diary, blog
コンクリート刷毛引き
「目黒の住宅」の外構工事で、コンクリート土間の部分があります。
写真は、建物の南庭コンクリート土間にシンボルツリーのためのツリーサークル(直径1m)を設けた部分です。
コンクリート土間の表面仕上は、意匠的には金ゴテ仕上としてビシッと押えたいところですが
雨天時などに万が一(履物によっては)、建物室内から出て足元がツルッと滑らないよう
今回の表面仕上は「刷毛引き(はけびき)」としました。
ただし、この刷毛引き仕上は
職人さんの技術が(上手いも下手も)そのまま現れるため、ちょっと心配です。
今回の現場では、きっちりと仕上げてくれるNさんがいましたので相談し
目の細かい刷毛引きでお願いすることにしました。
コンクリート打設後、硬化前のコンクリート表面に手で刷毛目を入れ、
最後に端部を小幅のコテで平らに押えるディテールとしています。
写真は、作業上手が届きにくい場所、
生のコンクリート面に手や足を着けないので
若手にベルトを持たせて仕事をしてくれているところです。
丁寧に仕上げていただき、ありがとうございました!