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動画撮影の立会い
建築ポータルサイト KLASIC(クラシック)さんより動画撮影の依頼がありまして、先日 撮影の立会いをしてきました。
撮影いただいた建築は、竣工後8年半ほど経過した木造平家の「犬山の住宅」です。
近年は、ルームツアーなど動画での建築紹介が増えていますが、新築時の映像紹介がほとんどだと思われます。取材にあたり、新しい建物ばかりでなく、経年変化がどのようになっているか知りたいというエンドユーザーの声も一定程度あるとのことで、是非動画での紹介を!とお声掛けいただきました。
敷地の広さから、ドローンによる動画撮影も行われました。
アプローチ側の地上外観からは見えないところにうまく設置した、太陽光パネルが、ドローンの上空撮影では見えると思います。
外壁については、レッドシダーを張っていますが、新築時から現在まで無塗装のままです。設計時よりクライアントと打合せを重ね、将来はシルバーグレーにエイジングする外観を獲得するつもりで素材と仕様を決めていました。
いい感じに狙ったカッコ良さが出ていますね!
以前、6年ほど経過した時におうかがいした様子は、こちらのブログでも紹介しています。
↓
無塗装で6年経過したレッドシダー
内部の撮影も・・
カメラをスライドさせることが可能な三脚をセットして、人の動きを感じさせる撮り方をされていました。
午前・午後と撮影されましたが、最終的にはかなり短い時間に編集されるようです。写真撮影の場合はおよそのアングルはイメージはできますが、動画ですと、どんなまとめになるのか、ちょっと予想がついていません。編集作業に時間もかかるようですが、完成が楽しみです。
玄関の脇には、趣味のロードバイクやキャンプ道具などを置くコンクリート床の土間室があります。
ちなみに、こちらに保管されていますご主人の愛車について少し。
「NAGASAWA」のフレームに、こだわりの厳選パーツを組み上げたピストバイクです!
ナガサワピストフレームと言えば「中野 浩一」さんを世界に導いた歴史のあるフレームですね。
もし乗ってみますか?と言われても、ビンディングシューズでこのバイクに乗るのは、私だったら怖くて遠慮します・・
こだわりの1つ、ステム(ハンドルを固定する部分)は、かなりレアな「NITTO スライダーステム」が装着されています。元々は競輪選手が練習用に使うもので、ハンドルポジションを調整しやすい形状になっています。これが何ともデザイン的にカッコいいので熱烈なファンがいるのだそうです。
午後の日差しになって、窓からの景色、住宅内の光の雰囲気も変わってきます。
今の時期は、黄金色の稲穂が室内各所から見え、季節感もバッチリ味わえます。
ただ驚くべきは、この内部空間は、8年半経過しても竣工時とほぼ変わらないくらいと言えるほどすっきりとしたイメージが維持されていることです。
ご主人より、
「建築には過剰なところも不足するところもなく、いろいろなことが程良いため、あまり新築時から変わっていませんね」
とコメントいただき、設計者としては何とも言えない嬉しさを感じます。
ご夫妻のお仕事の事情や、お子さんの成長により生活スタイルもアイテムも変化している状況と思われますが、そこも含めてきれいにゆったりとした平家の住まい方をされていました。
本当に住み手の建築IQの高さが素晴らしく、頭が下がります。
お忙しい中、午前午後とも撮影にご協力いただきまして、ありがとうございました。
動画がまとまりましたら、またご紹介させていただく予定です!
blog category:犬山の住宅
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写真撮影の立会い
先日、「吉祥寺の住宅」で写真撮影の立会いをしてきました。
撮影は、写真家の小川重雄さんです。
ご多忙な中、スケジュールをご調整くださって夕景まで撮影いただきました。
(※本ブログ画像は、伊原スナップ写真です)
敷地面積は約40坪ですが、街に対しては開いた構えとなるよう建物を配置し、前面道路から1.2mほど高いレベルに中庭を設けるなどして、外部空間にも変化を与えています。
アプローチの外部階段の格段には、夜間の安全+演出照明として、非常に小さな照明(直径16mmのLED器具です)を入れていますが、特に階段を降りる時に美しく見え、いい雰囲気になったと思います。
外部照明については、照度シミュレーションをしても敷地周辺の街灯の光などもまわってくるため、実際に完成するまでどんな見え方になるか少々心配でしたが、程よい明るさでしたのでホッとしています。
撮影時、照明の調光や電動ブラインドの操作をクライアントのスマホで操作して調整いただく場面が多く、いろいろとご協力いただきました。午前中から夕景まで、本当にありがとうございました。
撮影するカットについては、基本は写真家の小川さんにおまかせしています。
設計者は建築の隅々まで最も理解しているつもりでも・・
撮影に立ち会わせていただきますと、予想外の視点で写真を撮っていただくことになり、ハッとする場所での撮影に毎回感心してしまいます(写真家の方々からすれば、当然のことと思われますが)。
小川さんの写真をご紹介できるようになりましたら、またお伝えします。今しばらくお待ちください。
どんな写真に撮っていただいたのか、私たちも楽しみです!
blog category:吉祥寺の住宅
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夏の敷地調査
9月になっても猛暑が続いている中・・
先日、県内某所にてプロジェクト関係者と敷地調査を行いました。
こちらの敷地確認をさせていただくのは今回で3回目ですが、この日は昼からの視察で予想通り汗だくに・・
夏のこの時期は、葛の葉がエネルギッシュに生い茂っておりまして、地盤面を把握するのも大変な状況でした。
起伏のある地形全般と既存樹木の活用イメージなど確認をし、計画内容を精査する打合せとなりました。
まだ先は長いですが、今後も楽しみです。
また同じ夏の調査でも、少し前になりますが
8月には長野県内、標高1500mほどの涼しい別荘地へ敷地調査に行ってきました。
現地を訪れますと、本当に気持ちの良い素晴らしい環境でした。
この自然環境と眺望を確保するためにはどんな計画にすべきか・・
また厳冬期は氷点下20度近くになる地域ですので、建築的な断熱対応も必須となります。
敷地内の現況、足元を見ますと・・
セイタカスギゴケ?と思われます、かわいらしい苔が自生していました。
日本国内でも少し地域や条件が異なれば、建築を取り巻く環境も様々であると、敷地調査の度に感じています。
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千葉神社参集殿の仮社務所
以前より設計作業を進めています、千葉神社参集殿増改築Projectについて
既存の参集殿改修工事着手に先立ち、社務所等機能を移転する仮社務所の建設がはじまりました。
境内の一部に、仮設建築物の社務所を建てさせていただき、参集殿増改築工事の完成までしばらくの間は、この形で運用される予定です。
参集殿増改築工事の着工はもう少し先ですが、引き続き各所設計の検討を詰めていきたいと思います。
blog category:千葉神社参集殿
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media/日経アーキテクチュア建築巡礼
日経アーキテクチュアの最新号、2024年9月12日号(No.1271)に群馬県立館林美術館(設計:第一工房)が掲載されています。
ライター磯達雄さんの文章と、宮沢洋さんのイラストでおなじみの建築巡礼シリーズの連載もテーマが「建築巡礼 ポストモダン+α編」となり、内容は1975年以降の建築を年代ごとに取り上げるものとなっています。
現在は2000年代に入ったところで、群馬県立館林美術館が紹介されました。
この群馬県立館林美術館は、弊社 伊原みどり が前職の第一工房で約5年、設計を担当(内2年間は現場常駐監理)させていただいた美術館です。
ランドスケープデザインは、オンサイト計画設計事務所さんとの協働です。
記事の中には・・
20世紀末の”風景建築”ムーブメントの1つの頂点。「西の風の丘葬祭場、東の館林美術館」と呼びたくなる。
この記事で知った人も多いと思うが、もし東京にあったら超人気スポットだろう。
などと表現していただきました。
設計に関わった者としましては、とても嬉しいコメントです。
ご興味のある方は、ご覧いただけますと幸いです。
↓参考に、竣工時の写真も。
https://hm-a.jp/gunma-museum-of-art-tatebayashi/
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家具メンテナンス
福島県白河市にあります「白河市立図書館」の家具について
この図書館は、前職(第一工房)で設計監理をチーフアーキテクトとして担当させていただいた公共図書館です。
既存市立図書館の老朽化からプロポーザルコンペが行われ、最終的には4年以上の歳月を経て(2011年の大震災も何とか乗り越え)無事開館することが出来ました。それから早いもので13年になります。
開館初年度から目標利用者数を大幅に上回る状況はその後も続き、年齢を問わず地域の人々に愛される施設として定着しています。
嬉しいことに、地元市内の利用者に限らず、市外からもわざわざ車でいらして利用される方も多いと聞いています・・
図書館と書架・家具はとても深い関係にありますが、当時の図書館長(田中館長)さんは、
「子どもたちには、優れたデザインの家具に触れながら図書館を利用してほしい。大人になってから、いつも普通に利用していた図書館の家具は、実は質の高い本物のデザインだった!と後でわかるくらいがちょうどいい・・」
とお話しされていたことを思い出します。
打合せを重ね、図書館内の各所に配置する家具は、書架やデスク+照明器具、空間に合うオリジナルソファを設計させていただき・・一部には市内の南湖公園で倒木となった木材を利用したベンチも造作家具として製作しました。
また世界的な名作といわれるプロダクト(椅子やテーブル)もセレクトさせていただきました。アルネ・ヤコブセンがデザインした家具、デンマークの「Fritz Hansen」のアイテムもいくつかあります。
この写真でご紹介しています、エントランスホール空間(展示ギャラリーとしても利用可能)に配置しています椅子とテーブルは、北欧スウェーデンのコントラクト家具メーカー「Bla Station」のアイテムです。
家具に詳しい方ならご存知かもしれませんが、日本では少々マニアックなチョイスに感じるかもしれません。
有難いことに当初の家具セレクトのまましっかりと大切に運用していただいています。
この椅子・テーブルセットは、黒とシルバーのモノトーンをベースカラーに、赤いチェアが差し色となる千鳥配置となっています。
これは設計当時、第一工房代表の高橋さんが指示されたままとなっていますので・・
個人的にはとても懐かしく感じてしまいます。
今年、その椅子のメンテナンスで座面のパッドのみ張り替えられました。
(メンテナンスをされた家具のご担当者よりご報告いただきました)
デザイン的にも古さを感じさせず、きちんとメンテナンスされた家具を永く使うというのはいいものですね。
設計担当者としては、本当に嬉しいお知らせでした!
弊社では、施設設計でも個人住宅の設計でも、クライアントとの打合せで、家具の検討も一緒にご相談いただくことが多いです。
建築全体の空間づくりと共に、オリジナルの造作家具なのか、既製品をセレクトする置き家具なのか・・照明などの組み合わせ選定も含めて「家具」は、建築本体の検討と共に重要な要素となります。
プロジェクトごと、お話をうかがいながら・・
じっくりと考えてこれらを選定することも楽しみの1つと言えます。
少し前になりますが・・
2022年9月、久々に白河市立図書館を訪れた時のスナップ写真をいくつかあげてみます。
(図書館で撮影許可をいただきました)
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田都会メンバーで工場見学
先日、田園都市建築家の会、建築家メンバーで神奈川県伊勢原市にあります「神谷コーポレーション」さんの工場見学に行ってきました。
「神谷コーポレーション」さんは、建築建具の専門メーカーで、中でも床から天井までのフルハイトサイズの建具に特化した製品ラインナップを展開されています。
高さのある建具のデザインは、内部空間をゆったりとした広がりのあるイメージにすることが出来ますが、一方で大きなサイズになればなるほど施工後に扉の反りやねじれの変形が生じる心配があります。神谷コーポレーションは、この反りが生じても変形が回復する技術的な研究の蓄積があり、多くの特許を保有しています。他社のフルハイトドアも研究して差別化を図っていること、高い製品精度が保たれるしくみも工場見学でよく理解できました。
設計者の目線では、主には①オリジナルデザインで1点1点製作する造作建具、②製品化された既製品を採用してコストを抑える、という選択がありますが、「神谷コーポレーション」さんのフルハイトドアは、既製品ラインナップとしながらもオーダー建具に近いイメージをつくりだされていると思います。
工場内には、見学するコースがしっかりと用意されています。
機械化が進んでいるメインの製造工程を一通り見学した後には、製品試験・性能などを比較して見ることができる「KI-LABO」と名付けられた別棟へ。ドアを加熱し変形させる(変形が戻る)、繰り返しの開閉、破壊強度をチェックするなど様々な試験を公開しています。
現在製品開発中のアイテムについて、設計者としてはこういったアイテムがあれば望ましい!といったリクエスト、意見交換も行い・・気がつけば、すっかり予定時間を超過してしまいました。
建築家メンバー複数人で工場見学をしますと、他の設計者が気にするポイントも共有できたり、マニアックな質問も出て、単に製品知識を深めるだけではない、大変有意義なひと時となりました。
花里さん、奈良さん、丁寧にご案内くださいまして、どうもありがとうございました!
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家具デザイナーMikko Halonenさんと
フィンランドの家具メーカー「ARKTIS(アークティス社)」より、CEOのJukka Niskanen(ユッカ・ニスカネン)さんとデザイナーのMikko Halonen(ミッコ・ハロネン)さんが来日され「田園都市建築家の会」打合せスペースで、私たちメンバーにARKTIS家具の解説、デザイナーの紹介などをしていただきました。
フィンランドを拠点に国際的な活動をされていますデザイナーのミッコ・ハロネンさん(左)と、CEOのユッカ・ニスカネンさん(右)。
ちなみに、ミッコさんにお会いするのは今回で2度目となります。
昨年の10月にもフィンランド大使館にてARKTISのミッコ・ハロネン デザインのローンチイベントが開催されまして、田都会の建築家メンバーも私含め数名参加させていただきました。
↓その時のスナップ写真
フィンランド大使館に入る機会もなかなか無いという興味もあり参加させていただきましたが、デザイナーご本人ミッコさんにもお会いでき、お人柄とプロダクトデザイン(写真:PiiTii Sofa)が何とも言えず素晴らしく、すっかりファンになってしまいました。
ミッコさんも、その時のことをよく覚えていてくださって、田都会での個別プレゼンの企画が実現しました。
今回、田園都市建築家の会・サポーター企業(賛助会)でもあります「株式会社ビベル」代表の田中さんよりご紹介いただきましたが、私たち建築設計者が気になるような細かなデザインのポイントも補足説明してくださいました。
張地のラインナップが新たに加わり、日本初お披露目となりましたのは、カリ・アシカイネン氏のデザインで昨年復刻した不朽の名作「KARIチェア」。
チェア実物をご用意いただきました!
張地違いで「KARIチェア」を並べて確認。
左:新作の張地は、国際的にもクオリティの高さで知られる「クヴァドラ社」とのこと。デザインやフレームの特徴・ディテールについてもお聞きしました。木製フレームでありながら、スタッキングも可能です。
実際に体感しますと、座り心地は抜群に良かったです!
フレームデザインは変えず、張地が変わるだけで随分と印象が変わりスタイリッシュに見えます。
半世紀以上愛される、時代に左右されないタイムレスなデザインだと思いました。
ミッコさんのデザインした家具のうち、今回ご持参いただいたチェアは
PiiTii Chairs と PiiTii Metal Chairs です。
この2脚はデザイン違いなのですが、実は・・スタッキング可能な設計になっているところが特に凄かったです。
ちなみに一見シンプルなデザインに見えます木製脚部ですが、よく見ますと丸い脚ではなく、楕円のような柔らかさのある断面形状となっています。軽さ・強度・製造方法など、家具としての合理性とデザイナーの優しさが表現されるデザイン全体のバランスに感心しました。
歓談、質問をさせていただき、あっという間に予定時間となりました。
15名ほどのアットホームな雰囲気で、お二人からいろいろとお話をいただき・・滅多に無い贅沢なひと時でした。来日中の貴重なお時間をどうもありがとうございました。
ARKTISのインスタグラムもよろしければチェックしてみてください。
https://www.instagram.com/arktisfurniture_japan
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小川重雄さん日本建築学会文化賞受賞記念展
日本大学芸術学部江古田校舎A & Dギャラリーで開催されています
「2023年日本建築学会文化賞受賞記念展 Timeless Landscapes 」に行ってきました。
昨年、建築写真家の小川重雄さんが「日本建築学会文化賞」を受賞されました記念の展覧会です。
日本建築学会では、小川さんの長年の活動が「優れた建築写真(現代建築から伝統建築、ランドスケープに至るまで)の発進と大学等での教育活動を通して建築文化を向上させた功績」と高く評価されました。
これまで弊社設計の建築を複数件、小川さんに撮っていただけましたことは振り返りますと、あらためて本当に有難いことだと感じています。
展覧会にうかがいました朝の開場直後の時間は、ちょうど貸切状態でゆったりと拝見でき、非常に贅沢なひと時を過ごせました。
小川さんはこれまで、「Timeless Landscapes」というテーマで写真集を3作製作されていますが、本展覧会で全3シリーズの主要な作品の生のプリントをまとめて見ることができます。
写真集の中でも2作目、イサム・ノグチ モエレ沼公園を撮られた「Timeless Landscapes 2」は早々に売り切れてしまい特に人気とのことです。すでに入手困難な書籍になっているようです。
(以前、小川さんにサインしていただきました弊社の1冊・・大切にしたいと思います!)
GW中に娘も連れ出してみましたが、本物の建築写真を見て何かを感じてくれたかな。
ギャラリー入口の脇に在廊の小川さん。
来場者には、写真撮影時のエピソードなども解説してくださいます!
ちなみに会期は5/9までですが、小川さんが在廊されるのはGW中 5月6日(〜19時まで)が最後となるそうです。
江古田駅から徒歩1分ほどですので、ご興味のある方は是非!!
写真展の詳細は
↓小川さんwebsite情報のこちらをご覧くだい。
https://ogawa-studio.com/timeless-landscapes-2024/
また写真集の次回作は、懸け造りの建築をいくつかご準備中とのこと。こちらも建築通がうなるものになるのでは?と楽しみです・・
2023年日本建築学会文化賞受賞、本当におめでとうございます!!
blog category:展覧会等イベント視察
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event/建築家展(鎌倉 2024.05.01-03)
2024年5月1日〜6日に開催されます建築イベントにお声掛けいただきました。
(建築家との家づくりをサポートしています、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン主催のイベントです)
〜 建築家展 in 鎌倉芸術館 〜
神奈川県「鎌倉芸術館」 で開催されます建築家展に参加させていただきます。
日時:2024/5/1 (水)〜5/6(月)の6日間
全日程共通 11:00~18:00 入場無料
※上記のうち、hm+architects は 5/1〜5/3 の3日間の参加予定です。
場所:鎌倉芸術館 ギャラリー1
神奈川県鎌倉市大船6-1-2
↓イベントの詳細は、
こちら をご参照ください。
建築家との家づくりについて
会場では、複数の建築家と対面で直接お話しできます。
お気軽にいらしてください。
blog category:出展イベント
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10年目
先週より、2024年度の愛知工業大学 非常勤講師の担当授業がはじまりました。
2015年度にはじめて設計製図の授業を受け持つこととなってから、早いもので10年目となります。
ちなみに途中から、設計演習の指導に加えて座学の講義も受け持つようになりましたが、こちらは5年目です。
10年目と5年目、ちょうど節目の年となりました。
非常勤講師としてお声がけいただいたのも何かの縁と感じておりますが、もうそんなに続けていたのかと、自分でもちょっと驚いています。
(早朝からの新幹線移動には、慣れたつもりでも気が抜けず大変ではありますが・・)
毎年学生さんから刺激をいただく場面もあり、継続させていただき感謝いたします。
今までの授業の経験、設計実務の経験を生かしつつ、どうしたら学生のみなさんに建築への興味を膨らませてもらえるかを考えながら・・
今年度も毎週頑張っていきたいと思います!
blog category:大学・教育
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建築展「Swiss Visions」
「スイス・ヴィジョン ─ 新世代の表現手法」
先日、六本木の AXIS Gallery で開催されました建築展覧会へ行ってきました。
会期:2024年3月29日(金) – 4月14日(日)
https://www.js-aa.org/event004.html
会場では、主催の日瑞建築文化協会・理事をされています建築家の黒川智之さんにもお会いでき、直接展覧会のコンセプトや、出展者となっているスイスの若手建築家の解説をしていただけまして幸運でした!
展示内容・会場構成とも美しく洗練された展覧会で大変刺激をいただきました。
これまで、スイスの建築家に対しては、抽象的でシンプルな白い模型を美しくつくるようなイメージもありましたが、今回4組紹介されています主に1980年代生まれの建築家たちの表現手法は、それ以前の世代の表現から変化を感じるところがあります。
例えば、家具と建築を等価に扱うような図面表現であったり、あるいはかなり大きな模型(S=1/10など)で建築素材や家具やインテリア小物、植木鉢といったアイテムを精緻につくり込んで、それをシーンごとに模型写真にする表現であったり・・
CGや動画のプレゼンもリアルなパース表現というより、どちらかというと手書きスケッチのような優しいテイストにあえて作り直し、提案の世界観というか空気感を示すことを重視する表現のようにも感じました。
日本国内の建築メディアにもやはり雑誌社の編集意図なり傾向があったりしますので、それとは異なる視点・価値観を紹介することにもなる展覧会だと思われます。
普段の設計活動に加え、継続してこのような展覧会を開催されています黒川さんはじめJSAAメンバーの皆さん、本当に素晴らしい活動で感心しました。
今後も新たな企画を検討中とのことですので、どんな切り口を示してくれるのか、とても楽しみです。
blog category:展覧会等イベント視察
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職業講話/横浜市立市場中学校
先日、横浜市立市場中学校(鶴見区)さんにて「職業講話」を行ってきました。
中学1年生から間もなく2年生に進級される生徒さんが対象で、複数の職業の中の1つ「建築設計」の担当をさせていただきました。
授業前、控室には様々な職種の方々が集まっており(獣医さん、JRの運転手さん、看護師さん、TV局の方?など・・)講師はバラエティに富んでいますね。
職業講話は、私が中高生の頃には全く無かったと思われる「キャリア教育」の一環で、将来の夢や目標を醸成し、進路選択に興味を持ってもらうことを目的とした学校プログラムです。可能性は無限とも言える中学生の時期に実社会との接点を考えるというのはとても有益だと思います。
昨年度は、「横浜市立青葉台小学校(青葉区)さん」で6年生に、「横浜市立もえぎ野中学校(青葉区)さん」で中学1年生に職業講話を経験しましたので、中学生への授業は2度目となります。
昨年の「もえぎ野中学校さん」ご依頼は田園都市建築家の会を通じての連絡でしたが、今年は直接弊社へお問合せがあり、hm+architects/伊原洋光 が担当させていただきました。
生徒さんは複数の職種から第一希望、第二希望・・を提出されて振り分けられるとのことで、窓口となられた先生からは「建築設計」は第一希望者が多かった講座とお聞きしていました。しっかりと期待に応えられるかな・・
講話者としては、「建築設計」の実務者としてのエピソードをリアルにお伝えできるよう、実際に設計した建築写真スライドを中心に、実施設計の模型や図面も持参しました。
自分が中学生の頃には、絵を描くことは好きでしたが建築のことは何も知らなかったこと、大学進学時に理工系の中では『工学+デザイン』の両方あって建築学科が良さそうだなと何となく始めて、今の仕事に至ることなどもお伝えしました。
また一般に、現代建築の設計、建築家のことを高校生までの授業などで教えてもらうことはないのが日本の現状です。しかしながら建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞というのは日本人建築家が世界で最多人数の受賞にもなっているので、実は国際的に見ても日本の建築家への注目度が高いということも参考にお伝えしてみました。
授業は、みなさん非常に熱心に聞いてくれて、質問もたくさんいただきました。元々建築の設計に興味があったという生徒さんは、授業後の休憩時間にも模型や図面を見て個別に質問もされ、より興味を深めてくれたようです。
通常の中学校の授業とは違った視点で、何らか少しでも将来へのヒントにしてもらえたら嬉しいですね。
授業後、学校を出るときに、他の講師として来られていた「JR京浜東北の運転手さん」が出入口で記念撮影をされていましたので「お撮りしましょうか?」とお声がけしたところ・・
では一緒に撮りましょう!となり、思いがけず私も運転手さんと記念スナップを1枚撮っていただきました。
後日、受講いただいた生徒さん全員からメッセージが届きました。
お礼と授業で感じたことを礼儀正しく書いてお送りいただき、大変嬉しく思います。中には建築家を目指そうと思った!という方もいました。
興味を抱いたことに向かって、是非チャレンジしてください!
blog category:大学・教育
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event/建築家が考える住空間づくりと家具選び
建築家が考える 住空間づくりと家具選び
3/16 sat → 3/17 sun
この度、家具メーカー「カンディハウス」さんの横浜ショップにて、「田園都市建築家の会」との共催イベントを開催いたします。
室内空間を創造する建築家たちが、各自が手掛けた事例をもとに、どのような発想と視点でそれぞれの空間を作り上げたのか?そして、空間づくりに必要不可欠なアイテム『家具』について、その選び方や配置などを空間別にお話するトークイベントです。
【開催日時】
第1日 3/16(土)13時~(40分) リビング編
第2日 3/17(日)13時~(40分) ダイニング編
【開催場所】
カンディハウス横浜
横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA3F
https://yokohama.condehouse.co.jp/
【トークイベント 登壇者】
3/16(土)リビング編
・田井 勝馬 田井勝馬建築設計工房
・松田 毅紀 HAN環境・建築設計事務所
・伊原 洋光 hm+architects 一級建築士事務所
3/17(日)ダイニング編
・遠藤 誠 遠藤誠建築設計事務所
・高橋 隆博 株式会社アトリエ秀(しゅう)
・永峰 昌治 永峰昌治建築設計事務所
・吉田 立 リツデザイン建築設計事務所
▽クイーンズタワーA3F「カンディハウス横浜」エントランス部分に、建築模型や写真が紹介されています
私は、第1日目に、建築家の田井勝馬さん・松田毅紀さんとご一緒させていただきます。
「田園都市建築家の会」メンバー同士のトークイベントとなりますので、本音のディスカッションもしやすいと思います。またカンディハウスさん(ご担当:若杉さん)からは、家具の専門家の視点で、全体をコーディネートしていただく予定です。
各建築家の設計事例を通して、お互いにどんなことを考えて家具選定をしているか、一歩踏み込んだ意見交換ができるのではないかと・・登壇者として当日どんな話ができるか楽しみにしています!
家具選び、建築家との家づくりにご興味のある方は、是非この機会にご参加ください。
イベントの詳細、参加ご希望の方は
こちら→「田園都市建築家の会」のイベント紹介ページよりお申し込みください。
blog category:出展イベント
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勉強会
複数の建築家が集まって活動しています「田園都市建築家の会」では、所属する建築家・ディレクターが集まり、定期的にミーティングを行い、設計の専門性をより高める勉強会を開催したり、建材に関するメーカーさんの商材プレゼンの場を設け最新情報のヒアリングなども行っています。
2月は、アクリル系人工大理石、クォーツストーン、セラミックタイル等の最新素材の加工を数多く手がけています「大日化成工業」さんより、主にその優れた水回り・シンクのデザインと製品性能の両立などについてプレゼンテーションしていただきました。
またこの日は、大日化成さんのプレゼンに引き続き、建築基準法の改正についての勉強会も行いました。
主に2025年4月からはじまる「省エネ基準適合」義務化について
住宅の断熱性能・気密性能に関する設計と施工に精通した「株式会社 GA HOUSE」の代表 岡田さんを講師としてお招きし、建築家メンバーがレクチャーを受けました。
建築設計で実務の経験がある方はおわかりだと思いますが、建築の設計者が専門家としてカバーすべき話題は非常に広範囲で、かつその情報を常にアップデートしていかなくてはなりません。
小規模な設計事務所では特に、ユーザーのご希望をお聞きする打合せからはじまり、建物に関する使い勝手とデザイン、コスト調整、メンテナンス性、国内外に流通する各種建材や製品知識、商流、現場への施工・おさまりディテールの確認に至るまで・・個人で把握・追及していくと際限がないというほどです。自分の体が2つか3つあったらいいのに!と思うほどですね。
そして設計の基準を定める建築法令についても、時代の流れもあって常に改正が続きます。本音としては、あまり変えて欲しくないですが、基本は内容の改善というはずですから前向きに・・
法改正の部分について、さすが講師の岡田さんの知識とノウハウはすごい(私はついていけないくらい)と感心する1時間でした。
このように個々の建築家が独力で情報収拾するよりも複数の設計事務所が集まることでメリットを得やすくなることを念頭に置いて勉強会などを開催しています。
設計作業は案件ごとに条件が様々ですので、個々の建築家が経験したことをメンバー同士で気軽に相談し合える情報交換の場は、建築設計者としてはとても有益です(ちなみに、建築家メンバーも随時募集していますので、私たちと一緒に活動することへご興味のある方がいましたらご連絡ください)。
こうした設計ノウハウは、設計をご依頼くださるクライアントへのメリットにもつながりますので、努力を続けていきたいと思います。
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2023年度 秋学期
2023年度の秋学期、中部大学 建築学科で非常勤講師として担当させていただきました設計演習の「建築デザインⅡ」、座学の「建築構法Ⅱ」について、両講座とも15週の授業と期末試験、成績評価まで無事に終えることができました。
学部の2年生必修の「建築デザインⅡ」では秋学期に大きくは3つの設計課題提出(展示空間の設計、美術館、オフィスビル)というややハードな指導内容でした。
課題ごと、数週間のエスキスでも着実に学生さんのスキルアップがあり、毎年のことながら頑張りを感じて私も刺激をいただくことが度々ありました。
設計製図の自由課題は答えが1つではないため、何か仮説を自分で立てて考えるしかありません。建築設計の就職先ではない学生さんにとっても、社会に出てこの経験がきっと役立つだろうと思って指導をしていました。
写真はオフィス課題の模型です。
夕方、授業を終えるとキャンパス内は夜の景色です。
冬の寒さとこの眺めで中部大学の秋学期の授業だなぁと今年も感じました。
座学の「建築構法Ⅱ」では、今年はキャンパス内の階段を直接案内して解説することも行いました。
前職で設計チーフとして担当した中部大学内の建築「不言実行館」について、階段室の防火戸や手すりのディテールなど、なぜこうなっているのか・・部分のデザインだけでなく建築全体のプラン要求から法令上の条件や安全管理、コストやメンテナンスまで、学内常勤の先生よりも詳しく説明できる素材がありますので、2023年度はそんなチャレンジもしてみました。
写真は2点とも同じ避難階段ですが、閉鎖的になりがちな階段室を非常に開放的なつくりとして(各階で平面も変化しながら)成立させています。
学生さんには写真だけでは全くわからない説明が聞けて、とても理解しやすかったと好評でした。案内できて良かった!
秋学期を振り返りますと、一度、大学に向かう電車(JR中央線)で大幅な遅延があり危うく授業開始時間に遅れそうになって肝を冷やしたこともありましたが、ギリギリ回避でき幸いでした。
とにかく2つの担当講座で、期末試験の監督・立会いまで体調不良等で休むこともなく何とか終えられてホッとしています。
次年度もお声がけいただいていますので、少しづつでも授業も進化させられるよう頑張りたいと思います!
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千葉都市モノレール
千葉市役所 新庁舎(令和5年竣工)へ向かう際に「千葉都市モノレール」を利用しました(通称:千葉モノレール)。
web情報を見ますと、レールの下に車両がぶら下がる「懸垂型」のモノレールは、日本では千葉都市モノレールを含めて2ヶ所しかなく、世界的にも珍しい型とのこと。1988年(昭和63年)に開業して35年を迎えており、2001年には、懸垂型のモノレールとして営業距離世界最長(15.2km)のギネス認定を受けているそうです。
また、車輪にゴムタイヤを使用しているため、騒音・振動がほとんどないのが特徴の1つで、曲線の多い路線でも車両の横揺れが少ない。高いところでは地上30mもの高さを走行していると記載がありました。
千葉市民の方々にとって「千葉モノレール」はお馴染みの存在なのかもしれませんが、私が実際はじめて目にした時は、かなりインパクトがある都市景観だと感じました。
乗車してみますと、駅の設置レベルも道路の上空であり、日常的な視点よりもかなり高いこと、さらに鉄骨の構造体が間近に迫ってくるメガスケールの力感が凄くて、設計者目線では、単なる移動の目的以上にあちこちで楽しい気分を味わえます。
自動車道路、その上のペデストリアンデッキ(歩道橋)、さらに上のモノレール・・
都市インフラとして、ここまで立体的につくり上げるのは並大抵のことではないと思います。
葭川(千葉県を流れる都川水系の二級河川)の上空をモノレールが走っています。
河川や主要道路の地形に沿うルートなど、建築では実現できない土木設計の圧倒的なスケールとその景観。
直近で見上げますと、これほどの構造物をよく実現したものだと、本当に驚きます。
モノレールの建設時期は、日本の高度成長期からバブル経済の絶頂期に至る頃ですので、地域経済・技術の発展の象徴として掲げられていたのでしょう。実際モノとしてかなりの力技であり、自治体・サポートする様々な企業の相当なエネルギーがここに込められています。
仮にですが、国外の資産家が巨額の投資をして、現代の日本の街に同様の交通インフラを実現させようとしてもまず不可能ではないかと感じます。経済の事情だけではなく、環境に対する問題意識も以前とは大きく異なっています。
その時期にしか実現し得なかった壮大な計画に対し、美観についてや維持管理費等も含め賛否両論あったと思います。
しかしながら35年ほど経過しました「千葉モノレール」の構造物をあらためて拝見していますと、個人的な印象ですが、将来的には土木遺産として扱われるほど特別な存在価値があるのではないかと、じわじわとポジティブに感じてきました。
古代ローマの水道橋とまではいきませんが、2度と同じようにつくれない都市的開発の構造物として日本中(世界中)探しても、ここ千葉市にしかない都市景観、土木遺産になるかも知れない・・
移動で実際に利用・体験できる強い観光資源にもなる?
などと妄想しましたが、やや膨らませ過ぎでしょうか。
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2024 仕事はじめ
2024年がはじまりました。
皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2024年、私たちhm+architects の仕事はじめは 、千葉県千葉市中央区にあります「千葉神社」への初詣からとなりました。
写真は、1月2日「千葉神社」境内の様子です。
初詣の参拝者数は、70万人にも達し、また年々増加しています。参拝者の行列のほか、お札やお守りの窓口となる授与所、ご祈祷の受付窓口など、それぞれの行列にご案内が必要な状況で、各所の人の流れや建築との関係を確認させていただきました。
写真右、参集殿(白い外壁)部分について、現在 増改築の設計作業中ですが、多くの参拝者、対応される神職の方々にとりましても今まで以上にスムーズに動くことができるよう課題に取り組んでいます。
まだしばらく先までかかる計画ではありますが、良い建築として実現しますよう頑張ってまいります。
blog category:千葉神社参集殿
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New Project/千葉神社参集殿
千葉県千葉市中央区にあります千葉神社参集殿の増改築計画です。
千葉神社は、北極星・北斗七星の御神霊である北辰妙見尊星王(妙見様)を祀る北斗金剛授寺として、1000(長保2)年に開創されました。
1869(明治2)年の神仏分離令により千葉神社へ改称し、現在に至ります。
千葉神社「妙見大祭」の節目となる2026(令和8)年の第900回に向けた記念事業として建築(参集殿の増改築)と外構の整備が計画され、その設計に携わらせていただくこととなりました。
千葉神社 websiteのお知らせページにも
開創1025年奉祝・妙見大祭900回奉祝 記念事業について
俯瞰のイメージパースと工事概要が掲載されています。
また、弊社のworksページにも「千葉神社参集殿/Chibajinja Sanshuden」を追加し、Projectの模型写真・テキストを紹介させていただきます。
今後も計画の進捗等をブログ記事などでお伝えできればと考えています。
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フローリング・フォトブックへの掲載
弊社で設計監理をさせていただきました、「豊橋の住宅/House in Toyohashi」の写真が「UENO JUKEN/上野住宅建材株式会社」さんのフローリング採用事例のフォトブック(2023)に掲載いただいております。
UENO JUKEN さんは、主に欧州を中心とするメーカーより建材を30年以上に渡って輸入販売されていまして、「豊橋の住宅」では、床暖房対応の複合フローリング材(ヨーロピアンオーク)を採用しました。
以前にもカタログへの掲載をいただいていましたが、今回は商品一覧のカタログとは別冊のフォトブックにご紹介いただきました。
このブックには、著名建築家へのインタビュー記事もいくつかあり、他の建築家がどのような視点で素材選びをされたのかも知ることができます。専門家も参考になりますね。
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田都会のみなさんと
hm+architects 一級建築士事務所としての設計活動と併行して、「田園都市建築家の会」に所属する建築家としても活動を行なっています。
この「田園都市建築家の会(でんえんとしけんちくかのかい)」正式名ではやや長くなりますので、関係者間では「田都会(でんとかい)」という略称を使用しています。
田都会での活動は、主に「自分にあった建築家との家づくり」をお考えのエンドユーザーに向けた建築家紹介+設計提案ですが、土地探しから資金計画まで含めた、建築家との家づくりに必要な様々なサポートを行なっています。
メンバーとしては、現在14名の建築家と2名のディレクターを中心に、建築系サポーター企業が35社ほど賛助会員として連携していただき、定期的に専門家同士の勉強会、業界内で最新の情報交換を行なったりしています。
先日は、田都会関係者の懇親会(忘年会)が開催され、たまプラーザにてお店を貸切って50名弱の人数で対面の交流を深めることができました。
例えば自分は採用したことがない建材・製品でも、他の建築家メンバーが使ってみた実際の印象、メリット・デメリット、コスト、メンテナンス性など、建築家同士のリアルな会話もできますし、あるいはサポーター企業・メーカーさんの内情なども雑談の延長でいろいろな本音の意見交換ができるため、有意義でかつ飲食しながらの楽しいひと時となります。
昨年までのコロナ渦ではこうした会を開きにくかったのですが、集まると「やはり対面での情報交換ができる懇親会がいいね!」と皆さんおっしゃっていました。
ただこの日は皆さん特に盛り上がってあっという間に予定の2時間半が過ぎてしまい・・
写真を撮り忘れてしまいました(他のメンバーに聞いても同様でした)。
参考までに、夏(9月)の懇親会の様子、集合写真を1枚アップさせていただきます。
田都会の活動は、こんな感じで様々な立場の方がフラットな関係で集まれるB to B のプラットフォームでもあります。
こうした懇親会の、ちょっとした「メンバーの息抜き+自己研鑽」が同時にクライアント(エンドユーザー)への価値提供に繋がりますので、これも設計の仕事の一環だと言えますね。
みなさん今年一年、お疲れ様でした。また来年の開催も楽しみにしています!
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media/新城の住宅がA-Styleに掲載されました
弊社で設計監理をさせていただきました「新城の住宅/House in Shinshiro」が
アーキテクツ・スタジオ・ジャパン Member’s Magazine「A-Style monthly」2023年12月号に掲載されました。
建て替え計画のご相談で敷地を見させていただきますと、既存住宅の北側に隠れてひっそりと広がる美しい竹林がありました。
この竹林については訪問前に詳しくお聞きしていなかったのですが、私たちはこの地を特徴付ける特別な存在であると、第一印象で強く感じました。
そこから建築へのご要望を盛り込んだ設計のアイデアが展開され、混構造(RC造+木造)の実現案に至っています。
一般書店に並ぶ雑誌ではありませんが、誌面では「竹林を受け継ぐ住まい」というタイトルで、2ページご紹介いただきました。
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media/豊橋の住宅がLiVESに掲載されました
弊社で設計監理をさせていただきました「豊橋の住宅/House in Toyohashi」が
雑誌の『LiVES』2024年1月号別冊(2023年11月15日発売)に掲載されました。
LiVES VOL.124 は 「至高のリノベーション・注文住宅大図鑑」
というタイトルですが、大きく3つの特集内容で構成されています。
特集1:リノベーションでやりたいこと、全部見せます!
特集2:憧れの注文住宅最新案内
特集3:その道のプロがこだわる家づくり
このうち、特集3の設計事例の1つ
・グリーンショップオーナーの家
「植物を眺めて緑とともに暮らす庭が主役の家」
というテーマの取材記事で4ページ紹介いただきました。
こちら「豊橋の住宅」のオーナーは、植物とインテリアを提案する園芸店「garage」代表の二村昌彦さんです。
愛知県豊橋市でスタートしたgarageさんは、現在、名古屋、横浜、東京、立川などで
garage[ガレージ]Rust[ラスト]noni[ノニ]3つのブランドを展開されています。
ご興味のある方は是非一度お店にも足を運んでみてください。
二村さんから設計へのご要望は主に
緑豊かな周りの環境に合う、どの部屋からも庭を眺められる家!
でしたが、竣工お引渡し後もご自身で庭の植栽やインテリアアイテムに手を加えられていますので年々進化しています。
さらに今後発展させるアイデアを準備中とのことで・・さすが「その道のプロのこだわり」ですね。
LiVES VOL.124 は、全国の書店に並んでいると思います(websiteでも)
よろしければご覧ください。
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中部大学キャンパスにて
愛知県春日井市にあります中部大学で、2023年度・秋学期も非常勤講師としてお世話になっています。
2016年から設計製図の演習指導と座学の講義の2つの授業を担当させていただき、早いもので8年目となりました。
前職の第一工房時代から、大学内のいくつかの施設設計に担当者としても関わっていましたので十数年前からキャンパス内は全般的に知っているつもりですが、季節や時間帯のわずかな違いでも、新たな風景に出会う発見が今もあったりします。
朝早く到着した授業前や休憩時間などに散策し、スナップ写真を撮ってみました。
△写真の建築設計はそれぞれ第一工房の先輩方が手掛けられたものです。
左手奥:30号館、中央:19号北館ブリッジ、
右手:20号館(耐震補強:川口衞構造設計事務所と協働)
どのプロジェクトも、建築の立面・開口部のプロポーションを何度も検討されたのだと所内で聞きました。
20号館は約半世紀前の設計ですが、中部建築賞を受賞された端正な立ち姿は健在です。
左手前の池と緑地はキャンパスの中央に存在し、大学敷地内とは思えないほど美しい景観をつくり出しています。
上記の池に連続する緑地の先には、伝統的和風建築の「洞雲亭(どううんてい)」とそのアプローチ空間があり、木漏れ日の中を気持ちよく散策することができます。
また、中部大学内では
作庭家、岡田憲久さんによる庭を楽しむこともできます。
2箇所、写真でお伝えします。
△ 2号館の中庭「みなもの庭」
△ 25号館北側の中庭「花鏡のある庭」
どちらも水盤のある作庭により、キャンパス内にそれぞれ異なる静謐さをもたらしています。
△51号館 から外部の池を見る
学内には学生食堂が7箇所ありますが、こちらはキャンパス内で最も北側にある食堂(51号館学生ホール・外構共/設計:第一工房)です。
写真は利用者がいない朝の撮影ですが、南側に見える竹林の緑が池にも写し出され、以前知っている見え方とも少し違う景色を目にすることができました。
この建築の設計ではフロアの一部分、池に近い範囲で床を下げています。
利用者の視線を水面に近づけ、水盤の存在を体感しやすくする狙いがありました。
このプロジェクトの設計当時、所内で私は作業の一部に関わったため、この空間には個人的な想いもあります。
設計作業中、設計チーフの先輩から
「伊原くん、あまりお金かけなくても何か面白くするアイデアないかな?」
と聞かれ・・床レベルを下げる提案をさせていただいたことを思い出します。
キャンパスは広いため、大学関係者でも日常利用する目的施設以外、あまり知らないということもあるのではないでしょうか。
中部大学を訪れる際に少し時間がありましたら、キャンパス内を散策してみてください。
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