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光のテラスと防火袖壁
お問い合わせをいただいておりました新築計画について、先日プレゼンテーションさせていただきました。
木造2階建、1階に事務所スペースを併設する住宅の計画です。
交通量の多い大きな道路に面していることから、騒音への配慮やプライバシー等を考慮した建築提案としました。
今回の計画では、2階に住宅のリビング・ダイニングを配置し、明るく広いテラス「光のテラス」を設けました。
一般に防火・準防火地域では、内部から外部テラスへ連続する開放的な大きな開口部(窓等の寸法制限により)を計画するのが難しくなるのですが、この「光のテラス」では外周部分を建築法令上「防火袖壁」と呼ばれる仕様の壁で立ち上げることでリビングとテラスを開放的につなぐことを可能にしました。外観からはその開放感が想像されにくいつくりとなっているので、プライバシーを保ったままリビングを安心して開放することができます。
またこうした建築の要素によって、まちの景観としても調和を図りつつ、1つの建築として存在感を示すような佇まいとなれば、と考えました。