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event/建築家が考える住空間づくりと家具選び

建築家が考える  住空間づくりと家具選び
 3/16 sat → 3/17 sun

この度、家具メーカー「カンディハウス」さんの横浜ショップにて、「田園都市建築家の会」との共催イベントを開催いたします。  

室内空間を創造する建築家たちが、各自が手掛けた事例をもとに、どのような発想と視点でそれぞれの空間を作り上げたのか?そして、空間づくりに必要不可欠なアイテム『家具』について、その選び方や配置などを空間別にお話するトークイベントです。 

【開催日時】 
第1日 3/16(土)13時~(40分) リビング編 
第2日 3/17(日)13時~(40分) ダイニング編

【開催場所】 
カンディハウス横浜
横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA3F
https://yokohama.condehouse.co.jp/

【トークイベント 登壇者】
3/16(土)リビング編
・田井 勝馬 田井勝馬建築設計工房
・松田 毅紀 HAN環境・建築設計事務所
・伊原 洋光 hm+architects 一級建築士事務所

3/17(日)ダイニング編
・遠藤 誠 遠藤誠建築設計事務所
・高橋 隆博 株式会社アトリエ秀(しゅう)
・永峰 昌治 永峰昌治建築設計事務所
・吉田 立 リツデザイン建築設計事務所

私は、第1日目に、建築家の田井勝馬さん・松田毅紀さんとご一緒させていただきます。
「田園都市建築家の会」メンバー同士のトークイベントとなりますので、本音のディスカッションもしやすいと思います。またカンディハウスさん(ご担当:若杉さん)からは、家具の専門家の視点で、全体をコーディネートしていただく予定です。
各建築家の設計事例を通して、お互いにどんなことを考えて家具選定をしているか、一歩踏み込んだ意見交換ができるのではないかと・・登壇者として当日どんな話ができるか楽しみにしています!

家具選び、建築家との家づくりにご興味のある方は、是非この機会にご参加ください。
イベントの詳細、参加ご希望の方は
こちら→「田園都市建築家の会」のイベント紹介ページよりお申し込みください。

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2024-03-12 | Posted in news, blogNo Comments » 

 

勉強会

複数の建築家が集まって活動しています「田園都市建築家の会」では、所属する建築家・ディレクターが集まり、定期的にミーティングを行い、設計の専門性をより高める勉強会を開催したり、建材に関するメーカーさんの商材プレゼンの場を設け最新情報のヒアリングなども行っています。

2月は、アクリル系人工大理石、クォーツストーン、セラミックタイル等の最新素材の加工を数多く手がけています「大日化成工業」さんより、主にその優れた水回り・シンクのデザインと製品性能の両立などについてプレゼンテーションしていただきました。

またこの日は、大日化成さんのプレゼンに引き続き、建築基準法の改正についての勉強会も行いました。

主に2025年4月からはじまる「省エネ基準適合」義務化について
住宅の断熱性能・気密性能に関する設計と施工に精通した「株式会社 GA HOUSE」の代表 岡田さんを講師としてお招きし、建築家メンバーがレクチャーを受けました。

建築設計で実務の経験がある方はおわかりだと思いますが、建築の設計者が専門家としてカバーすべき話題は非常に広範囲で、かつその情報を常にアップデートしていかなくてはなりません。
小規模な設計事務所では特に、ユーザーのご希望をお聞きする打合せからはじまり、建物に関する使い勝手とデザイン、コスト調整、メンテナンス性、国内外に流通する各種建材や製品知識、商流、現場への施工・おさまりディテールの確認に至るまで・・個人で把握・追及していくと際限がないというほどです。自分の体が2つか3つあったらいいのに!と思うほどですね。
そして設計の基準を定める建築法令についても、時代の流れもあって常に改正が続きます。本音としては、あまり変えて欲しくないですが、基本は内容の改善というはずですから前向きに・・
法改正の部分について、さすが講師の岡田さんの知識とノウハウはすごい(私はついていけないくらい)と感心する1時間でした。

このように個々の建築家が独力で情報収拾するよりも複数の設計事務所が集まることでメリットを得やすくなることを念頭に置いて勉強会などを開催しています。
設計作業は案件ごとに条件が様々ですので、個々の建築家が経験したことをメンバー同士で気軽に相談し合える情報交換の場は、建築設計者としてはとても有益です(ちなみに、建築家メンバーも随時募集していますので、私たちと一緒に活動することへご興味のある方がいましたらご連絡ください)。

こうした設計ノウハウは、設計をご依頼くださるクライアントへのメリットにもつながりますので、努力を続けていきたいと思います。

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2024-02-25 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

2023年度 秋学期

2023年度の秋学期、中部大学 建築学科で非常勤講師として担当させていただきました設計演習の「建築デザインⅡ」、座学の「建築構法Ⅱ」について、両講座とも15週の授業と期末試験、成績評価まで無事に終えることができました。

学部の2年生必修の「建築デザインⅡ」では秋学期に大きくは3つの設計課題提出(展示空間の設計、美術館、オフィスビル)というややハードな指導内容でした。
課題ごと、数週間のエスキスでも着実に学生さんのスキルアップがあり、毎年のことながら頑張りを感じて私も刺激をいただくことが度々ありました。
設計製図の自由課題は答えが1つではないため、何か仮説を自分で立てて考えるしかありません。建築設計の就職先ではない学生さんにとっても、社会に出てこの経験がきっと役立つだろうと思って指導をしていました。

写真はオフィス課題の模型です。

夕方、授業を終えるとキャンパス内は夜の景色です。
冬の寒さとこの眺めで中部大学の秋学期の授業だなぁと今年も感じました。

座学の「建築構法Ⅱ」では、今年はキャンパス内の階段を直接案内して解説することも行いました。

前職で設計チーフとして担当した中部大学内の建築「不言実行館」について、階段室の防火戸や手すりのディテールなど、なぜこうなっているのか・・部分のデザインだけでなく建築全体のプラン要求から法令上の条件や安全管理、コストやメンテナンスまで、学内常勤の先生よりも詳しく説明できる素材がありますので、2023年度はそんなチャレンジもしてみました。
写真は2点とも同じ避難階段ですが、閉鎖的になりがちな階段室を非常に開放的なつくりとして(各階で平面も変化しながら)成立させています。
学生さんには写真だけでは全くわからない説明が聞けて、とても理解しやすかったと好評でした。案内できて良かった!

秋学期を振り返りますと、一度、大学に向かう電車(JR中央線)で大幅な遅延があり危うく授業開始時間に遅れそうになって肝を冷やしたこともありましたが、ギリギリ回避でき幸いでした。
とにかく2つの担当講座で、期末試験の監督・立会いまで体調不良等で休むこともなく何とか終えられてホッとしています。
次年度もお声がけいただいていますので、少しづつでも授業も進化させられるよう頑張りたいと思います!

blog category:大学・教育
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2024-02-20 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

千葉都市モノレール

千葉市役所 新庁舎(令和5年竣工)へ向かう際に「千葉都市モノレール」を利用しました(通称:千葉モノレール)。

web情報を見ますと、レールの下に車両がぶら下がる「懸垂型」のモノレールは、日本では千葉都市モノレールを含めて2ヶ所しかなく、世界的にも珍しい型とのこと。1988年(昭和63年)に開業して35年を迎えており、2001年には、懸垂型のモノレールとして営業距離世界最長(15.2km)のギネス認定を受けているそうです。
また、車輪にゴムタイヤを使用しているため、騒音・振動がほとんどないのが特徴の1つで、曲線の多い路線でも車両の横揺れが少ない。高いところでは地上30mもの高さを走行していると記載がありました。

千葉市民の方々にとって「千葉モノレール」はお馴染みの存在なのかもしれませんが、私が実際はじめて目にした時は、かなりインパクトがある都市景観だと感じました。
乗車してみますと、駅の設置レベルも道路の上空であり、日常的な視点よりもかなり高いこと、さらに鉄骨の構造体が間近に迫ってくるメガスケールの力感が凄くて、設計者目線では、単なる移動の目的以上にあちこちで楽しい気分を味わえます。
自動車道路、その上のペデストリアンデッキ(歩道橋)、さらに上のモノレール・・
都市インフラとして、ここまで立体的につくり上げるのは並大抵のことではないと思います。

葭川(千葉県を流れる都川水系の二級河川)の上空をモノレールが走っています。
河川や主要道路の地形に沿うルートなど、建築では実現できない土木設計の圧倒的なスケールとその景観。

直近で見上げますと、これほどの構造物をよく実現したものだと、本当に驚きます。
モノレールの建設時期は、日本の高度成長期からバブル経済の絶頂期に至る頃ですので、地域経済・技術の発展の象徴として掲げられていたのでしょう。実際モノとしてかなりの力技であり、自治体・サポートする様々な企業の相当なエネルギーがここに込められています。
仮にですが、国外の資産家が巨額の投資をして、現代の日本の街に同様の交通インフラを実現させようとしてもまず不可能ではないかと感じます。経済の事情だけではなく、環境に対する問題意識も以前とは大きく異なっています。

その時期にしか実現し得なかった壮大な計画に対し、美観についてや維持管理費等も含め賛否両論あったと思います。
しかしながら35年ほど経過しました「千葉モノレール」の構造物をあらためて拝見していますと、個人的な印象ですが、将来的には土木遺産として扱われるほど特別な存在価値があるのではないかと、じわじわとポジティブに感じてきました。
古代ローマの水道橋とまではいきませんが、2度と同じようにつくれない都市的開発の構造物として日本中(世界中)探しても、ここ千葉市にしかない都市景観、土木遺産になるかも知れない・・
移動で実際に利用・体験できる強い観光資源にもなる?
などと妄想しましたが、やや膨らませ過ぎでしょうか。

blog category:建築視察
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2024-01-20 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

2024 仕事はじめ

2024年がはじまりました。
皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2024年、私たちhm+architects の仕事はじめは 、千葉県千葉市中央区にあります「千葉神社」への初詣からとなりました。

写真は、1月2日「千葉神社」境内の様子です。
初詣の参拝者数は、70万人にも達し、また年々増加しています。参拝者の行列のほか、お札やお守りの窓口となる授与所、ご祈祷の受付窓口など、それぞれの行列にご案内が必要な状況で、各所の人の流れや建築との関係を確認させていただきました。
写真右、参集殿(白い外壁)部分について、現在 増改築の設計作業中ですが、多くの参拝者、対応される神職の方々にとりましても今まで以上にスムーズに動くことができるよう課題に取り組んでいます。
まだしばらく先までかかる計画ではありますが、良い建築として実現しますよう頑張ってまいります。

blog category:千葉神社参集殿
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2024-01-03 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

New Project/千葉神社参集殿

千葉県千葉市中央区にあります千葉神社参集殿の増改築計画です。

千葉神社は、北極星・北斗七星の御神霊である北辰妙見尊星王(妙見様)を祀る北斗金剛授寺として、1000(長保2)年に開創されました。
1869(明治2)年の神仏分離令により千葉神社へ改称し、現在に至ります。
千葉神社「妙見大祭」の節目となる2026(令和8)年の第900回に向けた記念事業として建築(参集殿の増改築)と外構の整備が計画され、その設計に携わらせていただくこととなりました。

千葉神社 websiteのお知らせページにも
開創1025年奉祝・妙見大祭900回奉祝 記念事業について
俯瞰のイメージパースと工事概要が掲載されています。

また、弊社のworksページにも「千葉神社参集殿/Chibajinja Sanshuden」を追加し、Projectの模型写真・テキストを紹介させていただきます。
今後も計画の進捗等をブログ記事などでお伝えできればと考えています。

blog category:千葉神社参集殿
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2023-12-31 | Posted in news, blogNo Comments » 

 

フローリング・フォトブックへの掲載

弊社で設計監理をさせていただきました、「豊橋の住宅/House in Toyohashi」の写真が「UENO JUKEN/上野住宅建材株式会社」さんのフローリング採用事例のフォトブック(2023)に掲載いただいております。

UENO JUKEN さんは、主に欧州を中心とするメーカーより建材を30年以上に渡って輸入販売されていまして、「豊橋の住宅」では、床暖房対応の複合フローリング材(ヨーロピアンオーク)を採用しました。
以前にもカタログへの掲載をいただいていましたが、今回は商品一覧のカタログとは別冊のフォトブックにご紹介いただきました。
このブックには、著名建築家へのインタビュー記事もいくつかあり、他の建築家がどのような視点で素材選びをされたのかも知ることができます。専門家も参考になりますね。

blog category:豊橋の住宅
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2023-12-28 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

田都会のみなさんと

hm+architects 一級建築士事務所としての設計活動と併行して、「田園都市建築家の会」に所属する建築家としても活動を行なっています。
この「田園都市建築家の会(でんえんとしけんちくかのかい)」正式名ではやや長くなりますので、関係者間では「田都会(でんとかい)」という略称を使用しています。

田都会での活動は、主に「自分にあった建築家との家づくり」をお考えのエンドユーザーに向けた建築家紹介+設計提案ですが、土地探しから資金計画まで含めた、建築家との家づくりに必要な様々なサポートを行なっています。

メンバーとしては、現在14名の建築家と2名のディレクターを中心に、建築系サポーター企業が35社ほど賛助会員として連携していただき、定期的に専門家同士の勉強会、業界内で最新の情報交換を行なったりしています。

先日は、田都会関係者の懇親会(忘年会)が開催され、たまプラーザにてお店を貸切って50名弱の人数で対面の交流を深めることができました。
例えば自分は採用したことがない建材・製品でも、他の建築家メンバーが使ってみた実際の印象、メリット・デメリット、コスト、メンテナンス性など、建築家同士のリアルな会話もできますし、あるいはサポーター企業・メーカーさんの内情なども雑談の延長でいろいろな本音の意見交換ができるため、有意義でかつ飲食しながらの楽しいひと時となります。

昨年までのコロナ渦ではこうした会を開きにくかったのですが、集まると「やはり対面での情報交換ができる懇親会がいいね!」と皆さんおっしゃっていました。
ただこの日は皆さん特に盛り上がってあっという間に予定の2時間半が過ぎてしまい・・
写真を撮り忘れてしまいました(他のメンバーに聞いても同様でした)。

参考までに、夏(9月)の懇親会の様子、集合写真を1枚アップさせていただきます。
田都会の活動は、こんな感じで様々な立場の方がフラットな関係で集まれるB to B のプラットフォームでもあります。
こうした懇親会の、ちょっとした「メンバーの息抜き+自己研鑽」が同時にクライアント(エンドユーザー)への価値提供に繋がりますので、これも設計の仕事の一環だと言えますね。

みなさん今年一年、お疲れ様でした。また来年の開催も楽しみにしています!

blog category:etc.
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2023-12-18 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

media/新城の住宅がA-Styleに掲載されました

弊社で設計監理をさせていただきました「新城の住宅/House in Shinshiro」が
アーキテクツ・スタジオ・ジャパン Member’s Magazine「A-Style monthly」2023年12月号に掲載されました。

建て替え計画のご相談で敷地を見させていただきますと、既存住宅の北側に隠れてひっそりと広がる美しい竹林がありました。
この竹林については訪問前に詳しくお聞きしていなかったのですが、私たちはこの地を特徴付ける特別な存在であると、第一印象で強く感じました。
そこから建築へのご要望を盛り込んだ設計のアイデアが展開され、混構造(RC造+木造)の実現案に至っています。

一般書店に並ぶ雑誌ではありませんが、誌面では「竹林を受け継ぐ住まい」というタイトルで、2ページご紹介いただきました。

blog category:新城の住宅
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2023-12-08 | Posted in news, blogNo Comments » 

 

media/豊橋の住宅がLiVESに掲載されました

弊社で設計監理をさせていただきました「豊橋の住宅/House in Toyohashi」が
雑誌の『LiVES』2024年1月号別冊(2023年11月15日発売)に掲載されました。


LiVES VOL.124 は 「至高のリノベーション・注文住宅大図鑑」
というタイトルですが、大きく3つの特集内容で構成されています。

特集1:リノベーションでやりたいこと、全部見せます!
特集2:憧れの注文住宅最新案内
特集3:その道のプロがこだわる家づくり

このうち、特集3の設計事例の1つ

・グリーンショップオーナーの家
「植物を眺めて緑とともに暮らす庭が主役の家」

というテーマの取材記事で4ページ紹介いただきました。

こちら「豊橋の住宅」のオーナーは、植物とインテリアを提案する園芸店「garage」代表の二村昌彦さんです。
愛知県豊橋市でスタートしたgarageさんは、現在、名古屋、横浜、東京、立川などで
garage[ガレージ]Rust[ラスト]noni[ノニ]3つのブランドを展開されています。
ご興味のある方は是非一度お店にも足を運んでみてください。

二村さんから設計へのご要望は主に
緑豊かな周りの環境に合う、どの部屋からも庭を眺められる家!
でしたが、竣工お引渡し後もご自身で庭の植栽やインテリアアイテムに手を加えられていますので年々進化しています。
さらに今後発展させるアイデアを準備中とのことで・・さすが「その道のプロのこだわり」ですね。

LiVES VOL.124 は、全国の書店に並んでいると思います(websiteでも)
よろしければご覧ください。

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2023-11-15 | Posted in news, blogNo Comments » 

 

中部大学キャンパスにて

愛知県春日井市にあります中部大学で、2023年度・秋学期も非常勤講師としてお世話になっています。
2016年から設計製図の演習指導と座学の講義の2つの授業を担当させていただき、早いもので8年目となりました。

前職の第一工房時代から、大学内のいくつかの施設設計に担当者としても関わっていましたので十数年前からキャンパス内は全般的に知っているつもりですが、季節や時間帯のわずかな違いでも、新たな風景に出会う発見が今もあったりします。

朝早く到着した授業前や休憩時間などに散策し、スナップ写真を撮ってみました。

△写真の建築設計はそれぞれ第一工房の先輩方が手掛けられたものです。
左手奥:30号館、中央:19号北館ブリッジ、
右手:20号館(耐震補強:川口衞構造設計事務所と協働)

どのプロジェクトも、建築の立面・開口部のプロポーションを何度も検討されたのだと所内で聞きました。
20号館は約半世紀前の設計ですが、中部建築賞を受賞された端正な立ち姿は健在です。

左手前の池と緑地はキャンパスの中央に存在し、大学敷地内とは思えないほど美しい景観をつくり出しています。

上記の池に連続する緑地の先には、伝統的和風建築の「洞雲亭(どううんてい)」とそのアプローチ空間があり、木漏れ日の中を気持ちよく散策することができます。

また、中部大学内では
作庭家、岡田憲久さんによる庭を楽しむこともできます。
2箇所、写真でお伝えします。

△ 2号館の中庭「みなもの庭」

△ 25号館北側の中庭「花鏡のある庭」

どちらも水盤のある作庭により、キャンパス内にそれぞれ異なる静謐さをもたらしています。

△51号館 から外部の池を見る

学内には学生食堂が7箇所ありますが、こちらはキャンパス内で最も北側にある食堂(51号館学生ホール・外構共/設計:第一工房)です。
写真は利用者がいない朝の撮影ですが、南側に見える竹林の緑が池にも写し出され、以前知っている見え方とも少し違う景色を目にすることができました。

この建築の設計ではフロアの一部分、池に近い範囲で床を下げています。
利用者の視線を水面に近づけ、水盤の存在を体感しやすくする狙いがありました。
このプロジェクトの設計当時、所内で私は作業の一部に関わったため、この空間には個人的な想いもあります。
設計作業中、設計チーフの先輩から
「伊原くん、あまりお金かけなくても何か面白くするアイデアないかな?」
と聞かれ・・床レベルを下げる提案をさせていただいたことを思い出します。

キャンパスは広いため、大学関係者でも日常利用する目的施設以外、あまり知らないということもあるのではないでしょうか。
中部大学を訪れる際に少し時間がありましたら、キャンパス内を散策してみてください。

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2023-11-01 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

田都会 日曜トーク&相談会 10/29(日)

複数の建築家が集まって活動しています「田園都市建築家の会」では、毎週日曜日に所属建築家によるイベント(家づくり相談会 & セミナー)を行っています。

場所:田園都市線「たまプラーザ駅」から徒歩5分
ギャラリースペース 『家づくりCAFE』
神奈川県横浜市青葉区美しが丘1-12-3 第7松美ビル201
日時:10/29(日)10:00〜17:00
担当建築家としてhm+architects 伊原洋光 がお待ちしています。

詳しくは
こちらのページよりご確認ください。

どなたでも無料でご参加いただけます。
建築家との家づくり、建築に関するご相談などは小さな話題でも気になることなどございましたらお気軽にどうぞ。

blog category:出展イベント
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2023-10-23 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

media/TV取材に立会いました

先日、弊社で設計しました「葉山の住宅」にTV取材がありました。

【となりのスゴイ家】という番組(BSテレビ東京)の撮影で、アンガールズ田中さん・遼河はるひさんのお二人が葉山の住宅へロケにいらっしゃいました。
クライアントご家族へのインタビューですので設計者は出演しませんが、建築の話題でサポートできるよう、現地取材に立ち会ってきました。

田中さん・遼河さんのお二人が、主にクライアントの奥様へいろいろと質問しながら・・
明るく楽しい雰囲気で取材は行われ、無事に終了。
取材のはじめ、お子さんはちょっと緊張していたようですが、後半は普段通りに家で過ごせたようです。

お聞きしています放送予定は
11/24(金)BSテレビ東京 21:00 〜
どんな編集になっているのか楽しみです。

ちなみに田中さんは身長188cmとのこと。遼河さんもスラリと長身のお二人でした。
そのため建築の内部空間はクライアントのいつもの生活イメージよりやや小さめに感じてしまうかもしれません・・

竣工後2年ほど経過した外構の植栽も全般的に馴染んで・・
建物の雰囲気も葉山らしいイメージになってきました。

blog category:葉山の住宅
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2023-10-20 | Posted in news, blogNo Comments » 

 

国立近現代建築資料館

先日、東京都文京区湯島にあります、国立近現代建築資料館に行ってきました。

以前は都立旧岩崎邸庭園の入園券売場から国立近現代建築資料館へ入場する動線でしたが、久しぶりに訪問したためか、平日に国立近現代建築資料館の展覧会を見る場合は、湯島合同庁舎正門からアクセスするルートに変わっていました。合同庁舎正門の守衛室に声がけしてから国立近現代建築資料館の入口まで少々奥まっていますので、参考に写真も加えておきます。

現在開催中(2023.07.25〜2023.10.15まで)の「日本の近現代建築家たち 第1部」を終了間際ですが何とか会期内に見学。

本展覧会で紹介されている建築家は
吉田鉄郎、岸田日出刀、坂倉準三、前川國男、丹下健三、吉阪隆正、大高正人、高橋てい一(てい:青偏に光)、大谷幸夫、菊竹清訓、原広司、安藤忠雄
の12人です。

偉大な建築家がズラリと、厳格な人物イメージがそれぞれありますが、親しみやすい似顔絵で表現された看板が出迎えてくれます。
中でも私が前職の第一工房で16年半ほど師事しました高橋さんのイラストは、結構似た雰囲気で描かれている気がしました。


2階の展示フロアへ。
各建築家の初期代表作品の、主に原図が展示されています。

展示は全て無料で見ることができます。
さすが文化庁 国立近現代建築資料館ですね。

建築家、高橋てい一の紹介としては、最初に手がけた公共建築「佐賀県立図書館」(第一工房 +内田祥哉 共同設計/1962年竣工)がピックアップされ、トレーシングペーパーの手書き原図が展示されています。
第一工房のスタッフ時代でも、事務所内で保管される過去の作品図面(原図)をわざわざ引張り出して開くことは滅多にありませんでした。あらためて、このように展示された60年以上前の原図を見ることができ良かったです。

ごく最近でも、著名な建築家の図面資料が海外の資料館に収蔵されることになったという話題があり注目されました。国内の図面資料収集には様々な事情があり難しい状況ではあると聞きますが、第一工房の図面がこのような形で収蔵・展示していただけることに感謝したいと思います。

またこの日は、展示を見た後に国立近現代建築資料館内での会議に参加する予定があり、現在の日本建築学会長(58代)の竹内徹先生や、以前の学会長(52代)和田章先生といった構造設計のスペシャリストの先生方とご一緒し少々緊張もしましたが、以前第一工房の高橋さんと共同で開発された免震プロジェクトの話題を振り返るなど、有意義な1日となりました。

blog category:展覧会等イベント視察
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2023-10-14 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

愛知工業大学・鉀徳館

早いもので、2023年度も9月で半分が過ぎようとしています。

少し振り返りますと・・
先日はバスケットボール ワールドカップの男子日本代表の大活躍で日本中が沸きました。
普段テレビはあまり見ないのですが、スポーツ中継は別で娘と一緒に熱くなって応援していました。
特にフィンランド戦の大逆転勝利は劇的でしたが、その試合後、国際バスケットボール連盟(FIBA)のW杯公式Xでバスケ漫画「スラムダンク」のある場面の一つが、渡辺雄太選手・富永啓生選手がタッチを交わす写真に酷似しており並べて投稿されるなど、「スラムダンク」が国際的に認知されているのも凄い!と感じました。

スラムダンクに関連した話題で・・
今年度前期、設計演習と講義の担当でお世話になっていました愛知工業大学について、大学内の体育館(鉀徳館:こうとくかん)が「スラムダンク」の背景画にチラッと登場しています。
漫画の中では高校総体、愛知県予選の会場シーンとして、この体育館の外観(ほぼ写真の角度)が描かれています。

私は「スラムダンク通」ではありませんが当時、ちょうど目にして知りました。
今年、大学の授業でご一緒しています建築学科の先生にお聞きしてみましたがご存知ないとのことで、あまり知られていない小ネタかも知れません。
井上雄彦さんも下見に来られたのか、あるいは写真資料のみの作画かな、などど思ってみたり。

体育館(鉀徳館)は 1976年竣工、47年目ですがそれほどの古さを感じません。
平面・立面ともシンメトリーな構成で、力強いコンクリート打放し仕上げに軽快な鉄骨立体トラス屋根を用いた対比が凛々しく、秀逸なデザインだと思います。建築学科の学生さんには、学内で良く見て学んで欲しい建築の1つと言えます。

ちなみに、愛知工業大学は昨年の就職率(実就職率98.6%)が全国566対象大学中1位になったとのことです。学生さん一人一人と大学関係者のご努力の結果だと思います。私は非常勤講師として複数年関わらせていただいて、何らかお役に立てたのかわかりませんが、やはり初の1位獲得ということで、喜ばしい話題です。おめでとうございます!

blog category:大学・教育
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2023-09-14 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

壁の下地

設計の現場監理について、どんなところを気にしているか・・
今回は、施工が仕上げまで進むと最終的には見えなくなってしまう「壁の下地」について、「吉祥寺の住宅」の現場状況をいくつかの写真で紹介させていただきます。

上棟を迎えました後に、構造体が露出しているタイミングで、申請をしていました耐震等級の性能証明の立会い検査を受けています。
確認検査機関の検査員の方、構造設計での協力事務所/リズムデザイン構造計画事務所の今野さんと一緒に現場確認(検査は無事に合格)しました。

耐震壁となる構造用合板の釘のピッチや、土台や柱・梁に取付く各種金物をチェックします。

上の写真で合板の色が濡れ色になっている部分は、1階の防蟻処理です。建物は地下のRC造の上部に地上1,2階の木造があり、この部分は地盤面よりかなり高い位置となりますので防蟻は必須ではありませんが、念のため対処しています。

その後の主な工程として、木造部分の断熱施工があります。
設計上、断熱についてはコストや性能などから何が望ましいかは様々な考え方がありますが、今回は構造耐力壁の筋交いやアルミサッシ枠まわりもきちんと充填できる内断熱の高性能 硬質ウレタンフォーム吹付(フォームライトSL-50α)を採用し、丁寧に進めていただきました。

さらに、室内側の気密シート、プラスターボードの施工があります。
写真はビスのピッチまで整えた大変丁寧な仕事状況です。大工の棟梁Tさんの気遣いに頭が下がります。

最終的にはクロス下地+塗装仕上げですが、その準備として、壁・天井のボードのジョイント部に補強布(ファイバーテープ)、ビス頭部にもパテ処理を行う地道な作業が続きます。クラックが少しでも発生しないよう、かつきれいな仕上げ面となるよう、猛暑の中でも下地をきっちりと整えていただいています。

木造・住宅用アルミサッシの窓まわりについては、設計者により納め方もいろいろなケースがあります。
今回は四方枠の額縁をまわすのではなく、下の面(膳板)のみ木製で塗装仕上げ、それ以外の三方は下地クロスの巻込み+塗装としました。

今回、膳板の端部については、窓幅ぴったりに止め、チリ(壁面との差)7mmに仕上がるよう現場監督Sさんと打合せを行いました。
窓枠の三方については、プラスターボードの厚さ分控えたところまでをランバー材の下地とし、窓・壁まわりの精度を確保しています(写真:プラスターボードの施工前と後)。
ちなみに防火地域指定など(壁の防火構造等)法令制限があれば、下地の仕様も異なります。

設計図面を基本とする設計監理ですが、現場ごとにつくり手の方と意見交換しながら、コスト条件やクライアントご要望なども考慮しおさまりを微調整することも重要だと思います。
建築を見る時には、大胆な空間構成に目が向きがちですが、仕上がってしまうと印象に残らないような一般部分の壁・天井・窓枠まわりにもできるだけ気を配ってしっかりとした建築にしたいものです。

外壁の下地についても別記事でまたご紹介したいと思います。

blog category:吉祥寺の住宅
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2023-08-26 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

media/葉山の住宅がHOUSINGに掲載されました

弊社で設計監理をさせていただきました「葉山の住宅/House in Hayama」
雑誌の『HOUSING』2023年8月号に掲載されました。

ずっと快適な家をつくる 間取り・性能・デザイン
というテーマの取材記事ですが、その設計事例の1つとして紹介いただきました。
テーマを紹介する見開きページで風になびくカーテンも、葉山の住宅の取材写真です。


このリビング吹抜けのロングカーテンは、この住宅を特徴づけるアイテムの1つです。
カーテン生地は設計打合せ時に、ご夫妻と一緒に南青山のkvadrat(クヴァドラ)ショールームでセレクトしたものです。

こちらの「葉山の住宅」は

明るい窓と吹抜けがあって、いつも人が自然と集まる家にしたい!

というご要望から設計がスタートしました。
都内から葉山への住み替えでお引越しされたのですが、1年半ほどお住まいになった取材時に日々の暮らしについてお話をお聞きしますと、すっかり地域に馴染んで本当に楽しく過ごされているご様子でした。

ご近所のどなたとも(お子さんも、そのご家族も)オープンなご交流があり
「1週間のうち5日は、家族以外の誰かが遊びにきています」
「みんな、この家は空気がいい、風が気持ちいいって、大人も子ども達も言うんです」
とおっしゃっていました。
個人住宅でありながら、地域の人々の集会施設?と思ってしまうほどです。

もちろん、個人住宅として生活を支える機能と、空間デザインを考えて実現したお住まいです。
今回の取材では、あらためてご家族のプライベートタイムもゆったりと充実したものになっているとお聞きできて、設計者としてはホッとしつつ、同時に住まい手・ご家族の力に感服することとなりました。

全国の書店に並んでいると思います。
よろしければご覧ください。

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2023-07-08 | Posted in news, blogNo Comments » 

 

へザウィック・スタジオ展

都内 六本木の森美術館/東京シティービューで、2023年3月17日〜6月4日まで開催されました展覧会「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」に行ってきました。


世界が注目するデザイン集団、ヘザウィック・スタジオ。
1994年、トーマス・ヘザウィックがロンドンに設立したデザインスタジオで、約30年間の活動で、ニューヨーク、シンガポール、上海、香港など、世界各地で革新的なプロジェクトを数々生み出しています。
展覧会は、ヘザウィック・スタジオの主要プロジェクト28件を日本で初めて展示するもの。ちなみに英語のタイトル「Building Soulfulness」には、「魂がこもっているものを建てる」という意図が込められているそうです。

会場には建築模型が多く展示されていまして、どなたでもパッとビジュアルで楽しめるような形にされたのだろうと思います。イメージスケッチはありましたが、図面紹介は、ほぼありませんでした。
私は、模型を見るのも作るのも好きなので・・建築展ではつい写真を多めに撮ってしまいます。
SNSの広がりと共に、各種展覧会では撮影撮影可能なものがどんどん増えていますので、来場者の多くはスマートフォンを片手に・・という展覧会場の風景が当たり前になってきました。
できるだけ他の来場者が写真に入らないタイミング・アングルで撮る!ことにも、慣れて来たかもしれません。

△ 様々な素材、造形のヒントとなるモデルの数々。

△ 「上海万博 英国パビリオン」
私がヘザウィック・スタジオって凄い!と初めて思ったのは2010年に上海万博で出現したこのパビリオンでした。

△ 2012年の「ロンドンオリンピック聖火台」
模型ディテールも美しいものでした。

△ 「リトルアイランド」
一般的に建設の都合上、画一的になりがちなプレキャストコンクリートでつくりながら、多様な造形が生み出されるようパーツの組み合わせパターンが緻密に検討されて実現。
ニューヨークに行ったら、足を運んでみたいです。

△ 2019年「ヴェッセル」
こちらも話題となりました階段だらけの・・垂直公園です。

△ 2022年「グーグル・ベイ・ビュー」
BIGとへザウィック・スタジオが設計した、アメリカの Google 新社屋です。
プロジェクトの規模がどんどん拡大していき、凄いですね。

△ プロジェクト模型、いろいろ

△ 巨大なサイロの一部を大胆にえぐりとって建築に転用!

△「麻布台ヒルズ/低層部」
日本の東京で話題のプロジェクト。建設工事中です!
完成したら、相当なインパクトですね。

こうした模型は、模型製作の専門家によりレーザーカッターでアクリル板を緻密に切り抜いたりするパーツの使用や、3Dプリンターの模型製作なども当たり前になっています。
弊社でのスタディモデルは自分の手で扱いやすい素材が中心なので、これらの展覧会模型とは別の表現ではありますが、楽しく模型を拝見し、きれいな製作・見せ方などに刺激をいただきました。

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2023-06-05 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

祝上棟

進行中のプロジェクト「吉祥寺の住宅/House in Kichijoji」は、無事に上棟を迎えることができました。


棟上げ作業後、日を改めまして、クライアント・工事関係者と共に上棟式も執り行うことができました。
棟梁のTさん、現場をよろしくお願いいたします。

この住宅は、地下1階のガレージ部分を鉄筋コンクリート造、上部1,2階を木造とする混構造の構成です。
下部構造(ガレージ部分)のコンクリート打設作業を振り返りますと・・

コンクリート打設時の写真からも、多くの方々の力が注ぎ込まれていることがわかります。
毎度のことですが私も打設に立会い、良い仕上がりに貢献できるようタタキ作業もしてきました。
コンクリート打設は何度経験しましても担当する監督・職人さんも現場ごとに異なるため、しっかりとしたコンクリート躯体として仕上がるか、設計監理者もいろいろと気を遣います。

こちらは型枠を外した(脱型)直後の写真ですが、コンクリート躯体の水分が多く残った黒光りするような表情を見ることができます。
コンクリートを流し込む時間の経過が仕上げ面に表出するため、特に「アナログ」を感じる部分ですね。

建設現場では当然のことですが、それぞれ異なる職種の方々の仕事が積み重なって進んでいきます。
ものづくりの現場はローテクな作業も多く、人の手から手へ仕事のバトンパスが続きますが、そうした経緯を関係する方々と共有するのも建築の大きな楽しみの1つだと思います。

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2023-05-30 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

event/建築家展(鎌倉 2023.05.03-07)

2023年5月3日〜7日に開催されます建築イベントにお声掛けいただきました。
(建築家との家づくりをサポートしています、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン主催のイベントです)

建築家展 in 鎌倉芸術館 〜

神奈川県「鎌倉芸術館」 で開催されます建築家展に参加させていただきます。

日時:2023/5/3 (水)〜5/7(日)の5日間
   全日程共通 11:00~18:00 入場無料
※上記のうち、hm+architects は 5/3〜5/4 の2日間の参加予定です。

場所:鎌倉芸術館 ギャラリー1
   神奈川県鎌倉市大船6-1-2

↓イベントの詳細は、
こちら をご参照ください。

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2023-04-29 | Posted in news, blogNo Comments » 

 

event/家づくり相談会(横浜 2023.04.22-23)

田園都市建築家の会では、4/22(土)・23(日)の2日間、建築家セミナー&家づくり相談会を開催します。
田園都市線沿線で「住み替え」や「建て替え」をご検討中の方を対象に家づくりに関する具体的なお悩みにじっくり相談できる機会を設けました。土地・中古物件探しに苦労されている方のご相談もお受けいたしますので、この機会にぜひご活用ください。

hm+architects一級建築士事務所 伊原は、4/23(日)を担当します。
ご予約・お問い合わせは、下記「田園都市建築家の会」ページよりお願いいたします。
https://www.denen-arch.com/post/12116

<プログラム>
【第1部】建築家セミナー 13時~14時
・建築家が考える「田園都市の住まいとくらし」
・物件探しに役立つ~田園都市線沿線の土地・中古物件の最新情報
【第2部】建築家相談 14時~16時
・ご相談例)建て替えかリフォームか、建築家の家とハウスメーカーとの違い、土地探し相談、資金計画等

<担当建築家>
・22日(土) 臼井徹(U建築設計室)・高橋隆博(アトリエ秀)・吉田立(リツデザイン一級建築士事務所)
・23日(日) 伊原洋光(hm+architects一級建築士事務所)・宮﨑俊行(宮﨑建築設計室)

<会場>
横浜市青葉区美しが丘1-12-3 第7松美ビル201
(東急田園都市線「たまプラーザ駅」北口より 徒歩5分)

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2023-04-18 | Posted in blogNo Comments » 

 

2023年度 大学授業スタート

2023年度4月、大学・非常勤講師としての授業がはじまりました。
毎年のことながら、キャンパス内のメインストリートの新緑から「新学期スタート!」という雰囲気を感じます。
キャンパスの設計では、施設を設計するだけでなく緑化計画もとても重要になりますね。

前期、愛知工業大学の建築学科では、主に学部3年生が受講する座学「建築ディテール」と設計演習「設計製図Ⅳ」を担当させていただきます。
新型コロナウィルスの話題も落ち着きを見せ、授業形式はようやく通常の対面授業に戻るかたちとなりました。以前、遠隔授業も経験しましたが、やはり対面で行う授業のライブ感、複数の学生さんが同じ教室でお互いの活動が見えて刺激もある環境は良いものだなぁと、初回授業を終えて実感しました。
愛知工業大学での設計指導も気がつけば9年目を迎えるのですが、今年は設計製図で指導者1人が受け持つ学生さんの人数が過去最多でした。
3コマ続きのエスキス指導は気力も体力も目一杯使って取り組むことになりそうです。

大学での授業、進行中の設計実務とも、エネルギーを込めていきたいと思います!

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2023-04-14 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

耐圧盤の配筋検査

進行中のプロジェクト「吉祥寺の住宅/House in Kichijoji」は現在、基礎工事中です。

建築は、地下1階部分をRC造、地上1、2階を木造とする3層のフロア構成・混構造ですが、先日、最下階の床レベルとなる耐圧盤の配筋検査を行いました。

写真は、耐圧盤(厚さ:300mm)の中に、梁型を内蔵している状況(写真右側)です。掘削・床付け面も配筋も全てフラットなので施工性も良く、地盤の不同沈下に対して影響を受けにくい構造モデルとなっています。

この日は、設計監理で現場をチェックする検査に加え、確認検査機関に依頼しています「住宅性能証明(耐震等級)」と、「住宅瑕疵担保責任保険」の立会い検査も行いまして、それぞれ無事に合格となりました。

今後のコンクリート打設では、壁+上部スラブで打放し仕上げがありますので、事前にしっかりと施工者と打合せ・準備等をして進めたいと思います。

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2023-03-17 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

media/architecturephoto掲載「蒲郡の店舗併用住宅」

建築と社会の関係を視覚化する webメディア「アーキテクチャーフォト」
弊社で設計監理をしました「蒲郡の店舗併用住宅/House in Gamagori」を掲載いただきました。
https://architecturephoto.net/174053/

国内外の建築系の話題が豊富に展開されているウェブサイトです。

掲載は、写真・図面・テキストによる建築解説となっています。
よろしければご覧ください。

また、同インスタグラムでも写真を紹介していただいております。
https://www.instagram.com/architecturephotonet/
多数の建築事例がある中、2023年3月16日にUPされたものを見つけていただけますと幸いです。

blog category:蒲郡の併用住宅
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2023-03-16 | Posted in news, blogNo Comments » 

 

media/NHK佐賀放送局より取材を受けました

佐賀県佐賀市にあります「佐賀県立図書館」1963年〜(共同設計:第一工房+内田祥哉)が60周年を迎えます。その話題を中心に、NHK佐賀放送局のニュース番組で紹介されました(7分ほどの動画です)。

佐賀県立図書館の設計について、第一工房の関係者としてZoomで取材を受けまして、恥ずかしながら少し話を(数十秒)させていただきました。

NHK佐賀放送局(2023年3月2日放送動画)
クローズアップ佐賀「 岐路に立つモダニズム建築」

https://www.nhk.jp/p/ts/ZV244PGPP2/movie/

ニュースの中に、設計者として第一工房代表の高橋さんと内田先生のお二人を紹介する部分が少しだけあるのですが、関係者からしましても貴重な映像だと感じました。実際にお二人と面識のある方は、とても懐かしく思われるのではないでしょうか。

事前の取材時には、私たちが前職でお世話になりました第一工房 代表の高橋さんについてのエピソードや関連する書籍、私が以前「佐賀県立図書館」を見学した際の印象などを聞かれましたのでいくつかお伝えしていました。
最終的な放送では、コメントの一部をTVの限られた時間の中に違和感なく組み込んでいただけたように感じ・・正直なところホッとしています。
NHK佐賀放送局で企画段階からご担当された真野さん、素晴らしいご準備と映像のまとめまで、どうもありがとうございます。

また第一工房では100名以上のOBがいる中、今回の取材が私のところにあったのも何かの縁ではないかと勝手ながら感じています。

高橋さん晩年期の第一工房スタッフとして、設計以外の鞄持ち的なことも含め、多くの場所へ愛車のマツダRX-7(FD3S)に乗りご一緒させていただいたことが思い出されます。高橋さんと担当の現場へ向かう途中で、過去の逸話などいろいろとお聞きしました(個々のエピソードはどこかでまた触れてみたいです)。時にはRX-7を運転するよう言われましたし、またお一人で打合せに外出された際に、故障してしまった愛車を路上に置いて(打合せに遅れないよう、なんと乗り捨て状態で)向かわれた後、私が回収しに行って警察とJAF対応をしたこともありました。
そして設計プロジェクトでも重要な案件を多く担当させていただきましたが、中でも「白河市立図書館」は何か関連があるかもしれません。白河は結果的に高橋さんが手掛けられた最後の公共建築で、取材された佐賀県立図書館は最初の公共建築の設計です。ちなみに高橋さんが佐賀の図書館を設計されていた年齢と私が白河の図書館を設計させていただいた年齢も同じという偶然もあったり・・

佐賀県立図書館については、今も現役の図書館として利用され管理されている方々の姿勢がすごいと感心します。ただ同時に「モダニズム建築だから大切に残せば良い」という単純な話でもないとも感じます。古い公共建築を現代のニーズに適合させ、活用するには課題も多く存在します。まず耐震の問題(改修済み)とバリアフリー化、設備の全面的な改修は費用をかけて行う必要がありますが、60年前と現在では人々の暮らしやニーズも大きく変化し、古い施設を工夫して資料や装備、建築プランの見直しなどをしても(建築空間の不足はどうしても生じると思われ)図書館として高いサービスレベルを保持することはかなり大変な気もします。これは白河市立図書館の設計経験からも実感するところです。
今後、増改築や用途変更(コンバージョン)等の可能性を含めた様々な議論の中で、建築の保全と活用が良い形で続いてほしいものです。

今回、NHK佐賀放送局で紹介いただいたニュースにより、佐賀県立図書館、隣にあります市村記念体育館(設計:坂倉建築研究所)、モダニズム建築全般についてやDOCOMOMOの活動など、一般の方に少しでも理解が広がるといいなぁと思います。
さらに佐賀地域での放送に限らず知っていただけたらということで、私なりにブログでも紹介させていただきました。

図書館が60年間 佐賀の方々に愛されて・・きっと高橋さんも内田先生も喜んでくださっていると思います!

blog category:etc.
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2023-03-04 | Posted in news, blogNo Comments »