diary, blog
雪景色
1月23日は、中部大学で非常勤講師として担当しています座学授業の期末試験でした。
試験監督のため、早朝から新幹線移動で名古屋へ。
雪の影響で新幹線ダイヤが乱れることも予測しましたが、名古屋駅では上りのみ30分ほど遅延が発生。下りの新横浜〜名古屋駅までは無事に移動でき、まずはホッとして大学へ。

大学へ到着しますと、今季はじめての雪景色のキャンパス。
試験の開始まで時間に余裕がありましたので・・
冬の中部大学内を少し歩いてみました。普段と違った風景を目にしますと、頼まれもしていないのについ写真を撮ってしまいます。
前職、第一工房による設計の建築が多いキャンパスですが、建築単体でなく樹木越しに見えてくるシーンがいいですね・・
参考までに、その建物の竣工年なども少々振り返りるメモも添えてみます。

メーンアプローチから見える芝生広場・欅並木の様子
正面に見える建物は、70号館、奥に71号館(2008年)です。
私はこの新学部棟設置の基本設計時に少し関わりましたが・・
設計当時を振り返りますと、この広場空間の先にはアイストップとなる建築が求められていました。
20年ほど前ここはテニスコートが複数面ある状況でしたが、建築が新たに立ち上がった後、それに見慣れると・・以前どんな景色だったのか思い出せないくらいです。
ちなみに写真の樹木越しに少しだけ見える、左右の建築は
右手に、三浦記念図書館(1981年、増築1期 1994年、増築2期 2012年)
左手に、21号館(1983年、増築 2013年)です。

さらにキャンパス内のメインストリートを北へ進みますと、写真正面の10号館(2001年)と右の20号館(1976年)壁しか写していませんが、2棟をつなぐ鉄骨ブリッジ(2001年)が見えます。
こちらの景色から、先輩の指示で10号館と鉄骨ブリッジの模型をいくつか製作したことが思い出されます。もう25年も経過し・・
キャンパスの風景として建築がすっかり馴染んでいる気がします。

20号館の北側
背後に見える建築は、高層棟の50号館(2006年)です。
池の奥には茶室「洞雲邸(どううんてい)」があり、自然豊かな庭園がつくられています。
キャンパス内にある庭園、他大学にはない本当に贅沢な空間だと思います。


庭園の樹木越しに南を見る
中央奥:20号館(1976年)、左手:30号館(2001年)
2棟の高層棟は、建設時期におよそ四半世紀の差があり、これらが隣り合って同時に見える景観も味わいがあります。ちなみに30号館の設計時には、先の20号館イメージを踏襲してほしいという施主ご要望がありました。
この50年経過している20号館は、キャンパス内初の高層棟、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造です。後年の耐震補強は構造家の川口衞先生によるもので、玄人目線で見てもなかなかシブい建築だと思います。
ちなみに1Fはリノベーションされ、スターバックスが入っています。



洞雲邸の裏庭部分の雪景色も覗いてみました。
写真の左奥、6階建ての14号館(2013年)は、工学部の応用化学科棟で、私がメインで設計担当した建物です。当時、現場監理で何度も通っていながら、実は冬にこの場所から見たことはありませんでした。(夏には樹木の葉が茂り、14号館はほぼ見えない状況と思われます)
これまで、中部大学キャンパス内のことを紹介するブログは、夏の緑、秋の紅葉などであげていますが、今回、雪のおかげで自分でも知らなかったシーンを目にすることができました。
キャンパス内の庭園・樹木・建設時期の異なる他の建築など、いくつかの空間・時間のレイヤが重なって見えてくる景色が味わえ、楽しい朝の散策となりました。
120名の期末試験採点、インフルエンザで欠席となった2名の追試験、その後の成績報告まで行いますと秋学期の座学授業が終了となります。
もう一息、頑張ります!




