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Day Camp 打合せ

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先週末は「Day Camp(デイキャンプ)」に行ってきました。

キャンプがご趣味の1つであるご家族と、ゆったりとした時間を過ごしながら設計の打合せです。
普段、小さなお子さんとご一緒の打合せとなりますが、
「いっそのことキャンプとかしながらお話ができると、子供たちにもちょうどいいかも?」
というクライアントご夫妻からのご提案で、デイキャンプ打合せが実現しました。

肌寒さを感じる季節に行うデイキャンプも清々しく、いい感じです!
テントほかキャンプアイテムは全てクライアントご家族にご準備いただいてしまい、娘も連れて私たち家族はゲスト?のような格好となって(笑)・・

まずは食事の準備から。

 

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別の場所で炭火を起こし、ガスも同時に活用しながらの調理。
ご夫婦の手際の良さに感心していますと
ダッチオーブンで煮込みをしつつ、アヒージョ、ローストビーフ、など
次々と美味しそうなお料理が整っていき、大興奮!!

 

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炭火でのトーストもさすが、いい感じの焼き加減です!

 

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外でゆったり過ごしての食事は特別な味わいがありますね。
本当に美味しく、ご馳走様でした!!

こうしたひと時は、なんだか別世界・・ということがバッチリ実感できました。

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キャンプ場脇の河原では、子供たちが延々と石投げを。

その後、テント内でパーコレータで入れていただいたコーヒーを飲みながら
焼きマシュマロやら生チョコをつまんで皆でまったりと。
気がつけば、あれ?打合せのはずが・・みたいなことになりつつも
やはり日常とは異なる、何物にも代えがたい貴重なひとときをご家族と共有させていただき、楽しい1日となりました。

素晴らしいデイキャンプ打合せをセッティングしてくださいまして、本当にありがとうございました!

 

 

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2019-12-06 | Posted in blog, diaryNo Comments » 

 

JIA環境懇話会/Next Library

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先日、東京都渋谷区神宮前にあります日本建築家協会(The Japan Institute of Architects)のJIA館にて開催されました
JIA環境懇話会へ参加してきました。

第17回目を迎えますこの回は、「スターバックス」、「au」、「NISSAN」など大手企業をはじめとする様々なブランディング、アイデンティティマネージメントを主に手掛けるAXHUM Consulting の南山宏之さんにご登壇いただき、
「Next Library  変革する北欧の教育と図書館」というタイトルで、21世紀型の図書館のアイデンティティについてお話いただきました。

北欧の最新図書館事例を3つを取り上げ、各施設の現地での様子、さらには北欧の教育全般に関する話題にまで広げて解説をしていただきました。
各図書館、その運営、市民の利用の仕方など、興味深い内容ばかりです。

 

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写真に紹介されていますのは、フィンランドの首都ヘルシンキに建設されました
ヘルシンキ中央図書館「Oodi(オーディ)」です。

市民が市民の夢を叶える施設として、単に図書館機能を持つだけでなく、アートとテクノロジーの融合をサポートするような活動、イベントスペースなどが様々に用意されています。それぞれの機能がリンクしながら本当に積極的に利用されている状況がありました。ちなみに予算は約1000億円とのこと。そのうち30%が国からの寄付金だそうですが、図書館への大きな期待と力の入れ方が伝わってきます。

北欧の図書館というのは、単に本から知識を得る場ではなく
「市民、一人ひとりの幸せを発見する場」と考えられています!

 

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日本の図書館を改革できないか・・

南山さんが、
日本は行政の方針も基本的に「欠乏充足型の対応」であることが問題!
とお話されていたのが印象深かったことの1つです。
さぁ、ここからどう抜け出すか。
図書館はどうあるべきか、誰がどう決め、どう運用するか。
フィンランドの教育がなぜ世界一か?というマイケル・ムーアさんのインタビュー動画も紹介されたり。
やはり「日本の未来は教育方針にかかっている!」ということで間違いなさそうです。

会場には、建築設計の専門家以外の方も多数参加されており、質疑応答、意見交換がなされました。
私も以前、福島県の「白河市立図書館」を設計担当した経験などから質問をさせていただき、勉強になりました。
また講演直後の会場内で、図書館を全国的に研究されている専門家の方から声をかけていただきました。
なんと白河市立図書館も訪れ、運営面含め高く評価してくださっているというコメントを頂戴しました。
思いがけず、重ねて嬉しい勉強会となりました。

 

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2019-12-05 | Posted in blog, diary, indexNo Comments » 

 

天然ナメコ

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先日、新潟の上越市へ出張に(深夜の車移動で弾丸でしたが)。

合間の時間で、この時期にしかお目にかかれない、天然のナメコを採らせていただきました!
春の山菜採りは何度か経験していますが、秋のキノコ採りは初めてです。

 

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この日は小雨でしたが、現地で木工のオリジナル家具や器を扱う「木也屋」さん(読み:きなりや)の代表をされています大滝剛一さんに、急遽ナメコ自生スポットをご案内いただけることとなりました。

 

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ちなみに、こちらは木也屋さんの店内。異なる樹種、木目・模様の味わいが手作りの器の魅力です。
窓からは、何とも美しい紅葉が見えます。

 

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大木から切り出した無垢材により、テーブル天板をはじめとする家具、椅子などもオリジナル制作することが可能です。
材の大きさ・厚さ、樹種のラインナップともさすが!といった感じでした。
先日も地元のTV局より取材を受けたそうです。

 

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近くの山に分け入ります。
自然林の美しさに感心していると、時々こうした倒木があります。

 

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倒木の根元付近に天然のナメコが自生していました!
樹皮と幹の間の部分に菌が繁殖するようで、この部分が良い環境だと多く自生するそうです。しかし倒木の朽ち方などによって数年でコンディションが変わり、徐々に採れなくなるとのことでした。
ここで見ることができたナメコは、通常売られているのものよりプリッと、しっかりとした良い状態のものでした。1日遅いだけで傘が開きすぎになってしまうそうで、タイミングもベストなものを教えていただきました。
その後、もちろん美味しくいただき、ひと時でしたがナメコ採りで秋を感じて癒され、思いがけずとても良い気分転換になりました。

大自然のエネルギーを受け取ることができましたので
これから冬に向け、設計作業、大学での学生指導など、今まで以上に頑張りたいと思います。

 

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2019-11-27 | Posted in blog, diaryNo Comments » 

 

ショールーム視察

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先日、設計打合せをさせていただいておりますクライアントご家族とともに、都内のショールーム巡りをしてきました。

まずは地下鉄の乃木坂駅近くにあります、CERA TRADINGさんから。
キッチンの水栓金物や洗面、手洗いの衛生陶器など・・
ご要望をお聞きし実際の器具をあれこれ見ながら、デザイン・使いやすさ・価格といったバランスについて設計上のアドバイスなど差し上げ、トータルのイメージを共有していきます。

 

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このCERA TRADINGさんの上階には、建築の展覧会を行う「ギャラリー間」があります。この日、ショールーム壁面のあちこちに、前回「中山英之展 , and then」で展示されたパネルが見られました。店内のイメージにも合う雰囲気で、思いがけず中山さんの優しいドローングも拝見でき、楽しめました。

 

ランチ後は、都内の港区南青山へ。
特に表参道周辺は、ショールムも比較的多く、歩いて回りやすいエリアの一つと言えます。家具、インテリア小物、照明、キッチンなど。建築のイメージと合いそうなアイテムを見ながら会話は尽きません。

 

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オーダーキッチン検討のため、食洗機の視察へ。
根津美術館近くにあります Miel(ミーレ)ショールームにも足を運んでいただきました。

食洗機の使い方や、各モデルの仕様の違いを実物でご確認いただくのが主な目的だったのですが、食洗機の脇にはビルトイン型のコーヒーメーカーの展示もあり・・
会話の流れで、このマシンで入れたコーヒーを試飲させていただくことに。
挽きたての豆で入れるドリップコーヒー、そしてラテやカプチーノも簡単につくってくれます。ミルクの分量もお好みに合わせコントロールし、カップを感知して注ぐ高さをを調整してくれたりと、優れモノ!
ちなみにオプションアイテムでカップ&ソーサーを温めておくウォーマーもあって、まさに至れり尽くせりです。
基本、業務用品ではないそうですが、青山の某有名ケーキ店にも入っているのだとか。

 

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ご夫妻ともコーヒーメーカーは必須アイテムとおっしゃていましたが、まずはみんなで試飲をさせていただき、そのお味にも大満足!
ショールーム視察途中ながらほっと一息、楽しいコーヒーブレイクとなりました。

 

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これまでの打合せの中でリクエストいただいていた話題に近いもの、あるいはそれとは少し違った切り口で組み合わせるようなアイテム、色々なデザインの可能性を探り、最終的には夕暮れ時まで各ショールームをご一緒していただきました。

ご家族との会話の中からご興味が膨らみそうなポイントを見つけ、設計を楽しく進めていけたらと思ってます。

 

 

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2019-11-11 | Posted in blog, diaryNo Comments » 

 

取材

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設計監理をさせていただきました、「豊橋の住宅/House in Toyohashi」で
クライアントへのインタビュー・撮影の取材に立会ってきました。

住宅の内外を元気に駆け回るお子さん達。
こうした楽しい雰囲気で撮影をさせていただくのは、初めての経験で、とても新鮮でした。

お引渡し後の暮らしがどんな様子なのか
デザインだけでなく使い勝手は実際にはどうか
設計打合せではどんなやりとりだったか
など、ライターさんのインタビューによって、改めてこれまでの仕事を振り返ることになりました。

クライアントより
「住みはじめて後から、じわじわと設計上の細かな工夫がわかってくる」
という本当に嬉しいお言葉もいただけました・・

 

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以前撮影していただきました真夏の日差しと違って、11月の光はやはり淡い感じです。秋の空気を感じながらも、植栽はシンボルツリーのギンヨウカエデをはじめ、改良品種の芝(TM-8) など、まだ庭に緑を残してくれていました。

取材記事のまとめには、しばらく時間がかかりますが、どんな写真やテキストになってくれるのか、楽しみです。

 

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2019-11-09 | Posted in blog, diaryNo Comments » 

 

撮影立会

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昨日は、愛知県蒲郡市で撮影に立会いをしてきました。
弊社設計の「蒲郡の店鋪併用住宅/House in Gamagori」は、1階を鉄筋コンクリート造・コンクリート打放し仕上、2階を木造・レッドシダー縦羽目板張りとし、明快に建築の構成を分けた外観表現が特徴となっています。

撮影をしてくださったのは、前回(豊橋の住宅)に引き続き、写真家の小川重雄さん。
手際良く撮影される姿はカッコ良く、素敵です。勝手ながら後ろ姿を1枚、撮らせていただきました。
この日の天気は、幸い台風の影響を上手くかわして終日ピンポイントの秋晴れに恵まれました。
午前、午後、夕景まで各所写真におさめていただきました。

しばらくは写真の編集作業をしていただきますが、データがまとまり次第、弊社Web SiteのworksページにUPしたいとおもいます。
建築がつくりだす陰翳を、小川さんが美しく捉えてくださったのではないか・・と期待が膨らみます。今から仕上がりが待ち遠しいです!

 

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2019-10-10 | Posted in blog, diaryNo Comments » 

 

1年検査

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設計監理をさせていただきました「尾張の住宅/House in Owari」の1年検査に行ってきました。

お引き渡し後、特にトラブルもなく無事に1年が経過しました。
あっという間に感じますが、アプローチ脇の植栽も成長し、建築も外構も以前より自然な感じに見え、馴染んできていました。

クライアントご夫妻にお会いしまして住宅の内部・外部をご案内いただきました。
そして1年間、夏・冬を経験された暮らしについてもご様子をお聞きしました。

ご夫妻の暮らしは、以前のマンション(ワンフロア)での生活から、3階建ての戸建住宅へと大きく変化しています。しかし、もう新しい住宅にすっかり慣れてしまったので当時の暮らしがどんなふうだったか、ちょっと思い出すのに時間がかかるくらい新居に馴染んでしまったとのことでした。

またホームエレベーターについては、将来の工事で対応出来るようにしておくべきかどうか、という話題も以前の設計打合せ時にはありましたが、改修工事を将来行なう場合の手間や費用などを考えますと、やはり新築時の設置が望ましいという結論になり本工事で設置されました。これについては、ご夫妻とも「はじめに設置しておいて大正解!」とお話しされていました。

 

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白さが際立つ外壁も、建築のプロフェッショナルでもあるご主人は、これまでのご経験から汚れなどが目立つのではないか・・と施工の前は少し気にされていました。しかしサンプルでの検証等を行ない、ご納得いただいて決定したこの外壁は、結果的に全くというほど汚れや変化が見られませんでした。
一般に、木造部分での塗り壁についてはきちんとした施工を行なっても僅かにヘアークラックなどが生じることもある(性能面では支障が無いことが多い)のですが、そうした状況もなく、順調と言えます。
そのほかエントランスポーチの軒天部分には、クライアントのご要望から小幅のチーク材を張っていますが、こちらも美観上(反りも目透きもなく)、性能上も全く問題ありませんでした。写真で視認できます、白い壁の下端と木部の軒天材との隙間は、外壁の断熱効果をより高める通気層のスリットですが、デザイン的には単なる目地のように見せるディテールとしています。この通気層(通気胴縁)は建築の外壁全周、最上部のパラペットまで続いて壁面の熱気は屋上へ抜ける設計内容ですが、実際の暮らしで夏冬とも室内での断熱効果はしっかり体感出来たそうで、こちらも健全に機能してくれて、まずは一安心でした。
ちなみに1年検査でおうかがいしましたこの時期は、エアコン無しで自然の通風で気持よく過ごされているとのことです。

 

 

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2019-10-03 | Posted in blog, diaryNo Comments » 

 

Fall semester 04

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非常勤講師として担当させていただいております
2019年度 中部大学工学部建築学科の秋学期、先日 初回講義に行ってきました。
前年度に引き続き、同講座も4年目となりますが、距離はありますので本年度も頑張って通います!

キャンパスの正門を進んだところで、スナップ写真を1枚。
いつも通りの風景なのですが、写真の画角が・・
写真は、新しいiPhone 11で進化した広角レンズを試したもので、これまでのiPhoneとはかなり変わりました。かなりの驚きです。これまでコンパクトデジタルカメラを少し荷物になっても持ち歩いていたのですが、これだけ携帯が進化しますともうメインのカメラにしたい感じです。

 

講義の前には、前職で私が設計を担当しました「中部大学 不言実行館/Chubu University ACTIVE PLAZA」に立ち寄ることが多く、こちらでもとりあえず1枚。

 

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こちらの外観も広角で撮影しました。
画像の角度調整などもしやすくなったので、自分の中ではかなり新鮮です!

 

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朝早い第1時限の開始前、時々このカウンターで講義資料の確認をしています。
何でも広角で撮れば良い訳でもありませんが・・ちょっと楽しくなってきました。

 

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中部圏で最大級の面積を誇る、2,3階の「ラーニング・コモンズ」スペース。
フロア全体で自由な家具レイアウト、様々な運用を将来に渡って可能にするよう柱スパンは通常に比べてかなり大きくした設計です。
専門的な用語では「プレストレストコンクリート造(ポストテンション工法)」を採用し、各階で無柱空間を実現しています。

「仕事は道具」とも言われますが、新たなカメラで写真撮影も楽しめそうです!

 

 

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2019-10-02 | Posted in blog, diaryNo Comments » 

 

蒲郡のケーキ店 Calme(カルム)さんのエントランスから

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愛知県蒲郡市、JR三河三谷駅から北へ徒歩2分ほどのところにあります小さなケーキ店「Calme(カルム)」さん。
先日お店におうかがいした際のスナップ写真のご紹介と、エントランスまわりからこの建築の設計で意識したことを少し書いてみます。

「蒲郡の店鋪併用住宅/House in Gmagori」の1Fが店鋪スペース「Calme」さんです。
鉄筋コンクリート造の打放し仕上の壁に1カ所穴が空いたところがお店のエントランス。

建築全体としては存在感のあるコンクリートの壁で道路の喧噪を避けながらも、お店の顔となる入口まわりでは外部とのつながりを持たせるため、エントランスの扉の両袖をガラスとしています。出入口は壁面の一部を内側に押し込むように凹ませ、それによって出来た壁面の流れは自然とゲストを建物へ導いてくれます。同時に庇の下、エントランスポーチを拡充させることにもなっています。

 

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△店内の様子。写真の手前はケーキ店、奥が多目的スペース。右手は前面道路側(エントランスの木製扉と袖ガラス部分が見えます)で、左手は中庭に面した大きな窓。

内部に入りますと、コンクリートの壁でガードしていた道路の反対側に、中庭が目の前に広がります。コンパクトな内部空間ですがケーキ店、奥の多目的スペースとも、この中庭に面して床から天井までのフルハイトの窓を設け、全体としては庭に向かっておおらかに開かれた構成としています。
細長い矩形ヴォリュームの建築は、床・壁・天井いずれもクライアントの強いご要望でもありましたコンクリートの打放し仕上げとし、内部空間にコンクリートの柱型、梁型が出ないフラットな意匠となるよう構造の検討も重ねました。
また日射の影響を考慮して窓ガラスにはLow-e複層ガラスを採用し、空調設備はエアコンによる冷暖房と床全面に温水の床暖房を敷設しました。

エントランスまわりのデザインについては、外部から見たら少し斜めに扉を引っ込めただけの単純な操作に見えますが、実際の建築空間では、内部と外部の関係が程良く保たれ、建築の静けさの中に動きを与える効果的な仕掛けとなっています(写真は、視線の抜けや建築の動きを感じるアングルで、個人的には気に入っているものです)。そして素材をコンクリートと木(建具・家具)に限定することで、クールさと暖かさ、あるいは強さと優しさを兼ね備えたような表現としています。

またインテリアのグリーンや小物はクライアントのセレクトによるもので、建築に合う素敵な店鋪の雰囲気にしてくださっています!

 

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△多目的スペース。写真左手が前面道路側、右手が中庭.
(中庭の植栽は今後整備される予定です)

 

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△エントランスよりメインカウンターを見たところ

 

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△ガラスのショーケース内には、美味しいケーキが並びます!
写真は「フルーツのタルト」と「モンブラン」です。

 

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△エントランスより多目的スペースを見たところ

 

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Calmeさんの営業日は週2日の金曜日と土曜日で、午後1時からとなっています。
クライアントの奥様が全て仕込みから仕上げまで、一つひとつ丹精込めてつくられる生菓子と焼き菓子です。開店前からお待ちの方が多く、数に限りもあるため連日完売となる人気が続いているようです!

甘いものがお好きな方、建築に興味のある方は
是非一度、足を運んでみてください。

 

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2019-10-01 | Posted in blog, diaryNo Comments » 

 

MA YANSONG/MAD Architects 建築セミナー

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昨日、東京都港区芝公園の「メルパルクホール」で開催されました

第65回 アイカ現代建築セミナー
「MA YANSONG(マー・ヤンソン)MAD Architects/近作について」

に行ってきました。

 

MAD Architectsは2004年に中国出身の建築家、マー・ヤンソン によって設立され、ダン・チュン と 早野洋介 の3名にて運営される建築事務所です。

2006年、国際コンペを勝ち取った、カナダのトロント郊外に建つ高層マンションのプロジェクトを見てもわかるように、曲線を用いた大胆な建築のフォルムを次々と提案し、近年世界的な注目を浴びる存在となって活躍を続けています。

日本人パートナー早野氏のMAD Architectsについての解説テキスト(Web上で確認出来るもの)には、
「東洋的自然観を基に現代社会における新しい建築の在り方の発展に取組み、人々の感情を中心に据えた未来都市「山水都市」のコンセプトを核とし、人と都市と環境との新たな関係性の創出に専心している。」
とあります。

 

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当日配布された資料をブログにあげてみます。

この日のセミナーは、マー・ヤンソン氏お一人で、近作についてのスライドレクチャーでした。時間は90分で、主に建築のフォルムや景観、提案イメージが導き出されたコンテクストについての解説が大半でした。
それぞれのプロジェクトは、建築技術としてはかなり難易度が高い内容だと感じましたが、曲面のファサード、構造・設備含めエンジニアリングについての言及はほぼありませんでした。個人的には、内部空間に対する考え方、素材や色についても何か聞いてみたい気もしました。

レクチャー後、会場からマー氏へ、
「デザインのスタディはどのように行なっているのか?(コンピューターCADによる造形ラインか、手書きのドローイングか)」
という質疑がありましたが
「手書きから導き出されたスタディでないと、なかなか良いイメージのラインにならない」
とのことでした(正確な表現ではありませんがご容赦ください)。

レクチャー全体の流れから私は、建築家マー氏の「この場所には、こういうものがあるべき」という直感的な判断が非常に強く、自信に満ちたそのパワーが数々のプロジェクトを実現させてきたのだろうと感じました。
海外から講師の建築家を招いての(同時通訳)レクチャーは、やはり日常の建築の話題とは異なる視点が意識され、刺激を受けました。

自分たちの建築観を他者へいかに伝えられるか、じっくりと考えてみようと思いました。

 

 

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2019-09-25 | Posted in blog, diaryNo Comments » 

 

オリジナルのフォトアルバム

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設計させていただきました最新の住宅事例「豊橋の住宅/House in Toyohashi」のフォトアルバムが先日、完成しました。
このアルバムをクライアントご家族に見ていただくのも、私たちの楽しみの1つです。

hm+architects では設計〜現場監理を行ないました後、建築の写真撮影をさせていただいております。そしてその写真データを弊社でレイアウト・編集し、1冊のオリジナルのフォトアルバムとして製作(製本は外注)しています。アルバム自体は販売目的のものではありません。
建物ごとに異なり、当然ながら世界に1つしかない建築写真アルバムが出来上がることになります。撮影後に少々作業のお時間をいただき、まとめています。

 

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2019-09-18 | Posted in blog, diaryNo Comments » 

 

旧岩崎邸庭園/スリーダイヤ

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国の重要文化財に指定されています「旧岩崎邸庭園」について

写真は、「三菱財閥岩崎家本邸」として明治29(1896)年に完成した建築です。
設計は、日本の西欧建築の父ともいわれる建築家、ジョサイア・コンドル。
17世紀の英国ジャコビアン様式の見事な装飾が随所に見られます。

 

旧岩崎邸の敷地は、不忍池の南西方、東京台東区池之端一丁目にありますが、かつては15000坪を超える敷地に20棟以上の建物があったそうです。現在は3分の1程の敷地となり、現存する建物は、本邸の洋館・和館(大広間)、撞球室のみとなっています。

 

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現在、洋館の外壁修復工事中です。その工期は年内(12月中頃)までとのことです。
※写真:7月に撮影したもの

 

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こちらは建物の南、和館側からのスナップです。
外壁修復中の足場の外側にかける工事用メッシュシートには、建築外観が原寸で写真プリントされたものが採用されています。工事中の景観に対する配慮として近年、国内の工事現場でもよく見かけるようになりました。
洋館の南面は、列柱の並ぶコロニアル様式の外観が見られるところです。完成後の雰囲気が工事中もこうして表現されているのはいい感じです。

 

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洋館内部の意匠。
天井面や開口部まわりの装飾、非常に手間のかかったつくり込みが見られます。

 

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階段の手摺やササラ桁など装飾の数々。

 

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竣工当時のままのトイレ(陶磁器メーカー:ロイヤル・ドルトン社)
100年以上前から水洗です!

 

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見学順路は、洋館から和館へ続きます。
窓の向こうに見えるのは、現在「安藤忠雄展」を開催中の国立近現代建築資料館。

 

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洋館に併設された和館については完成当時550坪もあり、洋館以上の規模であったそうです。
施工は大工棟梁として、政財界の大立者たちの屋敷を多く手掛けた大河喜十郎と伝えられています。
(冠婚葬祭などで使われていた和館・大広間の写真は撮れませんでした)

 

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撞球室(ビリヤード場)。
同じくコンドルの設計ですが、当時の日本では非常に珍しいスイスの山小屋風の造りです。
木造の校倉造りの壁、刻みの入った柱、軒を深く出した大屋根など、アメリカ木造ゴシックの流れを組むデザイン。

 

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撞球室の内部。
個人的には、小屋組の意匠が印象的でした。

 

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昭和36(1961)年に「洋館」と「撞球室」がまずはじめに国の重要文化財に指定され、その後昭和44(1969)年に「和館 大広間」と、こちらの写真「袖塀」も追加指定されたそうです。

施設へのアプローチ時には特に気をとめなかったのですが、帰る時にはこの袖塀が目に入ってきました。よく見ますと何だかすごい存在感のある塀です。

 

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袖塀に施された装飾の中心部には、岩崎家の家紋「三階菱」の彫刻を見ることができます。
これが三菱の社章デザイン「スリーダイヤ」の基となっていたとは知りませんでした。
個人的には、グラフィック的にも非常に洗練された素晴らしいデザインだなぁと思っていたこのスリーダイヤについて、その歴史的な背景も思いがけず学ぶことができました。

 

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以前、拙ブログでも紹介させていただきました、国立近現代建築資料館の「安藤忠雄 初期建築原図展 個の自立と対話」は、2019.9.23 まで開催中です。
「安藤忠雄展」にご興味のある方、隣接する「旧岩崎邸庭園」(入園料は400円です)にも足を運ばれてはいかがでしょうか。

 

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2019-09-09 | Posted in blog, diaryNo Comments »