diary, blog
トラフ展 インサイド・アウト
TOTOギャラリー間で2016年12月11日まで開催中の「トラフ展 インサイド・アウト」へ行ってきました。
建築からインテリア、家具まで幅広く手がけてきた鈴野浩一氏と禿(かむろ)真哉氏による建築家ユニット、トラフ建築設計事務所さんの個展です。
創る過程をも楽しむトラフさんのアタマの中をのぞき、思考の過程を追体験できるような展示構成になっています。
まずはじめに目にするのは、3Fメイン展示空間ですが、雑貨屋?おもちゃ屋?といった雰囲気の楽しげなアイテム群・・
大きな展示テーブルには、Nゲージの線路が敷設されて「トラフ号」が走っています。その意図は、4階での映像展示(撮影不可)を見ますと、おわかりになると思います。
ちなみに3F展示では、テーブル下にまで仕掛けが巡っています。
中庭にも、いくつかの作品があります。
「カラフルなAAスツール」は、1脚ですと小さく軽いため、子どもでも扱えるサイズの木製イスです。水平方向に重ねた連結が可能で、長くベンチのようにも変化させられます。
ギャラリー間の中庭に昔から常設で存在します、大きな石・・
なんと目が書き込まれており、今回の展示のひとつ「魚」になっていました!
こんなところにも作品「スカイデッキ」が設置されています。
展覧会では、様々なものが建築やデザインのヒントになっていることが100作品によって示されていました。
スケールを変えること、視点をかえることで見えるもの、感じるものが変わっていく体験を・・とのメッセージが伝わってきます。
その後、2Fのブックショップに立寄りますと、店内でトラフさんの作品の1つ「ビルディングパズル」というアイテムの販売もされていました。
娘から欲しい!とリクエストありましたが、「じゃぁ家に帰って一緒につくってみようか!」と購入を見送り、真似をさせていただきますと・・
6歳の都市計画?
描かれた建物配置ラインに、娘から階数の指示をもらい、建物だけ垂直に立ち上げるサポートをしました。
Y字平面のような低層の学校、隣接する公園、高層棟は4Fまでお店で5F以上はマンション、1つだけ巨大な人はオブジェなのだとか・・
親子で足を運んでも、何か創作のヒントになりそうな面白い建築の展覧会でした!