diary, blog
GW 山菜採り 2017
ここ数年、GWのお休み時期を狙って新潟・上越の山に家族で山菜採りに出掛けることにしています。
新潟の父の案内(所有する山)で、娘と一緒に本物の自然を堪能させていただく贅沢なひと時です。
雪解けの沢筋を歩いて、自生している「山ウド、こごみ、根曲がり竹、アケビの芽」などを探します。
地形、水の染み出るところなどで植生が変わり、人のつくるランドスケープデザインとは違った味わいがあります。
この時期にしか見られない、緑の濃淡が心地よいです。
↑上の写真の一部に「山ウド」自生スポットが1カ所だけあります。
山菜採りを教えてもらった当初は「あそこにあるよ!」と言われても、2m先のウドもわからない(見分けがつかない)状態でした。
特に芽吹いて間もない、若いウドがおいしいので、葉があまり成長していないものが狙い目となります。
しかしながら数年経験させてもらい、私でも見えるようになってきました!
どこにあるか・・
↓ 答えは、私の居る写真の中央部でした。
子どもの原体験としても、親子(3代)の時間としても大切にしたいものです。
少し場所を変えると、まだ芽吹きの遅いエリアもあります。
昨年、GWにちょうど良かったタイミングの場所も、今年はウドにはまだ早い状況。
しかし、こごみは昨年は食べごろを過ぎていても、今年はちょうど採れる時期だったりしました。
こごみは子どもでも採りやすいので、黙々と!
別の沢には、まだ雪が残っていました。
雪解け水が、おいしいお米をつくってくれるのでしょう。
個人的には、太くてちょうど良いタイミングの山ウドを見つけた時、テンションがMAXとなります!
地表に出ていない根の部分を良い形できれいに採れるかどうかも、慣れが左右しますので、楽しいです。
山菜採りそのものは単純に気持ち良く、癒やされ、無心になれます。
建築の設計では、デザインに限らず、建築の安全性や機能性、耐久性を実現させる技術、材料や法令知識、コスト感覚、コミュニケーション能力など、様々なことが同時に求められます。
しかし中でも極めて重要な感覚は・・
最初に計画敷地の読み込みを誤らず、その場所のポテンシャルを高める大きな方針を見出せるかどうか、まずは土地と対話できる感覚ではないでしょうか。
その場所で得られる光、風、水、地盤や植生・・そしてそれらは時とともに変化していきます。
GWには仕事のことは忘れて・・と言いたいところですが、実はこうした自然との対話、建築家として土地を読む感性を磨くことにもなるのだと思ったり・・
家族で春の建築イメージトレーニング?に行ったつもりにもなっています。