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hm+architectsの個展

山口県、JR徳山駅に近い再開発ビル「TOKUYAMA DECK」の1Fにあります「TOKIMORI GALLERY」にて、2025年1月9日〜1月26日まで開催されましたhm+architectsの個展についてお伝えします。

この個展は、建築家との家づくりをサポートしています、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン主催のイベント「建築家との家づくり展」として、弊社を単独で紹介する展示企画のお声がけを ASJ周南スタジオ/時盛建設さんよりいただき、実現したものです。

弊社設計の8点の住宅建築作品について、大小の模型(計12点)と写真パネル(計24点)、フォトアルバム、大型ディスプレイで画像を紹介するギャラリー展示を行いました。

<展示模型について>
同一プロジェクトでも下記のような、異なる縮尺の模型が存在します。
①:計画地の周辺状況を読み込んで検討する模型(縮尺:1/300、1/200、1/100)
②:建築の内部空間・仕上げやディテールを検討する模型(縮尺:1/50、1/30)
設計者は模型スタディしながら様々な視点で同時に多くのことを検討していると一般の方にも伝わると良いのではないかと考え、各模型にはキャプションも加えました。

<展示写真について>
各種の模型スタディを経て、実際に出来上がった建築を写真で紹介しています。
写真は、複数の展示形式とし、A1サイズのパネル、A4サイズ(見開きA3)のフォトアルバム、大型ディスプレイでスライドショー画像を用意しました。

<写真家について>
展示写真は全て、建築写真家の小川重雄さんに撮影していただいたもので統一されています。
設計者、建築が同じでも、写真家が異なれば、建築写真は違った視点や構図で切り取られることの方が多いと思います。
小川重雄さんの眼差しと建築写真の魅力を感じていただけますと幸いです。

展示期間の内、1/18〜19 の2日間については、hm+architects の伊原洋光・伊原みどりがギャラリーへ滞在しました。
無料での建築相談会や建築家セミナー:「庭のある豊かな暮らし」~外とのつながりを楽しむ~ を開催させていただきました。
セミナー後には、聴いてくださった方々より感想やご意見をいただき、山口県にお住まいの方々と意見交換できる有意義なひと時を過ごすことができました。

1/18朝からのギャラリー滞在に向けて、その前夜に新幹線で移動をしました際の印象なども補足してみます。
私は今回の展示のために、初めて徳山駅を利用しましたが、
夜遅めの新幹線移動でかつ、土地勘のない徳山駅へ到着しますと・・
駅北口に直結の「周南市立駅前図書館」の照明が明るく、新幹線利用者を出迎えてくれるようで(22時までオープンしています)ホッとしました。

この図書館は2018年2月の開館で、設計は「内藤廣建築設計事務所」によるものです。第一印象として「駅+図書館」が新たな街の顔、新たな動線で人の流れまでつくり出しているなぁと、建築の影響力に感心しました。
ちなみに図書館には蔦屋書店が併設されていまして、1階にありますスターバックスも好調のようです。館内の各所ベンチなどではコーヒーを持ち込んでくつろぐ方が多数でした。各施設がそれぞれ活性化する組み合わせになっているようです。

2024年にオープンしました「TOKUYAMA DECK」(商業・宿泊・住居 からなる再開発の複合施設です)は、この駅北口に直結の2Fデッキでつながっています。宿泊予約は、駅から徒歩1〜2分程度のこちらのホテルを利用しました。建物は新しく清潔で、アクセスも抜群です。

TOKUYAMA DECK の1階に、展示会場の「TOKIMORI GALLERY」がありますので、駅からもホテルからもすぐ近くです!

こちら「 TOKIMORI GALLERY」の内装(市松パターンの間仕切り)は、隈研吾建築都市設計事務所がデザインを手がけたもので、建築設計関係者なら一目でそれとわかる表現?となっています。

市松デザインのステンレス交差部の加工・製作は繊細で、かなり精度の高い仕事になっていました。

展示期間の後半1週間については、ギャラリースペースで模型レイアウトを一部変えた展示が行われ、3週間ほどの展示期間を無事に終えることができました。hm+architectsにとりまして、とても良い経験となりました。

今回の個展では、ASJ周南スタジオ/時盛建設さんにギャラリースペースをご提供いただき、また展示設営でも細やかなご協力をいただきましたことに感謝申し上げます。

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2025-01-31 | Posted in news, blog |