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葉山の住宅/works写真を更新しました

弊社で設計監理を行いました「葉山の住宅/House in Hayama」の竣工写真を写真家の小川重雄さんに撮影いただき、弊社websiteのworks写真を更新しました。
works「葉山の住宅」ページの末尾にはテキストの解説も加えていますが、このブログでは内部のリビング空間「階段まわりのスペース」について少し補足したいと思います。

クライアントご夫妻は、この地の空気感に合う、おおらかな暮らしのイメージをお持ちで、はじめに以下のようなご要望をいただきました。
・吹抜けのあるリビング
・光がたくさん入る大きな窓
・LDKはつながりのある一体空間
さらに可能なら、リビングで子供がおもちゃを広げても大人がくつろぐことができるよう、コーナーが分かれていると望ましいとのお話もありました。

最終的に実現したリビングは、吹抜けのあるスペース(上写真:左側)とややコンパクトなキッチン脇に連続するスペース(同写真:右側)に、階段を介して緩やかに空間が分けられています。この小さい方のスペースを「子どもリビング」と位置づけています。奥様がキッチンに立っている時も常に目が届き、小さなお子さんと会話しやすい場所です。
窓際は階段の1段目を小上がり形状にして、人が座って過ごせるベンチ、あるいは小さなステージのような設えとしました(この部分は設計の途中で加えたアイデアです)。キッチン収納の並びに家具を置き、おもちゃなどを収納しておきます。

階段を巡る動線に沿って置かれたL型のソファ(上写真)は、吹抜けのあるリビングから階段下まで回り込み、1階の他のスペース(ダイニングやキッチン、テラス)に向き合うことが可能です。

2階の個室(寝室、子ども室)から階段を降りると、左右どちらに廻っても異なるスペースが用意されており、キッチンやトイレ、ダイニングやエントランスへの移動に無駄のないリニアな動線となっています。
またライフステージにより、L型ソファ廻りの運用イメージも変化していくことでしょう。

家族やゲストがそれぞれに居心地の良い場所を見つけ、違った過ごし方をしていても、お互い安心して居られるような、そんな住まいを「葉山の住宅」では考えました。

その他写真はこちら→ 「葉山の住宅/House in Hayama」にあげています。
よろしければご覧ください。

blog category:葉山の住宅
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2022-01-17 | Posted in diary, blog |