diary, blog
2023 仕事はじめ
新年あけましておめでとうございます。
2023年は本日、1月5日より hm+architects の仕事を開始いたします。
今年の初詣は、JR千葉駅から1.2kmほど東にあります「千葉神社」まで行ってきました。
幸い穏やかな晴天に恵まれ、清々しい空気感の中で2023年のスタートを迎えることができました。
境内の建築について、少し補足させていただきます。
写真の御社殿は、上下に二つの拝殿を有する「重層社殿」とされ、他の神社とは異なる(国内初とのこと)迫力のある建築の形式が特に目を引きます。
また千葉神社の境内には、この御社殿のほか複数の神社があります。一般に 「摂社:せっしゃ」・「末社:まっしゃ」と呼ばれるもの(私の理解が間違っていなければ)で、御社殿の西側には、ご縁の深い神様を祀る摂社の「千葉天神」が配され、その南側には小さな末社が複数(14社)存在しています。
こちらの末社が建ち並ぶ景観も、神様のまちなみのようでもあり魅力的です。
それぞれ建築のスケールは小さいのですが、屋根は銅板葺、棟木から高く突き出ている部分の「千木:ちぎ」と、頂部の丸太のような装飾「鰹木:かつおぎ」を乗せた造りとなっています。
ちなみに、千木の先端のカットされる向きや、鰹木の本数から、神様の男女がわかるそうですが、写真の千木は外削ぎ(地面に対して垂直)かつ、鰹木が奇数本ということから男性の神様と判断できるようです。
いずれの末社も勧請された年代は大変古く、小さい社ながらも1つ1つ特別な存在であり、さらにしっかりとした建築の佇まいからそれぞれに敬意が払われているように感じられます。
既存の形式に捉われることなく、新たなチャレンジへの一歩を踏み出すこと。
これまでにお世話になり、ご縁のあった方々への敬意を忘れず大切にすること。
2023年のはじめに、そのようなことを感じる千葉神社・初詣となりました。
皆さま本年もどうぞよろしくお願いいたします。