diary, blog
九段ハウスにて
先月末(4月29日)まで、東京都・九段下の「九段ハウス」(1927年竣工)で開催されていました展覧会「フリッツ・ハンセン 150th – タイムレスデザインの証」にご案内をいただき、足を運んできました。
創業150年となるデンマークを代表する家具メーカーのフリッツ・ハンセンの展覧会です。ポール・ケアホルム復刻版の新作アイテムもここでお披露目、世界初公開とのことです。
![](https://hm-a.jp/wp/wp-content/uploads/2022/04/IMG_9554-768x1024.jpeg)
会場は、九段下の駅から徒歩5分ほどのところに静かに佇む「九段ハウス」です。この建築を少し調べますと・・
小間物商で財を成した山口家5代目山口萬吉の私邸として建てられたRC造、地上3階・地下1階のスパニッシュ様式の洋館。構造を東京タワーや通天閣などで知られる「耐震構造の父・塔博士」内藤多仲、意匠を木子七郎のほか今井兼次、吉田鐵郎、家具や建具を梶田恵という錚々たるメンバーが手掛けたとのこと。
戦災を逃れ、登録有形文化財となっている建築です。
そのような特別な建築を会場とするところも、歴史のあるフリッツ・ハンセンの展覧会にぴったりな感じです。
![](https://hm-a.jp/wp/wp-content/uploads/2022/04/IMG_9556-1024x683.jpeg)
![](https://hm-a.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/IMG_9569.jpeg)
ホールから階段を上がると、手の込んだデザインの手摺越しに2階和室が見えてきます。
![](https://hm-a.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/IMG_9570.jpeg)
![](https://hm-a.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/IMG_9571-1024x683.jpeg)
![](https://hm-a.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/IMG_9576-1024x683.jpeg)
150周年を記念し、ポール・ケアホルムが手がけた初期の頃のデザイン「PK 0」と「PK 60」が復刻アイテムとして発表されていました。
和室の掛け軸は、「PK 0」のドローイングです!
以下、地下1階〜3階・屋上・庭・ディテール・素材など
写真(4/22:伊原洋光、4/27:伊原みどり 撮影)を紹介します。
![](https://hm-a.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/IMG_4954-768x1024.jpeg)
![](https://hm-a.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/IMG_5022-1024x768.jpeg)
![](https://hm-a.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/IMG_9558.jpeg)
![](https://hm-a.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/IMG_4955-768x1024.jpeg)
![](https://hm-a.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/IMG_9564.jpeg)
![](https://hm-a.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/IMG_9567-1024x683.jpeg)
![](https://hm-a.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/IMG_9568.jpeg)
![](https://hm-a.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/IMG_9578.jpeg)
![](https://hm-a.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/IMG_9580.jpeg)
時間をかけてじっくりと見たいと思う、素晴らしい建築と展覧会でした。