diary, blog
卒業設計審査会 2019.02
非常勤講師をさせていただいております愛知工業大学の建築学科、卒業設計審査会に行ってきました。
各学生さんが1年近く時間をかけてまとめた設計の審査会です。
30名の学生さんに対し、ポスターセッション形式、約1時間半で全て(1人5分程度)見てまわりましたが、この時間で提案内容を判断・評価するというのはなかなか難しい審査会でした。
個々の提案で読み取りにくい部分を質問しながら、あっという間に時間が足りなくなってしまい・・
気の利いたコメント・アドバイスを残せなかったなぁ、というのが本音です(反省)。
この学年は、私がはじめて非常勤講師として担当した1年生が4年になった年でしたので、何人かの学生さんは顔と名前を記憶しており、それなりに想い入れもありました。
学部の4年間でしっかりと成長したところが見え、当然各研究室の先生方のご指導のおかげではありますが、何だかとても嬉しく感じました。
プレゼンテーションのCG・模型のスキルはかなり磨かれていましたし、大人顔負け?という力作も何作かありました。評価の高かった2作、スナップ写真をUPしてみます。
既存建築に手を入れてリノベーション、コンバーションさせるなどの提案も多く、私が学生だった時代とは視点が変化していることも感じます。逆に、いろいろなヒントをいただいたようで勉強になりました。
審査する側が審査されているようなところもあり・・焦りますね。
建築の実務設計では、10年・20年と経験を積んでも、およそはじめての敷地条件だったり新たな課題に直面することの連続です。
学生さんは、大学の入学時には想像つかないほどのレベルで設計提案が出来るようになったと思います。
「はじめて行なう事柄にも臆せずチャレンジすれば、前向きに変えていける、何とかなる!」
というこの成長経験を社会に出ても生かし、大いに活躍して欲しいものです。