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模型プレゼ

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週末、愛知県で進行中の住宅Projectで、模型を用いたプレゼンテーションを行いました。

私たちの住宅の計画では、まずご家族の住まいに対するイメージ・リクエストをヒアリングさせていただき、計画地を確定されている場合は、敷地内とその周辺環境を拝見(調査)し、敷地に関係する建築その他の法令確認をします。
そしてこれらのご要望・敷地ほかの状況を重ねあわせ、諸条件のバランスを考えながら第1案を提案させていただくことからProjectは、はじまります。

続く検討でも、敷地のポテンシャルをできるだけ引き出すこと、建物内外の使いやすさ、日射や眺望、プライバシーへの配慮などから開く・閉じる角度や高さを考え、さらにご予算に合わせた規模調整を繰り返し行ないます。

今回の打合せでは、前回確認していただいた案に対し、更なる家事動線の効率化や、将来の家族構成や住まい方の変化に対応しやすいように・・といった個々のご要望に沿う案へとプラン調整したモデル(同時に規模もコンパクトに進化させています)を見ていただきました。

プレゼン前には毎回、設計で考えているイメージをクライアントのご家族皆さんと共有出来るといいなぁ という想いを模型に込めています。

きっと喜んでもらえる建築になるはず・・模型が語りかけてくれるかも。

でもどう受けとめてもらえるかは、直接お返事をいただくまで・・いつもドキドキします。

そして内容説明後クライアントご夫妻から、修正箇所の一つひとつ、良いですね!とお話いただけました。
ご満足いただけたかな・・という雰囲気が、言葉だけでなく表情などからも感じられる瞬間は、本当に嬉しいものです。
お子さんとご一緒の打合せでしたが、長い時間どうもありがとうございました。

 

私たちは、建築のご相談を受け、敷地を見せていただきますと、その日以降は、敷地内を隅々まで歩き回るようなイメージで、設計の案を模索します。
朝夕の光の動き、夏冬の温熱環境、建物内からの景色、前面道路や隣地からはどう見えるか、建物へ近づくアプローチの雰囲気はどうだろうか・・などなど(私たち以外の設計者も皆さん同様だと思われますが)考え続けてしまうものです。

そしてシュミレーションから導き出された案を、図面と模型で見ていただきます。
図面からだけでは立体的にイメージしにくいところ、光の受け方・見え方も模型がありますと、ご家族でイメージのズレが少なく共感が得やすいと感じています。それと同時に設計を考える私たちにとっても、設計を検証する上で非常に有効なツールでありますので、模型は主にこの2つの意味でとても重要なアイテムだと考えています。
アナログ作業のため一定の時間はかかってしまいますが、状況が許す限り、できるだけ丁寧に模型としてつくって見ていただくことを日々の作業で心掛け、実現に向けて一歩づつ前へ進んでまいります。

 

blog category:豊橋の住宅
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2017-09-19 | Posted in diary, blog |