Author Archive
フランク・ゲーリー展
ミッドタウン21_21 DESIGN SIGHT
10/16から開催
建築家のエネルギーと、おびただしい模型スタディ、アイデアの実現に不可欠なテクノロジーのすごさに脱帽!
展覧会場内はほとんど撮影可なのはうれしい配慮です。
日曜でしたがそれほど混雑することなく見ることが出来ました。
全体的に大変見応えのある展示でしたが
私が興味深く感じたのは、会場内各所に示された建築家の言葉のうち、
「(ジョルジョ・)モランディの絵画に出会ったとき、私は驚喜した。なぜなら・・・」
というところ。
これでもか!というほど動的表現の建築をつくる人が、極めて静的な秩序を感じさせるモランディ絵画(私はそうイメージしてました)に「驚喜した」とは意外でした。
展示されている日々様々な洞察の堆積が、あの建築なんだと勉強になりました。
blog category:展覧会等イベント視察
other categories
秘境カフェ?
静岡県掛川市
牛小屋からのコンバージョンとのこと。
小川に面した各席に、建具は存在しません!
夜もそのまま解放というおおらかさ。
(冬はガラス戸がつくそうです)
かなりの確率で、猫のお出迎えありと思われます。
道中、車での脱輪事例多数と聞きましたので、大きな車でのアクセスは注意が必要かも。
blog category:建築視察
other categories
中村キース・へリング美術館
9月にホテル棟がオープンしたと北川原温建築都市研究所のK君に教えてもらい、日曜日に見学してきました。
美術館は、新築時(7年ほど前?)にも訪れていたため、今回の造築でどんな変化があったか楽しみでしたが・・・
訪れてみると以前より建築がつくりだす世界観がパワーアップしており、加わった展示作品とともに、個人的には楽しめ、とてもいい印象でした。ミュージアムショップも拡張されてます!
娘はアンケート用紙にお絵描きして、建築をきょろきょろ見る親を待っててくれました。ありがとうね。
美術館を造築した後、建築の全体性・イメージが当所より強化されるというのは大変難しい仕事だったと思われ、勉強になりました。
ホテル棟は、特に開口部まわりのデザインが北川原先生らしく思え(20年ほど前、学生時代オープンデスクで北川原先生にお目にかかった頃を妙に思い出しつつ)、シャープでとてもインパクトがあるなぁと感心。設計を担当されたK君、立派な仕事をまとめられお疲れ様でした!
最後にVILLA KEYFOREST(別荘兼ゲストハウス)もちょっとだけ植栽越しに拝見し、次のお目当てのおそば屋さんへ向かいました。
blog category:建築視察
other categories
オスカー・ニーマイヤー展
東京都現代美術館
やはり伝説の人ですね。
建築作品に対しては、いまさらコメントするまでも無いでしょう。
10年ほど前に、99才をむかえる直前に再婚されたというニュースを聞いた時は、さすが!と思いましたが、今回の映像展示を見ながら何だか納得。
当時の施工中写真も少々拝見出来、ものすごい足場だったり・・設計だけでなく、施工された方々へもとにかく脱帽です。
イビラプエラ公園の大きな模型展示の床面が、配置データをカーペットにプリントしたものとなっており、感心しました。座って見ている方が多かったのは、会場構成の狙い通り?
子どもと一緒に美術館へ行くときには、らくがきボードを時々持参するのですが、展示の前半くらいは一緒に集中してみてくれてちょっと助かります。模型を見て何やらスケッチしてました!
blog category:展覧会等イベント視察
other categories
黒部川第二発電所
「黒部川第二発電所」を見ました!
これまで写真とドローイングは何度も見てましたが・・
1936年竣工、設計:山口文象
これまたお盆休みに、黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)に初めて乗って大人もけっこう楽しめました。
宇奈月温泉駅から乗って鐘釣駅で下車、少し歩いて川に下ると、河原の温泉があり、足湯などしてかなりイイ所でした!
友人家族の親子で総勢25人くらい、車両1台貸し切り状態になってみんな楽しかった!
blog category:建築視察
other categories
世界一美しいスタバ
「世界一美しいスタバ」が実は日本の富山にあるとのこと。
盆休みに富山の友人に教えてもらった、富山環水公園店スターバックスに足を運んで家族で散歩してみました。店舗そのものというよりも、周辺のロケーションがポイントでしょう。
画像検索すると、花見シーズンの夜景などは特にスゴそうです。
富山県立美術館のコンペ敷地もこのあたりのようですが、その後設計がどうなったのか気になりつつ・・
blog category:建築視察
other categories
ぎふメディアコスモス
盆休みの前半に家族で「ぎふメディアコスモス」に立ち寄ってきました。少し写真をUpしてみます。
ちなみに駐車場へ入るのも待つほどの車と人でした。
とにかく、すごい建築でした!!
建築はコンペ時から、2階の開架スペースがものすごいインパクトでしたが、そのイメージのまま実現化させたエネルギーは相当なものだったと思われ、感服です。
特徴的な構造はもちろんのこと、猛暑日で利用者多数でも空調も快適、テラスに直通階段を設けるなど避難安全的にも上手く、とにかくぱっと見では建築法令的にどう成立しているかわからないほど各所様々な工夫があった思われ、うなるしかないです・・。
せんだいメディアテークで動線が課題となっていた、BDSゲート管理もここでは当然のように明快にクリアされていましたし、そのほか各コーナーごとの照明、どうしてコンクリート製なのか?の書架や家具、さすが大御所のサインデザインなどなど、見どころ満載。
そのほか1階もすごく良い雰囲気でした。展示スペース「みんなのアート」では、岐阜県ご出身の日比野克彦さん企画・解説の音声案内を無料で提供するなど、運営面でもすばらしいサービスを感じました。
地域への影響力はかなりのものになりますね。
近くにお住まいの方がホントうらやましいです!
blog category:建築視察
other categories
広場に求めるモノゴト
イベント開催日:2015.07.08
土木系デザイナーの方々が集まっています団体(EA協会)のイベントに参加させていただきました。
sutudio on site の長谷川浩己さんと、都市デザイナーで最近「広場のデザイン」という本を出版された小野寺康さんの対談イベントです。
司会はランドスケープアーキテクトの金光弘志さん。
長谷川さん、小野寺さんから「広場」という言葉をどうとらえているのか、設計事例を紹介しながらの各々レクチャー、その後ディスカッションでした。
長谷川さんからは、一人でもいられる居場所をつくりたい。
利用者は不特定多数ではなく特定多数という考え方で良い。
コントロールできないものがあるという前提で考える(コントロール出来ないことで場にポテンシャルが与えられている)など。
小野寺さんからは、広場はエネルギーを生み出す場であり、国内では「参道」が「広場」と言えるのではないか、といった持論を。出雲大社の参道、姫路城の駅前広場のプロジェクトから、大きな時間軸での考えが示されました。
長谷川さん、金光さんとは以前お仕事でご一緒させていただいたこともありましたが、実務設計でのやりとりとでは語られにくい、基本的なことばの定義や世界観のようなものを拝聴でき、個人的には大変勉強になるイベントでした!
<追伸>
都市計画家、都市設計家、土木設計家、ランドスケープアーキテクト、コーディネーター、建築家・・・
専門性、守備範囲の違いって、結構ありますね!!
blog category:展覧会等イベント視察
other categories