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イベント「建築のなか→ vol.5」

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イベント「建築のなか→ vol.5」に参加してきました.

日時:2016.04.23(sat) 19:00-
会場:CO2WORKS (愛知県 名古屋市)
テーマ:「建築設計×ワークショップ」

イベント「建築のなか→」は
「継続的な批評性のある場を作ること」
「建築の見方の枠を広げること」
「建築の横のつながりを作ること」
を目的とした建築プレゼンイベント とのことです.
今回で5回目となるそうですが、私ははじめてお邪魔しました.

今回のイベントプレゼンターは
久保久志さん(東畑建築事務所)と、堀部篤樹さん(○○建築ワークショッパー)、さらに
学生プレゼンターとして、吉田沙耶香さん(椙山女学園大学大学院)の3名です.

イベントは、はじめに学生さんが今行っている活動を紹介する学生プレゼンを行い、その後
建築関係者が、自分の活動を発表するのに適した相手を指名し、2人で会場参加者を巻き込みながらメインのプレゼンを行っていく2部構成でした.

 

建築のなか→ ワークショップ

吉田さんの卒業設計(三重県 神島での調査活動)についての発表

 

建築のなか→ ワークショップ

堀部さん、久保さんのプレゼン.
小中学校の設計実務における実際のワークショップ事例、進め方などのレクチャー.
より良い建築を実現させる為、ワークショップが1つの手掛かりになるのでは?とも.

 

建築のなか→ ワークショップ

堀部さんのナビゲートで、参加者全員が即日ワークショップを体験.

テーマ:「住まい方について考える」ワークショップでは、
グループごとに夫、妻、娘、設計者、設計アシスタント、グループのまとめリーダーの役割が受付時に割り振られており、40人ほどの参加者が皆ワイワイとワークショップに巻き込まれていく段取りが整っています.
ワークショップを得意とするお二人は、さすが随分と手慣れた感じです.

 

11216814_1038566616232577_1022702641914502126_n - バージョン 2

グループでのディスカッションの様子.

その後グループごとの発表(計5グループ).

 

IMG_1766 - バージョン 2IMG_1767 - バージョン 2

私は当日、最終の新幹線に乗るためイベント終了まで残ることができませんでした.

事前に事情がわからないまま参加しつつも、ワークショップは知らない人同士でつくられたグループで何やら楽しい雰囲気に・・
どんなまとめになるのか、また他のグループではどんな意見が出たのか聞きたかったのですが・・残念!

これまで自分の設計経験では、積極的にワークショップ形式で設計を主導していく例がほとんどなかったため、ワークショップのご経験豊富なお二人の話が興味深く、最後のまとめまで拝見出来ませんでしたがそれでも有意義なひと時でした.
とても良い企画だったと思います.
主催された方、ボランティアで協力された方々、おつかれ様でした!

ワークショップは「講義などの一方的な知識伝達のスタイルではなく、参加者が自ら参加・体験して共同で何かを学びあったり創り出したりする学びと創造のスタイルである」などと言われます.
公共の建築プロジェクトで、ワークショップが単に合意形成の手段として扱われるように見えるものも時々ありますが、そうした事例はやり方としては十分に成熟していないワークショップのようです.
優れたワークショップでは、自由な意見交換により設計者と事業主、利用者が結びつき、参加意識を高めて目的を共有すること、そして誰もが主体的に学習し成長する場へと導くことが可能なのでしょう.

ワークショップの言葉の定義や、本来どうあるべきか、そしてそれを実施する方法・・と意見は様々ありますが、
私は今回、まずは「ワークショップを通じてその建築プロジェクトに求められているニーズをしっかり見極めること」が最重要項目の一つなんだろうと感じました.
設計条件として事業主から提示される要望が、本当に利用者ニーズに合致しているか、その判断は設計者として力が試されるところですが・・精度の高いニーズに基づき着実にプロジェクトを進めたいものです.
そして建築の設計とは、その明確となったニーズを外さず機能を満たし、かつ人々が漠然と思い描きながらもなかなか形に出来ないイメージのようなものを建築に翻訳し一つにまとめあげること、なのだろうと・・
一人新幹線に乗って考えながら帰るのでした.

写真提供:CO2WORKSさん、久保久志さん

 

 

 

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2016-04-25 | Posted in blog, diary |