diary, blog
展覧会「岸 和郎:京都に還る」
ギャラリー・間 で 2016年1月28から3月20日まで開催されていた展覧会
「岸 和郎:京都に還る_home away from home」に先日行ってきました。
精度の良い、いろいろな表現の模型が拝見出来ることを期待し、足を運びました(今回も娘と一緒です)。
少しだけ振り返ります。
模型素材としましては、木、アクリル、金属、スチレンボード、紙、などが使われていました。
そしてレーザーカッターによるもの、3Dプリンターによるもの、プロの手と思われる仕事、学生の手仕事、といった様々な製作方法の模型が展示されていました。
展示模型の表現方法やサイズは様々ですが、図面を含めた展示物全体の展示の形式については、とても注意深く制御されており、建築家の世界観がうまく出ているなぁと感心します。
先日、展示の解説につきまして
赤坂喜顕さんによる展覧会レポート「動かぬ線」が、公式ウェブサイトに掲載され、拝読しました。
表面的に展示を見て来た自分の視点と違い、
そうか、そういうことなのですね・・とさらに納得。
岸 和郎さんが15年前
同じくギャラリー間で、ドローイングと模型のみでプレゼンテーションされた
「PROJECTed Realities」の展示も、
赤坂さんの「凝集的な“動かぬ線”を展示のコンセプトとして知的に徹底させたもの」
という視点で振り返りますと、当時から一貫していたのだなぁと感じます。
千代田線、乃木坂駅のすぐ近く、ギャラリー間の展覧会は入場無料です。
出展される方、ご準備の苦労を想いますと、これは大変有難いことです。
建築を学ぶ方、また一般の方にも機会があれば、是非気軽に立ち寄っていただき、建築の魅力に触れて欲しいものです。
TOTOさんのこの素晴らしい活動が、これからも続けられますように・・