらかな存在感となります。
今時はまれな状況だと思いますが、安価な海外製品の中には、サンプル検討では良いイメージであっても、実際の現場へ納品されてから問題となるケースもあるため注意が必要です。仕上げ面の平滑さ、材厚や実(さね)の精度が悪いもの、ロットによる色や柄のバラツキが激しい場合は現場で困ってしまいますが、これまで本製品をグレード違いで数回採用しましたが、そうした問題もありません。
国内で数ある設計事例の中から、代表的なイメージ写真として掲載いただきありがとうございました。