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鉄骨検査

進行中の千葉神社参集殿増改築工事では、現場の各種手配が急ピッチで進んでいます。

先日は、埼玉県八潮市へ鉄骨検査に行ってきました。
既存の参集殿は、RC造で改修を行う部分は延べ約2000㎡、その既存建築に増築する部分は鉄骨造(ブレース構造)地上2階建て・延べ400㎡弱のヴォリュームとなっています。

この鉄骨造の増築部は、既存で分散配置されていた授与所(お守り・神札などをいただく窓口)機能を1箇所に集約する計画内容となります。

鉄骨で視覚的に見える柱は鋼管丸柱(主に114.3Φ×8.6t)、隠蔽部は鋼管角形柱(主に150角×9t)としています。
今回の検査時でも柱が設計の狙い通り、スレンダーなプロポーションであることは確認できました。
現場の建方が進み、立ち上がって見えてくる情景が今からとても楽しみです!


リズムデザイン 構造計画事務所さんと弊社、施工全体をまとめる松井建設さん現場代理人と共に、設計監理者の立会検査を行いました。

各部材の品質管理もしっかりと行われ、高い寸法精度で製作していただいています。錆止め塗装前の状態で部材を確認。

△ベースプレート(t=36mm)の角を切欠いた部分は、エレベータ昇降路となります。それぞれ柱は細めですが、やはり原寸で見る鉄の素材感・力感には迫力があります。

△こちらは、例外的な120Φのブレース無垢材です。
仕上げ・意匠おさまりの都合で、端部を斜めにカットする難しい設計リクエストでしたが、しっかりと対応いただきました。

△ H形鋼のフランジに、チョークで「千葉神社」との記載がありましたので・・念の為写真を1枚。

△ こちらは、超音波探傷検査。完全溶込み溶接部の健全性も確認。目視の外観検査も全数合格です!

今月末に予定しています鉄骨部の上棟に向け、準備が進んでいます。
施工者のみなさんも短い工期の中、精一杯の対応で頑張ってくれています。
引き続き、気を引き締めて参ります!

blog category:千葉神社参集殿
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2025-06-22 | Posted in diary, blog |