diary, blog
大学で特別講義を行いました
昨日は、愛知工業大学で特別講義をさせていただきました.
非常勤講師として2年目を迎えた建築学科の設計指導です.
昨年は設計製図のエスキス指導が主で、特別講義を受け持つことがなかった為、私にとっては初講義となりました.
RC造の建築事例ということをふまえ、150名ほどの学生さんに何をどう話すか・・
少々プレッシャーを感じながら2週間ほど前から日々考え、素材を多めに用意して臨みました(スライドは気が付けば、100枚近くになってました!).
写真・図面中心のビジュアル資料を盛込んだパワーポイントのスライドで、設計実務者として実際に私が経験した建築プロジェクトのエピソードをお伝えすることが(他大学では聞けない内容で)一番ライブ感のある話になるだろうと.
コンペから基本設計、実施設計、現場の設計監理でどんな作業や打合せを経て建築がつくられていくか、そして建築本体のほか、オリジナル家具や照明器具の設計、ランドスケープデザインについても解説.
ちなみに担当した公共プロジェクトで、設計中に自治体首長が交代し事業の大幅見直しとなり再設計、そして東日本大震災といった話題も含め.
(熊本大震災が気になりつつ・・)
そして長年お世話になった第一工房のこと.
去る2月末にお別れとなってしまった、代表の高橋さん名言(私の心に刻まれた言葉)も幾つかお話させていただきました.
学生の皆さんは、どういうわけか雑談もなく、とても静かに聞いてくれていました.
無事に1コマ(90分)を終えることが出来たかなと解釈し(ホントかな?)ひとまず胸を撫で下ろしています.
初講義で欲張ってはいけませんが、終えてみると、やっぱり高橋さんのように本気の建築話の中にもユーモアを交える余裕があるといいなぁと思ったり.
次の機会があれば、ゆとりを持って楽しいレクチャーにしたいところ.
何歳になっても、常に新しいことへチャレンジするしか無いですね!
大学建築棟のグランドギャラリーと名付けられたこのスペースは、講義室のような固い雰囲気が無くなかなか良いですね.
きっと場所にも助けられてます.
写真は、大学院生のティーチング・アシスタントH君が撮ってくれました.
H君、ありがとう! こうした機会も少ないかな、ということで写真3点UPしてみます.