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Light Capsule

先月のことになりますが、ガラス作家の Peter Ivy(ピーター アイビー)さんが手作りで制作しています、Light Capsule(ライト カプセル)と名付けられた照明器具を見に行ってきました。

お月様のようなサインが印象的な、「51% Tokyo」(五割一分:ごわりいちぶ)さんの東京ショールームです。(代々木公園に近いこちらへ移転されたのは2021年の2月)

現在設計中の住宅プロジェクトで、しばらく前からクライアントと建築のイメージに合う照明器具を探していましたが、こちらの画像をwebで拝見し、一度足を運んでみたいと考えていました。

またこちらで扱われています、ピエール・ジャンヌレの家具を見ることができるのも、もう1つの楽しみです。

ペンダント照明の Light Capsule は、大小2サイズあります。そのうち、お目当ては写真右側の大きいタイプ(高さ約40cm)です。写真の左奥に見えるのが小さいタイプ(高さ約20cm)。

実物を拝見しますと、手づくりのため、フォルム、ガラスの質感(細かな気泡の入り方)など1点1点、少しずつ差があって、独特な存在感を感じます。フィラメントは長く、ガラス越しに光が揺らいでいるようにも見え特別な味わいがありました。何と表現して良いか・・LEDも様々に進化していますが、これはちょっと出せない雰囲気でしょう。web画像で器具を詳細まで拝見していても・・やはりこの質感は実際に見ないとわからないところだと思います。

照明を消した状態でも1つのアートワークのように見え、とても美しい照明器具です。存在感がありながら、どんな風景にも自然に溶け込んでくれそうです。

上記のように弊社で一度ショールームを訪ね、サイズや質感、フィラメント交換やコード延長は可能かどうかなど、器具の事前確認を行いました。その数日後クライアントご家族と同ショールームにご一緒させていただきました。ご夫妻とも、繊細なデザインと質感(ガラスや金物)、サイズ、光の様子も含めとても気に入ってくださいましたので、ご案内できて良かったです。実現に向けてさらに検討を進めていきたいと思います。

現代の技術革新で合理化を進めるもの、アナログな質感を求めて特別な空気感を生み出すもの、プロジェクトごとにこれらを適切に配置していくところがなかなか難しく奥深く、また同時に楽しいところでもあります。

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2021-10-18 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

ダウンライトの検討

現代の建築設計において照明器具は、必要不可欠な設備と言えます。また空間デザインにおいてもイメージを左右するため、しっかりと緻密な計画にしたいところでもあります。
照明器具も各種ありますが、今回は器具の存在としては控え目な、ダウンライトについて少しお伝えしてみます。

ダウンライトには「グレアレスダウンライト」と呼ばれるタイプがありますが、グレア(glare)=「まぶしさ」、レス(less)=「より少なく」の名前の通り、「まぶしさの少ない」ダウンライトのことを指します。設計者は、コストと性能、デザインのバランスを考えながら照明器具を選定しますが、施設用の照明に限らず住宅用でも、このグレアレスの採用例が増えてきていると思います。

写真でご紹介していますLEDダウンライトは、グレアレスでかつ光の質をコントロールするオプションレンズを組合わせることが可能なものです。これまで、広く流通している器具でこのような複数の調整機能があるものは、聞いたことがありませんでした。
先日、主に特注の間接照明などを手掛ける「株式会社ひかり」さんよりそうした多機能な製品を取扱えることになったとご紹介がありましたので、まずは実物を用いたライティングテストを行なって光の違いを確認させていただきました。

ベースのレンズは、配光が狭角13°、中角24°、広角31° の3タイプ。色温度は、2700K、3000K、3500K、4000K から選択。アルミダイキャストの筐体のカラーも3色、反射板は4種、これらをインテリアの仕上げイメージに応じて使い分けます。さらに勾配天井などにも30°の角度まで調整して設置ができるアジャスタブルタイプもセレクト可能です。パワーも、白熱灯60W相当、100W相当の2段階から選定できます。
これに必要であれば、光を拡散させるレンズ3種、光のエッジラインをマイルドに和らげるスムーサーレンズ、配光を偏平に広げるスプレッドレンズ、を選べます。さらにグレアカットするハニカムルーバーまであるため、かなり細かくカスタマイズできるダウンライトでした。

10年ほど前を振り返りますと、照明はLED化への過渡期と言え、LEDダウンライトはまだ製品ラインナップも流通量も少なく、当然ながら今と比較すればかなり高価な存在でした。しかし近年はLED照明が一般化し、住宅でも採用しやすい、安価で様々な機能とデザインの照明器具が揃う状況になっています。

建築の設計事務所としては、プロジェクト初期の段階から、照明のイメージを想定しながら建築のスタディができるよう、照明器具の機能・デザイン・価格のバランスを把握しておくと理想的だろうと思いますが、社会や人々のニーズ、技術の変化に追従できるよう情報収集も欠かせません。
建築の設計は、当たり前ですが常にこうした地道な努力を重ねていくことが必要で・・やはり大変な部分でもあります。と同時にクライアントと新たに生まれる建築のため、様々な諸問題をデザインの総合力で解決することが可能なところが他の行為からは得難い大きな魅力だと感じます。そんな充実感を建築に関係するすべての方としっかり共有できるといいなぁと思いながら、設計活動を続けています。

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2021-10-12 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

works「Furniture – 5」を追加しました

worksページに「造作家具/Furniture – 5」を追加しました。

「葉山の住宅」でオリジナル製作したキッチンボードの内容を紹介しています。
今回は、無垢の木で作るオーダー家具工房「WOOD STUDIO KUZE’S」の久世さんと図面の打合せ、相談をしながらの楽しい家具づくりでした。
クルミの無垢材で組み上げられた家具は、やはり特別な存在感と何とも言えない味わいがありますね。

こちらよりご覧いただけますと幸いです。

works「造作家具/Furniture – 5」

blog category:葉山の住宅
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2021-10-10 | Posted in news, blogNo Comments » 

 

works「余地の住宅」を追加しました

長野県で進行中のプロジェクト「余地の住宅」をworksページに追加しました。

敷地はゆったりと約560坪の広さがありますが、クライアント打合せを経て、建物位置がほぼ定まってきました。敷地全体の模型に手を入れ、建物ヴォリュームを更新しました。まずは簡単な模型写真をUPしてみます。

この模型の縮尺は1/300ですが、建物はサッシフレームを切り抜くなど、頑張って細か目に作ってみました。設計の検討が進むにつれ、なかなかいい雰囲気にまとまってきたと思います。

↓今後こちらの
worksページ「余地の住宅」
の内容も進捗に合わせて、更新していこうと考えております。

引き続きよろしくお願いいたします。

blog category:余地の住宅
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2021-10-09 | Posted in news, blogNo Comments » 

 

2021 Fall semester

今週より、2021年度 中部大学 秋学期の担当授業が対面形式ではじまりました。
こちらで授業を担当させていただき、早いもので今年で6年目を迎えます。

対面授業の初回(10月8日)は、気持ちの良い晴天に恵まれました。

緊急事態宣言の発出により、先週と先々週はリモート(講義動画を作成して配信する)授業を開始していましたが、本日は学生さんとの対面授業です。130名ほどの学生さんとの対面授業を行いますと、やはりライブ感もあり本来の形式はいいなぁという印象です。
ただ、昨年まで選択科目だった座学の担当授業が、今年は必須科目へ変更されましたのでこれまで以上に気を引き締めていきたいと思います。

少し振り返りますと、こうしたリモート授業も昨年の春に否応無くはじまりました。その後1年以上経過し、もはや授業の形式としては標準対応の1つになって来た感じもあり・・いろいろな社会の変化も含め、驚かされますね。

授業の後、久々ですのでキャンパス内を少し歩いてみました。樹木や陽射しから、少しずつですが秋の気配も感じられます。

建物は、以前自分が前職で最後に設計させていただいた施設(中部大学 不言実行館/ACTIVE PLAZA、2015年竣工)です。
当然ながら各所に経年変化があり、その確認もまた設計の勉強になるものです。

ちなみに既存の校舎へ伸びる外部通路のウッドデッキ材は、「セランガンバツ」を当時採用しました。当時のデッキの赤茶色はほぼ抜け、全体がグレーっぽくなり味が出てきました。

同施設の6 F(カフェテリア)の外部テラスより。
ここからは、遠方に名古屋駅付近の高層建築群を見ることができます。
視線が遠くまで伸びると、単純ですが気持ちも少しおおらかになるような。

2022年の1月まで続く今後の講義のこと、現在設計をしている建築のことや、これからのプロジェクトについて、少し考えてみたりしました。
この秋も自分なりのチャレンジをしながら、それぞれ頑張っていきたいです!

コロナ禍を経て、社会全体が良い方向へ一歩ずつ前進するよう祈っています。

blog category:大学・教育
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2021-10-08 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

片道200km超ですが

長野県で進行していますプロジェクトについて

計画地は、車の移動で弊社から片道200km以上離れた場所となりますが、日帰りで(誰かに会うこともなく)敷地の確認を行ってきました。
これまでも敷地調査やクライアントとの打合せを現地で行ってきましたが、同じ敷地でも季節や天候、時間が変化しますと、それぞれ違った土地の様子を知ることができ、その都度気づきも得られます。
今回は、計画建物の外周ラインをビニル紐で示し(簡便な縄張り)、イメージの確認をしました。以前にも1度行いましたが、設計内容を徐々に詰めていく中で、あらためて建物配置も調整し、距離感などをチェックすることができました。
大自然の中、ゆったりと広さのある敷地での設計に、私たちもワクワクしながら作業を進めているところです。

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2021-09-19 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

media/homify(日本)に紹介されました/15の土間床スペース

WEBマガジン homify(日本)

特集記事「玄関・キッチン・庭にも変わる!15の土間床スペースの作り方」に
hm+architects 設計「犬山の住宅」が紹介されました。
多目的に使うことができる、土間床のある住宅設計15事例のうち、14番目に掲載されています。よろしければご覧ください。

https://www.homify.jp/ideabooks/8289069/玄関・キッチン・庭にも変わる!15の土間床スペースの作り方

<homify(www.homify.jp)>
ドイツ、ベルリンを拠点に置くオンラインプラットフォームで
建築、インテリアデザイン、家具デザイン、庭デザイン、その他暮らしに関わる小物等まで紹介しているウェブサイト。
日本を含め23カ国に配信されています。

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2021-09-13 | Posted in news, blogNo Comments » 

 

LED照明へ減光フィルム

「葉山の住宅/House in Hayama」の照明について

奥様よりキッチン、ダイニングの照明がちょっと眩しく感じる(日頃から眩しさが苦手)というお話があり、眩しさを軽減する調整を行いました。ご主人はそのままでも特に気にならないとのことでしたが、ご家庭内で長く利用される奥様の感覚に合わせた調整をしたいと思います。

△ダイニング・キッチン部分のダウンライト状況(減光調整前の写真)

設計では照明のシュミレーションを行い、机上面や床面の照度、各所の反射率、色温度なども含め確認して計画を進めましたが、実際には明るさの感覚に個人の差はやはりあります。
LED光源は、消費電力も少なく、電球の交換も不要で、近年は安価な製品となって照明器具の主流となりました。しかし照度は同じでも、LED光源は白熱電灯に比べ光が一定の方向に集中して出ているので、眩しく感じる状況(グレア)は、ある程度はどうしても残ります。

「眩しいので光を和らげたい」という場合、特にグレアを抑える仕様の照明器具を選定するか、設計時に標準仕様でも照明器具とスイッチ部を調光仕様にしておけば照度を下げる対応については問題なくできます。ちなみに器具の仕様が良いもの、調光箇所が多くなればその分費用もかかってしまいます。
今回の計画ではリビングや個室の照明に限り調光にして、キッチン・ダイニングは全体のコスト調整時に非調光タイプとしていました。
一般に、天井面に設置した埋込み型のLEDダウンライトは、以前の電球交換のように光源部のみを交換することはできませんので、ダウンライト本体ごと別の器具へ取替えとなってしまいます。
あるいは、光源はそのままで拡散光となるフィルター要素を追加してグレアを抑えることが可能かどうか・・。
そこで今回は、後者のダウンライトの光を拡散・減光させるフィルムの検討をしました。住友スリーエム「ディフューザーフィルム」というものを取寄せ、光源部分に合わせ円形にカットして貼ってみました。


写真左:カットする前のフィルム(裏面)
写真右:中央円形部分にフィルムを設置した状況(緩やかな曲面でしたがΦ33mmにカットし、手仕事には見えないくらい、うまく馴染ませることができました)

劇的に変わるというものでもありませんでしたが合計6灯、一定程度グレア(眩しさ、見えづらさ)を軽減できたと思います。
設置前に照明を点灯した同アングル写真を撮り忘れ、比較画像でなくてすみませんが・・

設置後の様子を奥様に確認していただき「柔らかい光になったので大丈夫です」と喜んでいただけました。
使用したフィルムは簡単に剥がすこともできる状況でしたので、貼ったり剥がしたり調整もできそうです。ただしLEDダウンラウトの減光専用と表示されている商品ではなく、各自の判断で使用すべきものと思います。

照明計画では、意匠のイメージからは積極的に天井面のLEDダウンライトを採用したい訳ではありませんが、費用対効果という部分ではやはり優位性がありますので、径の小さめのものなどをプロジェクトの内容に応じて配置しています。

設計では建設コストを抑えるよう全体のバランスを見ながら、建築空間の見せ方に抑揚をつけるなど、建築の仕様、照明や家具などの配置を決めていきます。どのプロジェクトでも毎回腐心するところですが、ここがうまく整理できますと、実際に要した費用以上に良いイメージが得られます。この差はなかなか一般の方にはわかりにくいところで、難しくもありますが、設計者として腕の見せ所でもあると感じています。

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2021-09-10 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

works「葉山の住宅」の写真を更新しました

弊社website内のworks「葉山の住宅/House in Hayama」の現場写真、解説のテキストを補足してUPしました。

建築工事の内部空間はほぼ整いましたので、弊社でスナップ写真を撮らせていただきました。
植栽工事につきましては、夏の施工時期を避ける必要もあり、しばらく先に施工する予定です。

よろしければご覧ください。

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2021-08-29 | Posted in news, blogNo Comments » 

 

アンサンブル・スタジオ展

1ヶ月ほど前になりますが、東京都港区南青山の「ギャラリー間」で開催中の、アンサンブル・スタジオ展「Ensamble Studio Architecture of The Earth」を見てきました。
新型コロナウィルスの感染拡大防止に関する取り組みから、入館は事前予約制となっており、9月26日まで開催中です。

アンサンブル・スタジオは、アントン・ガルシア゠アブリルとデボラ・メサが主宰する職能横断型チームとして、スペインのマドリードで2000年に設立。他に類を見ない革新的な建築を発表し、世界から注目を浴びています。

フライヤーの写真にもありますが、巨大な屋外彫刻のような作品を見ますと、本当に建設したものですか?と目を疑うようなものばかり。

展示は、主に模型と映像による作品紹介。
建設プロセスも映像で紹介されています。荒々しい表現としてそのような製作方法に辿り着いたのだと思いますが、とにかく鉄筋コンクリートでつくる様子は、かなりワイルドで驚かされます。

3Fの屋内展示

フライヤーで写真になっている作品

展示の模型を見ていますと・・はじめは彼らの発想がすごいなぁと思っていたのですが、実は展示の土台、石材のように見える部分のクオリティが秀逸で、むしろ作品よりそちらに見入ってしまうほどでした。ビーズ発砲スチロール(EPS)と思われる材を溶かす、着彩する、という技術が実に素晴らしいです。人工物(実際に製作した建築作品、今回の展示模型)を、自然の風景の一部ように見せる感度がすごく高く、自分ではこの表現は全くできないなぁと感心。いままで見た建築の展覧会等の模型で、こうした表現は見たことがありませんでした。

3F 屋外展示
コンクリートで製作された、タワー状の作品。
展示スペースの背後に建つビル群と呼応させているのでは?と感じましたが、意図的ではないかも知れません。

緊急事態宣言の発出前でしたが、展示は順路も定められており
[ 3F→4F→階段で退出 ] というルートでした。
来場者が密にならない環境で、ゆったりと見学できました。

ただ、このところの社会状況では、行きたい美術展や建築の展覧会などあっても、足を運びにくくもなってしまいました。安心できる状況への回復を願うばかりです。

帰りには、下階のToToブックショップにて建築本を少々仕入れ、日々の業務とはちょっと違った刺激を受けた日となりました。

blog category:展覧会等イベント視察
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2021-08-20 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

内装工事中

「葉山の住宅/House in Hayama」の現場は、各所内装工事が進行中です。

一部の内壁と床に使用する磁器質タイルも現場に入ってきました。
サイズは大判の 600mm×1200mm、輸入建材をセレクト。

この大判タイルを、キッチン脇となる壁に設置中。スペーサーでタイルの目地幅を整えてから、目地材を込めていきます。ちなみに幅が広い縦の目地部分には、Fixのガラス建具が嵌ります。
一般の戸建て住宅では、これだけの大きさのタイルをコーナー部分でこのように加工するのは、技術的にちょっと大変なため、あまり見かけないと思います。普通に現場で出来ますかと聞くと難しいと言われてしまう内容だと思いますが、前職での施設設計での経験なども活かし、各関係者の協力を得て何とか手配が整いました。

一般部の内装壁、天井は、下地のプラスターボードの表面を平滑にするため、パテ処理が行われます。ボードの継ぎ目、ビス・タッカーの小さな窪みも埋めていきます。1回で終わる作業ではなく、丁寧に数回繰り返して整えていきます。
今回は仕上げのクロスに、しっくい塗装のように見えるものを設計で指定しましたが、この材は下地の処理が重要になるためです。

内装クロスを施工した後には、照明器具などの取付けを行います。
この吹抜けには、デザインに特徴のあるペンダント照明を5灯設置する予定です。電源コードを垂れ下げて見せる表現となりますが、この準備を数人がかりで行なっている状況。セッティングは思った以上に大変でした。足場が外れた状態で完成形を目にする瞬間がとても楽しみです。

猛暑が続く中ですが、現場のみなさんの頑張りにより、作業も後半の詰めに差し掛かっています。
引き続きよろしくお願いします。

blog category:葉山の住宅
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2021-08-11 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

works「新城の住宅」の写真を更新しました

弊社website内のworks「新城の住宅/House in Shinshiro」竣工写真をUPしました。

今回も、写真家の小川重雄さんによる撮影です。
建築の佇まいを、それぞれ力強く、美しいカットにおさめていただきました。

よろしければご覧ください。

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2021-08-05 | Posted in news, index, blogNo Comments » 

 

屋久島地杉

「屋久島地杉」について、少しご紹介させていただきます。

屋久島の杉うち、
「樹齢1000年以上の保護種」を「屋久杉」
「樹齢1000年以下の保護種」を「小杉」
「樹齢60〜50年以下の人工林を「屋久島地杉」
と呼ぶそうです。

この「屋久島地杉」だけを建材として活用し、その循環性を自然保護へと還元していくことを目指した「屋久島地杉プロジェクト」 に力を入れている企業『チャネルオリジナル』さんと打合せを行いました。

チャネルオリジナルさんは、建材として主に木材を、外装・内装とも扱い、ヨーロッパでの実績のある高性能木製サッシなどの輸入販売なども手掛けられています。

今回、その「屋久島地杉」含め、いくつか木材サンプルをご用意いただきました。
写真左側:「屋久島地杉」内装材 塗装の有無など比較。
写真右上:「屋久島地杉」ウッドデッキ材 無塗装。
写真右下:「レッドシダー」外装材 無塗装。(屋久島地杉ではありません)

本州で広く扱われています「国産の杉材」と比較しますと「屋久島地杉」は「比重が大きく、油分が高い」ことが特徴です。そのため防腐性能、耐久性が高い材料となっています。

持続可能な社会へ
自然保護にもつながる循環性のある建材。
比較的安価で性能が高いこの「屋久島地杉」を、弊社の設計案件に採用できれば・・
と期待を膨らませ、検討しているところです。

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2021-07-19 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

模型スタディ

長野県で現在計画中の新規住宅Project、模型スタディについて

計画地は凍結深度80cmという寒冷地ですが、主体構造をRC造とした外断熱の計画とすることで安全でかつ快適な空気環境の住宅をつくろうと考えています。

平面はシンプルな矩形、天井高さをロフトを含め3.8mほどに設定。RC造の壁(壁式構造)で程よく領域を分けながらも、いつも家族の気配が感じられる一体的な内部空間としています。
眺望と冬の日射を内部に取込むため(ダイレクトゲイン)、南面には大きな窓を設け、かつ南窓側の床を土間コンクリートに。床のコンクリートには温水配管を敷設し、コンクリートが蓄熱体となる「風のない輻射暖房」で、快適な温熱環境をつくる計画です。

また、内部の壁面全般はコンクリート打放し仕上げとすることで、室内の仕上げ材を減らし、躯体のコンクリートを素材として見せるインテリアの表現にもなります。

クライアントとの打合せでは模型を見ながら、全体方針をご確認いただきました。各スペースについてサイズや使い勝手、素材のイメージ、お好みなどを詳しくお聞きしていくなかで、設計としては常に全体のコストバランスも考慮して提案を進めていきます。様々な可能性を考えますと、やはりご希望・理想は膨らんでいくものですが、諸条件を見据えて行きつ戻りつ、bestな案は何か探ります。
クライアントご夫妻と実現する楽しみを共有しつつ・・徐々に案がまとまってきました。

現在、全国的に大きな話題となっています「ウッドショック」の影響をできるだけ受けにくくなるような工夫・検討をしながら、引き続き頑張って設計を進めてまいります。

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2021-07-03 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

現場確認

弊社で設計監理をしています「葉山の住宅/House in Hayama」の現場より。

内部は、大工さんの仕事が進んでいます。
住宅の規模は大きくありませんが、リビングに吹抜けを設けています。
その空間構成が徐々に見えてきました。
屋根がかかる外部空間となる2階のインナーテラスがこの住宅の特徴の一つでもありますが、なかなか良い雰囲気になりそうで・・楽しみです。

外部は、外壁にモルタル下地の「ラス網」が設置されました。
何だかこの金網の状態でも綺麗な見え方です。
この後、モルタルの下塗りへ。

外壁のコーナー(出隅)部分
しっかりと外壁ラインの通りを出すため、ガイドとなる定規をまず取り付け、下塗りが進みます。

テラスの下、外壁と軒天の見切り(材が切替わる)部分には、左官工事で「下端起こし材」と呼ばれる材をガイドとするよう現場にリクエストしています。端部に金物を用いずコストを抑え、意匠としてもシンプルなおさめになります。

建築が仕上がる前の工程がどんなものか・・ご存知ない方も多いと思いますので、現場の進捗についても適宜お伝えしたいと思います!

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2021-06-12 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

オープンハウス(内覧会)のご案内

この度、hm+architects が設計監理をしました新築戸建住宅が愛知県新城市に完成しました。
クライアントのご厚意によりオープンハウス(内覧会)を開催させていただきます。
今週末のご案内となりますが、ご高覧いただけますと幸いです。


日時:5月29日(土)10:00〜16:00(主催/荒川工務店)
   5月30日(日)10:00〜17:00(主催/hm+architects)
場所:愛知県新城市野田 地内
(最寄:JR飯田線「野田城」、新東名高速「新城IC」、駐車スペース敷地内に数台可)

内覧をご希望の方は
mail:contact@hm-a.jp または
tel:045-984-4598にて
氏名、人数、希望日時、連絡先、をお知らせください。
①10:00〜11:00 ②11:00〜12:00 ③13:00〜14:00
④14:00〜15:00 ⑤15:00〜16:00 ⑥16:00〜17:00

場所のご案内をこちらからご連絡差し上げます。

母屋建替えのご計画でしたが、最初に敷地を拝見した時、住宅の背後に広がる美しい竹林が印象的でした。豊橋祗園祭りで奉納される手筒花火の製作に、こちらの竹を提供されているともお聞きしました。

設計では、既存建物の背後にひっそりと潜んでいたこの竹林の存在を見通せるように1階エントランスはピロティ状にし、長い竹を切り出す運搬作業もしやすい建築の構成を考えました。住宅の主な機能は2階に持ち上げられたヴォリュームにほぼ盛り込んでいます。

複雑な仕掛けを設定せず、特に無理をしないような建ち方で、敷地に呼応するよう抜け、伸びやかさ、を素直に実現したいと思いました。

幸い建築の竣工写真は今週、超ご多忙な写真家の小川重雄さんに撮っていただけました。その予備日であった週末に急遽、内覧会を行う運びとなり直前のご案内となってしまいました・・
しかし計画地は、私の出身地から近いこともあり、地元の知人にも見てもらいやすい場所かな、とも思いまして直前ながらアナウンスさせていただきます。ご来場者がいらっしゃらなくても、伊原洋光と伊原みどりは現場に2日間待機しています。
ご興味のある方、ご都合のつく方、よろしければご連絡ください。

ご来場の際には、各自マスク着用でいらしてください。消毒、手袋、スリッパは現地にて用意いたします。建築内部は、窓を開けますと風が比較的よく通る状況ですが、密な状況を避けるよう注意を払いながらご案内いたします。

ちなみにUPした写真は拙スナップ写真です。直前の告知でいらっしゃる方も少ないだろうと内部外部、数枚あげてみました。また小川さんの写真をご紹介できるようになりましたら、ご報告したいです。


「新城の住宅/House in Shinshiro」

主要用途 住宅
設計監理 hm+architects 一級建築士事務所/伊原洋光・伊原みどり
構造設計 リズムデザイン構造計画事務所/中田琢史
施工   荒川工務店
敷地面積 714.34㎡(216.07坪)
建築面積 146.08㎡(44.19坪)
延床面積 194.91㎡(58.96坪)
規模   地上2階
構造   RC造+木造
写真   hm+architects

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2021-05-26 | Posted in news, blogNo Comments » 

 

土地探しから

日曜日は曇天の中、横浜ランドマークタワーへ。
土地探しからご相談をいただいておりましたご夫妻との打合せでした。

候補の土地を購入すると、そこではどんな建築の内容が可能なのか・・
事前にお住まいへのご要望のヒアリング、建築法令上の制限を確認し、近隣の環境を調査。その上でプラン提示をさせていただきました。

車を利用の場合、電車を利用の場合、自転車や徒歩圏での買い物などは、どこで行えば良いか・・
事前の現地調査では、敷地から最寄り駅やその周辺まで様子を確認。途中の商店街で買い物をし、商店街パンフレットも入手してみたり。ゆったりとした空気感が地域全体に感じられました。その地で、おおらかな、豊かな暮らしのイメージを持っていただけそうなプランを考え、説明をさせていただきました。

横浜ランドマークタワーでの打合せの後、2020年にオープンした「BLUE BOTTLE COFFEE みなとみらいカフェ」に立ち寄ってきました。
ブルーボトルの背景にランドマークタワーを重ねて写真を。

カフェのデザインは、芦沢啓治建築設計事務所によるものです。曲線やウッド素材が柔らかさを感じさせる、心地よいデザインとなっています。
おそらく鉄骨の柱には建築法令上必要となる耐火被覆(耐火塗料)が施されていますが、人が触れる高さあたりまでペーパーコードを巻いてカバーするなど、細やかな配慮が見られます。

コーヒーとアボカドを乗せたトーストをおいしくいただき、打合せ後のひと時をゆったりと過ごしてきました。

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2021-05-17 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

家具搬入

土曜日は、愛知県の新城市まで、車で日帰り出張でした。

「新城の住宅」は、完了検査も無事に終え、検査済証も取得できました。
月末の竣工・引渡しに向け、この日は家具の搬入日です。
クライアントと一緒にショールームをまわり、時間をかけてセレクトしたアイテムですが、コロナの影響も受けて注文から約5ヶ月経過。
待望の家具(フリッツハンセン)の到着、組立て、搬入に立ち会ってきました。

無事にテーブル、チェアなど家具をセットすることができ、夜間まで待って、照明の確認も行いました。
調光可能なライン照明、ダウンライト、ペンダントライトは、十分な明るさ・パワーがある設計内容ですが、暮らしのシーンに合わせて光を絞るとさらに落ち着ける雰囲気となります。
家具が加わり、内部のイメージも整ってきました。
何とも言えない嬉しさがあり、じっくりと眺めたり、写真を撮ったりしたいところですが・・時間となり現場を後に。去りがたい感じですね。

梅雨入りとなりましたが、何とか撮影まで無事に行えますように・・

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2021-05-16 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

New project/コンタ模型

New Projectのコンタ模型です。

※建築関係者の多くは、等高線(conter line)を重ねてつくる模型のことを「コンタ模型」と呼んでいます。


少し前になりますが、長野で敷地調査を行いましたNew projectは、その後建築の提案をさせていただき、徐々に検討を進めています。
計画敷地は概ね平坦な宅盤となっていますが、周囲の地形はかなりの高低差があります。現地にてまずは敷地のコンタ模型のみを実際の方位の通りに置いて、建築ヴォリュームを動かしながらクライアントご家族と配置イメージを確認しました。

模型は、約80枚の薄いダンボールを切り出しています。建築や樹木など点景なしの状態でも地形が水平ラインで視覚化され、実際の自然景観とは違った味わいがあります。曲線が近く積み重なる急斜面部分など、雰囲気が出ていい感じです。

また現地では、日の出や日の入、太陽の動きが、春秋分・夏至・冬至でどのあたりに来るかも把握しました。
建築の配置もおよそ定まってきましたので、各種の検討をさらに進めていきたいと思います。

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2021-05-11 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

media/GA JAPAN 163号,169号へ掲載

前職、第一工房で設計を担当しました建築「全労済情報センター」と「白河市立図書館」が、建築専門誌「GA JAPAN」163号、169号にそれぞれ掲載されました。

<GA JAPAN 163号>
東京 1970-2020:100の建築

建築写真家の二川幸夫氏が1970年に出版社を起こしてから50年を迎えるにあたり、あらためて東京の50年の建築をアーカイブから選び、総覧してみるという趣旨でまとめられています。

1970年から2020年まで、東京での100の建築が紹介されていますが、その中に「全労済情報センター」設計:第一工房(担当/伊原みどり)が掲載されています。

<GA JAPAN 169号>
日本 21世紀×20年:100の建築


2020年が終わり、21世紀に入りちょうど20年が経過。情報技術革命、政治、経済、技術の激動の時代、あらためて変革の20年の建築をアーカイブから選び、総覧してみるという趣旨でまとめられています。

2001年から2020年まで、日本での100の建築が紹介されていますが、その中に「白河市立図書館」設計:第一工房(担当/伊原洋光)が掲載されています。

GA JAPANに掲載される建築は、錚々たる建築家が力を込めた特別なものしかありませんが、その多くの事例の中から今回の2つの特集に取り上げていただいたことは感慨深いものがあります。単純に各年の掲載数を平均で見ますと、163号では2件/年、169号では5件/年、となります。そうした建築PROJECTの設計に第一工房の担当者として関わることができ、建築のあり方や設計への姿勢、施工者と共につくる現場監理についても学ぶ経験をさせていただいたことは、私たちにとりましては何ものにも変えがたい財産となっているとあらためて感じました。

「GA JAPAN」163号、169号は、国内の建築をみてまわる際のガイドブックとしてもとても良い書籍だと思います。雑誌発表の当時、実際に足を運んだ建築に対しても、一定の年月を経て個々にある解説をあらためて振り返りますと、さらに理解が深まる気がしました。
住宅以外の建築にもご興味ある方は、是非手にとってご覧ください。

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2021-05-05 | Posted in news, blogNo Comments »