diary
タイル工事
「尾張の住宅/House in Owari」の現場では、内外装工事が順調に進んでいます。
キッチン脇の壁面は、300mm×600mmサイズのタイルを施工中。
タイル施工後には、オーダーキッチン・造作家具が設置される予定です。
ある程度 単価を抑えながらも、室内に存在感のある壁面を設けました。
タイル壁面にある窓まわりは、少し手間をかけてコーナー役物タイルとしました。
大判タイルながら、コーナーのこうした処理で天然石張りに近い雰囲気になってきます。
写真は、まだ目地を込める前の状態ですが、
完成時には、立派な印象が得られると思います。期待が膨らみます!
リビングには、キッチンとは異なる色調・サイズ(400×800mm)のタイルを施工中。
こちらは部屋の一部、ポイントとなる床・壁面が大判タイル張りとなります。
砂岩風のカラーリングで、落ち着きと、やや重厚感のある雰囲気づくりを狙っています。
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階段の片側を浮かせています
「尾張の住宅/House in Owari」の現場では、内外装の工事が急ピッチで進んでいます。
内部に鉄骨階段を入れていますが
1F階段の片側は、床との隙間を浮かしたディテールとしています!
今後の仕上でどんな雰囲気にまとまるか、楽しみです。
外壁は、通気層を設けたラスモルタル下地の準備中。
軒天にはチークを。
クライアントの好みである、船の造作のような感じも漂ってきました!
竣工に向け、工事関係者は皆大忙しですが
引き続きよろしくお願いします!
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1年検査
先日、以前設計監理をさせていただきました
「覚王山の住宅 改修/House in Kakuozan」の1年検査におうかがいしてきました。
お引き渡し後、1年以上経過していますが、改修を行ないました外構植栽も馴染んできたご様子・・
クライアントの奥様からは、夏も冬も快適に過ごす事が出来ているとのお話、具体的にお聞きできました。
改修工事で行ないました、採光・通風を良くする窓まわりの改変や
冬の暖房効率を高める内装間仕切り変更等も予想通りの効果を示してくれたようで、ホッとしました。
収納庫を愛犬のためのお部屋に変え、換気扇設置した部分はバッチリ機能しているそうです!
そのほか、ご自宅の改修を機に
奥様がはじめられたヨガスタジオの活動も、とても順調との事で何よりです。
設計者としましては
建築的な提案が、様々な点でクライアントの日々の快適さに結びついているという話題が何よりも有り難く・・
いろいろとありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
前面道路からの視線をコントロールしたいとのことで設置したプランターボックス。
当初の目的であったプライバシー確保だけでなく
街に対しても、穏やかなグリーンの景観を提供出来ているように感じます。
特に「アカシア・ブルーブッシュ」が元気にシルバーグリーンの枝葉を伸ばしてくれていました。
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中間検査
先日、確認審査機関による中間検査の立会をしてきました。
「尾張の住宅」の構造は、鉄筋コンクリート造と木造の混構造となりますが
是正事項もなく、無事合格。まずは一安心です。
1Fは鉄筋コンクリート造で、インナーガレージがあります。
これから電動シャッター、ダウンライトなどが取り付きます。
写真はコンクリートのスラブ底の脱型後の様子。
打放しコンクリート表面にはしばらくの間は光沢が感じられますが
時間経過と共にコンクリート内部の水分が徐々に抜け、やがて
今よりもマットな落ち着いたテクスチャに変化していきます。
2,3Fは木造です。
スナップ写真では足場があり、建築の姿がわかりにくいですが、
ここは2Fの中庭(ウッドデッキテラス)からの見上げです。
2F,3Fに配置した外部のテラス、各所の立体的な関係が見えてきました。
内部には鉄骨階段を設置しています。
最上階の屋根下の断熱材も入りました。
住宅ですが、一部のアルミサッシには住宅用ではなく、ビル用サッシを採用しています。
クライアントより大きな開口部を希望された箇所については、
木造部分ですが半外付タイプのアルミサッシを
スチールプレートから溶接で固定するかたちにして、おさめていきます。
写真は、木枠・まぐさのスチールプレートにアルミサッシを設置した直後の様子。
各所、実際に現場で感じられた通風や眺望は想定以上?
というくらいに気持ち良く
快適な住宅実現への期待が膨らみます!
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GW 山菜採り 2018
GWの恒例となりつつあります山菜採りに
今年も行ってきました。
新潟県の上越市にある義父の山に家族で入らせていただき
山菜採りに没頭できるのは、1年でもほんの数日しかチャンスがありません。
私たちにとって、癒しの1日・・
連休中にも横浜で設計打合せのお約束がありましたので
自動車渋滞を避け、往復とも深夜移動の弾丸ツアーを決行しました!
山菜採りにちょうど良い時期は、その年の気候などによって異なります。
写真1枚目のように、今年の「こごみ」については、
既に葉が成長した状態でした。
しかし、私の中では
いくつか種類のある山菜の中でも特に
自生する「山ウド」を採るのが、最高の楽しみで・・
お目当ての「ウド」が生えるのは、北斜面です・・
そして、理想的な若いタイミングのウドの群生を発見!
採れたてウドは、こんな感じです。
斜面地での「カワヤナギ」
深い雪の影響でこのように寝て生えているものが多く見られます。
沢筋近くの斜面では、自然の崩落もありました。
不安定な天候(小雨)の中、出掛けましたが
途中から晴天に恵まれ、最高の気分で汗をかきながら
プライベートなひと時を、山で過ごすことができました。
大自然のエネルギーを受取り
設計検討をお待ちいただいているクライアントの方々のためにも
気合いを入れ直して、連休明けも頑張ります!!
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無事、上棟しました
設計・監理をさせていただいています
「尾張の住宅/House in Owari」が先日、無事に上棟いたしました!
前日はあいにくの雨でしたが
建方作業の当日は、朝から雨が上がり、
日中には素晴らしい晴天に恵まれることとなりました。
この日は1日、16トンのラフタークレーンを利用し
敷地の奥深くまでプレカットの木部材を吊り込んで、効率良くフレームを組上げていきます。
柱・梁の木軸フレームは、工場でプレカットされた部材を搬入し、現場で組立てていきます。
ジョイントは「ほぞ」加工されたものと、あらかじめ仕込んである金物で緊結されるもの両方があります。
また大工さん達の作業途中には、タイミングを見て、鉄骨チームが重量のある鉄骨階段を相番で吊り込む予定となっていました。
スムーズに作業出来るか少々心配もしましたが、とても連携良く進めていただき全て想定した流れでセットしていただけました。
夕方、クライアントご家族の皆さんに、各所の空間サイズや眺望イメージなどをご確認いただきました。
最上階からの眺めの良さは特に心地よく、ご満足いただけたご様子で・・
期待がますます膨らみました。
クライアントのご家族はじめ、関係者の皆様、上棟おめでとうございます。
この日、作業していただきました方々、どうもありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。
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カタログに掲載いただきました
hm+architectsで以前、住宅リフォームの設計監理をさせていただきました
「覚王山の住宅 改修/House in Kakuozan」が
大手タイルメーカー「DINAONE」さんの今月出来上がったばかりの
最新2018年版総合カタログに、施工事例として掲載されています。
このタイルカタログでは例年
国内外の大規模な建築物や公共施設、リゾート地、店舗といった写真映えする事例が多く掲載されています。
そんな中、小規模な住宅のリフォーム事例でありながら
このように製品施工事例として取り上げていただけたことは、少し珍しいことかなと感じつつ、やはり有難いことですので
掲載を快諾下さったクライアントはじめ関係された皆さんにまず感謝したいです。
ただプロユースのカタログですので、残念ながら一般の方が通常目にするものではありません・・
少々マニアックな資料ですが、折角なので掲載カタログを1部、記念にクライアントへお届けしようと思います。
また、紙媒体のカタログのほか
DINAONEさんのWEB上でも施工事例ページに掲載いただきました。
採用タイル/
製品名:FLAT BRICS ECOCOLOR
サイズ:55×250×22 mm
ちなみにこのタイルは、イタリアより輸入しているものですが、現地の職人さんが木型を用いて手作りで製作をしているレンガタイルです。
各ピースに形状や焼きムラなど程良い表情の差があり、クラフト感が特徴といえます。
今回の事例では、フラットな壁面には標準寸法の横長のもの、それから
掲載写真左側に見えます曲面壁部分のみ、長さを2分割した小割のカットタイルとして施工しましたので
結果的に同製品で2種類の見え方が楽しめることとなっています。
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event/第27回建築家展 に参加します
第27回建築家展
〜建築家との家づくり〜
2018. 5/12〜5/13
愛知県豊橋市「穂の国とよはし芸術劇場(PLAT)」にて
開催されます建築家展に参加させていただきます。
開催日時:
5/12 (土) 11:00~18:00 入場無料
5/13 (日) 10:00~17:00 入場無料
開催場所:
穂の国とよはし芸術劇場(PLAT)
愛知県豊橋市西小田原町123
アクセス:豊橋駅より徒歩3分
関東・関西・中部圏で活躍する、7名の建築家が参加します。
入場・相談無料です。この機会にぜひご参加ください。
建築家との家づくりとは?
建築、住まいに関すること全般で知りたいこと、
ご興味、ご質問などございましたらお気軽にいらしてください。
こちらの→イベント詳細情報をご確認ください。
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地鎮祭/蒲郡の住宅
愛知県で進行中の「蒲郡の住宅」で
地鎮祭を無事、執り行なうことが出来ました。
当日は、暖かな春の晴天に恵まれ、
関係される皆様の表情が自然と笑顔になるような、素敵な1日でした。
「地鎮祭」は、(じちんさい)または(とこしずめのまつり)といい、建築などで工事を始める前に行う、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得るものです。
住宅の地鎮祭では、省略されることも多いのですが
今回は、儀礼的にその土地に鍬を入れる「鍬入れの儀」(くわいれ)も執り行われました。
「立砂(盛砂)」と呼ばれる盛り砂に草を立て、祭壇の横に盛った砂山を鎌・鍬・鋤《 カマ・クワ・スキ》で 工事に関係する者三人(一般に設計者・施主・施工者)が順次所作を行います。
はじめに「斎鎌」(いみかま)で草刈の真似を3回行い、
次に「斎鍬」(いみくわ)で鍬入れの仕草を3回行い、
最後に「斎鋤」(いみすき)で鋤を入れる真似を3回行う、というものです。
さらに今回は、こちらもあまりお見掛けしない「鎮物」(しずめもの)を地元の神主さんがご用意されていました。
「鎮物」は、土地の神をしずめるために、地中に埋めるもので
昔は人形(ひとがた)・鏡・剣・矛などを埋めたとされます。
思わず、クライアントのご主人が「埋めてしまうのがもったいない!」というくらい
きれいなアイテムでした。
地鎮祭後、クライアントのご両親から地元の方が好む花見スポットを教えていただきました。
敷地から車を5分ほど走らせ、市内を見下ろすことができる桜満開の公園に立寄ってきました。
関係される皆様が、喜んでくれる良い建築が生まれますように・・
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雨の建築現場
雨の中、現場確認に行ってきました。
早朝、小雨の中、横浜を出て、在来線・新幹線を乗り継ぎ「尾張の住宅」現場へ。
8時半前には到着できましたが、こちらも小雨でした。
現場は以前より工程の見直し等ありまして、
雨天でも鉄筋工・型枠大工さんが、RC躯体部分を進めている最中です。
打放し仕上があるコンクリート工事は、
やはり、現場を見てチェックをしないと心配になります・・
先週も現場は雨が多く、やや作業を進めにくい状況が続いている中、
RC打放し面に気を遣って汚れを拭いて型枠を建込んでもらっていました。
しかし、雨続きでいくらかまた汚れが付着します。
作業をしながら、出来るだけ清掃もしていただくのは、大変です・・・
設計監理者の立場で、建築全般を目視できる範囲で見て回り、
それと同時に建築のスケール感なども各所確認します。
小さな是正対応は少々ありましたが、
全体としては大きな問題が無いことを確認出来ました。
そのほかコンクリート工事では当り前の配慮ですが、少し補足します。
開口部(窓や扉の部分)のコーナー部分は、
どうしてもクラックが入りやすい箇所です。
そうした箇所には写真のように、斜めに開口補強筋を入れていきます。
作業としては、写真の状態から
さらに開口部(窓部分)の型枠を入れ、その後 返しの型枠(もう1面を塞ぐ側)へ。
コンクリート打設日まで、どうか引き続き
よろしくお願いいたします。
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建築家フォーラム/構造設計家
2018年3月13日に開催(東京都墨田区両国)されました
「建築家フォーラム 第166回」に行ってきました。
<40歳前で開花した構造デザイナー?>
としてご紹介・講演されたのは Arup Japan の 伊藤潤一郎 さん。
聞き手として、また会の進行もお務めになられたのは
構造設計家として長くご活躍の今川憲英 先生です。
伊藤潤一郎さんは、39歳という若さで昨年
第12回日本構造デザイン賞(太田市美術館・図書館)を受賞され
今、国内で最も注目を受けている構造エンジニアの1人と言えます。
私は偶然にも、前職(第一工房)で設計担当をしました「白河市立図書館」で伊藤さんと、
また今川先生とも「愛知万博/瀬戸愛知県館」でコンペから現場管理まで
ご一緒させていただいた経験がありました。
今回、なかなかお目にかかれない構造エンジニアのレクチャーということで
拝聴を楽しみにしていました。
講演では、主に伊藤さんのこれまでの歩み、その時々に考えていたこと
プロジェクトのエピソードと担当された作品(凄い建築作品の数々)の
解説をしていただきました。
構造エンジニアとしての原点は、東京電機大学 学部・大学院での
今川先生との出会い(今川研究室 第1期生)と言えそうです。
学生時代に、建築家の坂茂さんから今川先生が依頼を受けていた
鉄と木のハイブッリッドな構造設計について、実験・解析を体験されたそうです。
その後、構造設計集団SDG(代表:渡辺邦夫)で勤務され
海外コンペなど多くの大規模プロジェクトに携わり、
そして2005年からはArup Japanでご活躍されています。
新宿にある超高層建築「モード学園/コクーンタワー」(設計:丹下都市建築設計)
プロジェクトでArup Japanさんが大規模で特殊な構造設計が出来るエンジニアを
募集されていたことが転機の一つだったようです。
今となっては白紙撤回となってしまいました、新国立競技場のザハ・ハディド案の
実務設計チームに招聘(日建設計へ出向)されて関わられていたこと、
その後、国内外で活躍される著名建築家とのコラボレーション、最新プロジェクトの話題。
構造エンジニアから意匠設計者への逆提案で、建築モデルが進化していった例、
各プロジェクトでの構造ディテールの積み重ねの大切さ等々・・
今川先生とのやりとり含め、あっという間に終了定刻は過ぎ、
30分延長となってしまいましたが、私にとっては非常に興味深い楽しい一時でした。
とても優秀な構造エンジニアと一緒に設計を進めることは、
とてもワクワクすると同時に緊張感もあります・・。
とにかくボルテージがあがります。
そして意匠設計者だけでは到達出来ないような技術的な解決策が示されながら
プロジェクトが進化していく醍醐味は、他では味わえない特別な設計体験と言えます。
伊藤さんのエンジニアとしてのセンスとメンタルの強さは特筆すべきものがあり、
やはり天賦の才があると感じました。
場所を変えての二次会でも、レクチャーでうかがえた話からさらに一歩踏み込んだ
会話ができ、多いに刺激をいただきました!
すでに世界的なステージへ大きく飛躍された伊藤さんですが、
またいつか、hm+architectsの設計案件で伊藤さんとご一緒出来るような
何かの巡り合わせも、ひょっとすると・・
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型枠
現場の型枠について
「尾張の住宅」では、1F部分を鉄筋コンクリート造(一般にRC造と略記します)、2,3Fを木造としています。
建築の外観上、基壇のように見えることとなる、このRC部の型枠(外周壁)が立上がってきました。
現場では、コンクリートの打放し仕上となる部分などを特に、図面通りに精度良く型枠が組まれているかチェックを行ないます。
そして今回、現場の監督さんとも相談し、手直しをお願いすることとなりました。
こうした言いにくいことを伝えるのも、より良い建物とするためには・・設計監理の役回りの一つですね。
写真は、型枠を外部側(裏面)から見たものです。
仕上面をつくる塗装ベニヤの裏面に「桟木」と呼ばれる木材(60×30mm)を縦に打ち付け、建て込みます。
横方向にはコンクリートの側圧に耐える角形の鋼管(60×60mm)を流して支持している状況です。
それを「くさび形」の金物を用いて固定している状況ですが・・
全国どこでも同じように見られる現場状況でも
実は、地域によってこれらの資材は同じではありません。
大きくは、関東地方、近畿地方で分かれていると言われています。
現場は愛知県ですが、この写真のタイプは近畿地方に多く見られるタイプです。
関東タイプとの違いでわかりやすい点は、
まず型枠用の角形鋼管(60×60mm)が、関東では形状が変わり、丸い断面のパイプ(φ48.6mm)となるところです。
そしてこの鋼管寸法の違いに連動して、桟木サイズも近畿の(60×30mm)ではなく、関東では(48×24mm)がスタンダードとなってきます。
さらに固定の金物も変わり、「くさび形」ではなく関東は「ねじ式」となります。
何だかマニアックな話題ですね。
コンクリートを型枠に流して、硬化後に脱型(型枠をはずず)してしまえば、どのような仮設資材を用いて工事していたか
仕上がった建築からは、その痕跡はわかりません。
設計者や現場監督さんでも、異なる地域での経験が無ければこうした違いをご存じない方も多いのではないでしょうか。
建築資材の流通も含め、建築の技術・文化に影響しています。
やはり現場はいろいろな視点で建築を知ることができ、あれこれ興味はつきません。
建築の質を少しでも高められるよう、現場で関係する皆さんと連携して進めてまいります。
引き続き、よろしくお願いいたします。
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建築法令書籍
注文していました書籍、届きました。
「建築関係 規制・基準 チェックの手引」
見た目は何だかハードな・・
これは書店には並ばないもので、受注生産でつくられる専門書とのことです。
内容は、建築の法令に関するもの・・それなりにマニアックな1冊。
建築の実務では「建築基準法」という法令が基本的に最も重要ですが
実はそれ以外にも、さまざまな法令が関係しており、個々の建築へ規制が定められています。
さらに内容は各法令ごとに改訂されて進化しますし、そのどれもクリアしなければNGというのが
なかなか大変なところでもあります。
この1冊は、建築のある項目(キーワード等)ごとに
どんな関係法令を参照すべきか、建築基準法以外の50種もの各法令との関連が網羅され
実務者にとって骨の折れる部分が、わかり易くまとめられたものです。
以前は、これと同様のブックが複数冊セットで販売されていたものしか知りませんでした。
(同出版社より出ているもので、前職場にありましたが・・かなり高価!)
この度、それよりも価格・サイズとも大幅にコンパクト化されたバージョンが出たことを知り、
まずは手配してみました。
建築実務者にはおなじみの「建築申請 memo」などを出版されています
「新日本法規出版株式会社」へ注文すれば入手可能です。
建築の実務でご活躍のみなさま、職場にあると便利そうな1冊ですよ。
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media/homify(日本)に紹介されました
WEBマガジン homify(日本)
特集記事「平屋で手に入れる快適でモダンな住空間」に
hm+architects 設計「犬山の住宅/House in Inuyama」が紹介されました。
5番目に掲載されています。
https://www.homify.jp/ideabooks/4783730/平屋で手に入れる快適でモダンな住空間
<homify(www.homify.jp)>
ドイツ、ベルリンを拠点に置くオンラインプラットフォームで
建築、インテリアデザイン、家具デザイン、庭デザイン、その他暮らしに関わる小物等まで紹介しているウェブサイト。
日本を含め23カ国に配信されています。
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地鎮祭/尾張の住宅
週末、愛知県で進行中の「尾張の住宅」で
地鎮祭を無事、執り行なうことが出来ました。
前日は積雪がありましたが、当日は清々しい晴天に恵まれました。
目の覚めるような寒さが、神事には特に望ましいような気もいたしました。
計画は、地上3階建て、1階をRC造、2,3階を木造とする混構造の住宅です。
無事の竣工を目指し、引き続き
ご家族と工事に関係する皆さんと一緒に力を合わせて
監理業務も頑張ってまいります。
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期末試験
非常勤講師としてお世話になっています、中部大学にて
先日、講義を担当しています講座の期末試験を行ないました。
当日は中部圏には珍しく、しっかりと積雪がありました。
新幹線で早朝移動しました私は、少し前の関東の雪に続き、思いがけず各地での雪景色で新鮮な気分も味わえました。
しかしながら、試験監督員が自分1人となりますと少々心配もあります。
100名以上の受講者の中には、やはり積雪の電車遅延による遅刻者も、学生証忘れの学生さんもいました。
昨今、大学入試などでは試験監督員の対応もニュースになったりしますので、
どちらが試されているのだかわかりませんね。
緊張感もありましたが・・大きな問題は無く終えられたと思います。
設計指導の講座とは別に、
秋学期15週の講義、出題・採点まで、一連の重要な役割を経験させていただき
準備によって学生さんの反応の違いや、毎年自分自身への発見も多々あります。
今年度の経験を次年度にも活かし、さらにレベルアップを目指したいです!
↑ 写真の正面奥の建物(ベージュカラーの外壁タイル)は
試験会場ではありませんが、前職で基本設計スタディを担当させていただいた中部大学「70号館」です。
芝生広場が雪景色となることは珍しいのでパチリと1枚。
年始から年度末は
やはり実務設計のほかも、いろいろと盛りだくさんな状況・・
気が付けば、急ぎの対応作業でブログもつい、間が空いてしまいがちでした。
こちらもできるだけ日々の話題をUPしてみますので
引き続きよろしくお願いいたします!
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仕事はじめ
新年あけましておめでとうございます。
みなさま、旧年中はありがとうございました。
2018年も通常業務を開始いたしました。
今年は、ちょうど2つの大学で担当科目が 1/5(金)と1/9(火)にあり
授業開始早々、それぞれの授業で学生さんとご一緒することとなりました。
また大学での講義、製図指導の後には、
計画中の住宅のクライアント打合せをさせていただきました。
(そのため、打合せ前日の1/4も全力で準備作業を行なっておりました!)
大学でも、本業の設計業務でも、しっかりとした第一歩を踏み出し
2018年も頑張ってまいります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
写真は、旧年中で一番クリアに撮影出来た新幹線からの富士山と、
大学の講師準備室で授業に望む前、担当教室のワイヤレスマイクを持って出るところ
のスナップ2点です。
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media/Houzz の特集記事に取り上げられました
2017年 Houzz 日本版ユーザーが選んだ人気写真10選:エクステリア編
↑HouzzのWEB特集記事に、弊社設計の「犬山の住宅」外観写真を取り上げていただきました。
著名な建築家の写真も見られる中・・
事例としては9番目にこの控え目な平屋の住宅外観が掲載されています。
2017年の終わりに、ささやかなNewsとしてお伝えさせていただきます。
今年一年、hm+architects は私たちなりに一歩ずつ新しい歩みを進めて参りました。
これもひとえに皆さまのお力添えのおかげであると、 心より感謝いたします。
各Projectのみならず、拙ブログにもお付き合い頂きまして ありがとうございました。
新年もどうか変わらずよろしくお願い申し上げます。
それでは皆さま、良いお年をお迎えください。
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安藤忠雄展
2017年9月27日から12月18日まで国立新美術館で開催されていました建築の展覧会
「安藤忠雄展 – 挑戦 – 」
建築家の個展としては非常に大きな話題となり、最終の総入場者数は、30万102人に達したそうです。
展覧会へは会期終了より少し前に足を運んでみました。
その時の来場者は、建築関係者よりも一般の方、海外(主にアジア?)からの旅行者と思われる方が多いように見えました。
作品は、設計活動初期の住宅から、最新の海外プロジェクトまで、半世紀におよぶ活動が紹介されています。
中でも野外展示場に原寸で再現された「光の教会」は、やはり目玉展示の一つです。
これは展示物でありながら、建築物として国立新美術館の増築扱いで確認申請をして実現させたとのこと。
建設費は約7千万円。さすが安藤さん!ですね。
オリジナルの「光の教会」は現場で打設してつくられたコンクリート打放し仕上の建築ですが、
原寸展示のこちらは、鉄骨の軸組みに打放しのテクスチャとなっている薄いコンクリートパネルを内外に張っています。荷重条件や建設・解体の工期等の事情でそうした選択となったと思われますが、そのことで建築系の方からはこの展示には賛否様々な意見がありました。
フェイクでつくることに意味があるかないか・・
個人的には「原寸模型」という表現が正しいと感じました。
本物と同じ空間サイズでかつ極めて実物に近いテクスチャを与えた模型 として見た私には、実際の光と空間を体験出来る素晴らしい展示だと感じました。
建築を学び始めた20年以上前、実際の「光の教会」を見学させていただいた体験が思い出され、感慨深いものがありました。
当時の自分の記憶と身体感覚があやしいからでしょうが、今回の展示の方が何だかちょっと大きいかな?と感じました。
外部に設置された展示状況がグランドレベルより基壇状に1段上がっていたことが影響しているのか・・
そう感じたのは私だけでしょうか。
光の教会と、展示室内のあと1カ所は撮影可です。ここ光の教会内部ではほとんどの方が写真を撮っていました。
インスタグラム、Facebookなどに投稿・拡散されることを狙って「撮影可」としているようです。
こうして私も後れ馳せながらブログ記事に・・してますね。
正面の十字スリットおよび脇の開口部は、ここ原寸展示では「窓ガラス無しのモデル」でつくられています。
建設当時、安藤さんは窓ガラス無しの外気が入る建築が良いと考えていたそうですが、クライアントはそれは望まず(冬の寒さから当然でしょうが)・・この展示でリベンジされたとのこと。
何十年経っても、あきらめない!という建築家の意思、意地?を感じます。
そのことで内部空間の透明感、伸びやかさが強まっているのかもしれません。
ちなみに、原寸「光の教会」出入口上部には
しっかり避難の為の誘導灯も設置されていました。実際の建築に法令上必要となる設備です。
もう1カ所撮影可となっていました、直島のディスプレイ。
この模型を含め、大型のいくつかの模型制作は、学生さんの作業と聞きました。こうして協力者をどんどん得ていくやり方も、建築家の職能の一つと言えそうです。
展覧会はどのプロジェクトも、とにかく図面と模型の迫力で、来場者に強く訴えるものがありました。
音声ガイドを含む各所解説では、建築的な難しいロジックをほぼ示すことなく、一般の方へもわかりやすい表現で感心を集めているのは、やはり特別なセンスだと感じます。
世界中に安藤ファンのクライアントを持ち、そして特別な建設事業を決断していただく、「建築への情熱」、「言葉の力」そして安藤さんの「人間力」が並大抵ではないのだと思いました。
年末に今年の展覧会を振返り、これだけ注目された建築展は過去に無くダントツ1番だろうと想像していました。
しかし、同美術館でほぼ同じ3ヶ月間開催された「草間彌生展」は51万人超え、さらに2017年最多入場者数の「ミュシャ展」は65万人超え、とのことです・・
他の分野のアートに負けないくらい、これからさらに建築や建築家への感心が高まって欲しいものですが、建築を楽しんだり理解したりするには、文化も経済も技術もデザインも絡み合った奥深い世界観への共感が必要な気もします・・単純に数の比較ではないのかも知れません。しかし、作品展示に限らずご本人のギャラリートークも多く組み込まれ、建築展でどこまで来場者数を伸ばせるのか、ということもきっと安藤さんの「挑戦」の一つだったのだろうと感じました(美術館から出展依頼時には10万人が目標だったそうですから、結果はその3倍!)。
他の建築家には真似の出来ない「安藤忠雄展 – 挑戦 -」を見させていただき、日々の活動への勇気をいただいた気がします。ありがとうございました。
blog category:展覧会等イベント視察
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横浜ランドマークタワーでの打合せ
横浜ランドマークタワーの31Fにあります
ASJ – YOKOHAMA CELL のミーティングルームをお借りし
住宅の設計打合せを行ないました。
ミーティングルーム窓からは、気持ちよく横浜港エリアが一望出来ます。
横浜港大さん橋には碇泊した客船も見え、つい船の旅行についての話題になったり・・
お打合せは二世帯住宅の計画で
これまで親世帯・子世帯の両ご夫婦よりご意見をいただきながら一緒に打合せを重ねています。
各世帯ごとのご要望、両世帯との関係をどのようにすべきか・・
ご家族お一人お一人「どのように在りたいか・・」
が建築の話題から顕在化する場面でもあります。
今回は、これまで複数いただいていました個別のご要望を再整理しましたが、
他のいくつかの可能性との比較などからも、やはり現案が良いとご確認いただけたようです。
(私たちもうれしく、ホッとしました)
一般にお打合せでの話題は、建築の機能、コストの合理性に集中しがちですが、
出来る限りその一歩先にある「豊かさ」のイメージを共有し、より良い建築を目指したいものです。
お打合せは、毎回あっという間に数時間経過してしまいます。
終了時には美しい横浜の夜景が広がっていました。
この案件については年内最後のお打合せとなりましたが、良い一時をありがとうございました。
2018年も、引き続きよろしくお願いいたします。
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犬のための家づくり
愛犬と共に暮らすクライアントの想いに近づけるよう、こんな書籍を手元に置いて住宅設計中です。
建築知識 2017年10月号「犬のための家づくり」
ご家族(愛犬も)皆さんに気に入ってもらえる住宅となるよう、頑張ります!
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敷地調査
どんな進め方になるか、まだ未定のご相談でも、
わたしたちは、可能であれば敷地を見せていただき
土地の特性を把握して建築案の可能性を探っていきたいと考えています。
先日ご相談をいただき、うかがった場所は
カーブした道路に接し、周囲と高低差のある40年以上前につくられた宅盤でした。
まずはご要望に沿う提案づくりに向け、お時間をいただきながら一歩づつ検討を進めてみます。
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プロダクトデザインから
設計中の住宅案件で、存在感のあるペンダントライトを検討中です。
以前から気になっていたデザイナー TOM DIXON さんのプロダクトを確認しようと、都内南青山のショールームへ脚を運んでみました。
どの器具も個性的でありながら美しく、かつカッコ良く・・デザインのレベルが高く感心するアイテム多数!
建築イメージとのバランスをうまく考えて使えたら良いなぁ、という魅力的な器具を拝見できました。
週末は、照明器具視察によりプロダクトデザインから多いに刺激をいただきました!
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media/homify(日本)に紹介されました/スタイリッシュな家
WEBマガジン homify(日本)
「スタイリッシュな家でおしゃれに暮らそう」の記事に
hm+architects 設計「犬山の住宅」が紹介されました。
はじめから3軒目に掲載されています。
https://www.homify.jp/ideabooks/4033895/スタイリッシュな家でおしゃれに暮らそう
<homify(www.homify.jp)>
ドイツ、ベルリンを拠点に置くオンラインプラットフォームで
建築、インテリアデザイン、家具デザイン、庭デザイン、その他暮らしに関わる小物等まで紹介しているウェブサイト。
日本を含め23カ国に配信されています。
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