diary

敷地調査

新幹線脇の敷地

クライアントご夫婦と一緒に、これから計画を進めさせていただく敷地を確認させていただきました。

既存の土地は広く、アスファルト敷きとなっていますが、緑の多い庭に生まれ変わるのが楽しみです。
また道路を挟んで新幹線が走っていますが、音や景観にも配慮した建築の設計にしていきます。

ご夫婦にとりましてはご準備に数年間、待ちに待った新築計画とのこと。
喜んでいただける建築の実現に向け、頑張ってまいります。
引き続き、よろしくお願いいたします。

 

 

 

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2017-03-30 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

1年検査

レッドシダー シルバーグレー

先日、弊社で設計監理をさせていただきました「犬山の住宅」の1年検査を行なってきました。

お引き渡し後1年経過しますと、春夏秋冬すべての季節の運用で予想外の状況が無いかを確認できるため、一般にこの時期に検査を行ないます。もし当初の施工に不具合があれば手直しを加え、本工事の内容として対応します。
クライアントご家族・設計者・施工者立会のもと、建築の内外各所、使い勝手も含めて点検します。

まず外部、外壁に採用したレッドシダーの状態確認から。
外壁の木板張りは、建築士の資格もお持ちのクライアントとよく相談した上で、やがてきれいなシルバーグレーに退色することを見越して無塗装としています。
外観意匠、工事のイニシャルコストを無塗装として抑えることと、塗装をした場合の紫外線劣化状況、将来のメンテナンスまで含めたトータルでの判断でそのようにしていました。
1年経過し、ほぼ予想通りか、それ以上にムラの無いきれいな退色の状況でした。場所によって木材の暴れもなく、外壁下地に通気胴縁を採用したのも安定した状態を維持している理由の1つかもしれません。
色彩は、シルバー色のスプレー塗装をしたと言っても信じてしまうくらい。天然素材の色彩変化は、味わいがあってシブいようなカッコイイような雰囲気でした。

表情を変える外壁に対し屋根面のガルバリウム鋼板は、竣工時と変わらないシルバー塗装のまま、変色も劣化もありません。それぞれの材料特性が確認できました。

 

外構全般、植栽や舗装も特に問題なく、まずは一安心。
外部アプローチや庭は、1年検査中もお子さんが安心して伸び伸びと遊び回るスペースとなっていました。

 

 

犬山の住宅

室内についても、大変きれいにお使いいただいており、ほとんど竣工直後と変わらないくらいの印象です。
整理が上手で、住宅を使いこなしている感じが素晴らしいですね。
住まわれた感想として「収納が多くてとても使いやすいです」とのお言葉もいただきました!

光熱費も夏と冬、年間を通じて予想よりもランニングコストが抑えられているとうかがい、ご満足いただけたようです。

また室内でも、お子さんが走り回る様子を拝見し、回れるプランでの人の動きを存分に感じることができました。
無垢のフローリング材の色や肌触りも全体的に馴染んだ感じで、安らげる雰囲気が少しづつ増しているようです。

 

犬山の住宅

土間室もきれいな運用状況です。

竣工直後、土間コンクリートに防塵塗装した際の見た目の色合いと比べますと、やや淡くなって優しく馴染んでいました。
かなり厚さのあるコンクリートでしたので、コンクリート中の水分が完全に抜けるのに時間がかかったのだと思います。
コンクリート表面にヘアークラックも無く、きれいなままの土間でした。

 

ピザカッター自転車

キッチン正面壁、奥様のご意見で設置した開口部には自転車のオブジェ。
でもこれは、車輪が前後輪ともピザカッターになっています!
自転車好きのご夫婦にピッタリな小物、さすがです。

 

内部も全体的に大きな不具合無く、一部の木製建具の微調整などを行なうことを確認し、無事検査を終えることができました。
建築にご理解のある優しい素晴らしいクライアントに、大切に使っていただいている建築も何だか幸せそうに見えました。

 

クライアントご家族と、施工に関わった皆様に、心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。
どうか末永くよろしくお願いいたします。

 

 
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2017-03-30 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

堀部安嗣展「建築の居場所」

IMG_5521

TOTOギャラリー間で2017年3月19日まで開催中の「堀部安嗣展 建築の居場所」へ行ってきました。

20余年にわたり、住宅をメインにゲストハウスなどの設計を手掛けられています建築家・堀部安嗣さんの個展です。
会期もあと少しですが、多数の来場者、特に若い女性が多かった気がします。

 

会場3Fには、日々作品が生み出される堀部さんの事務所インテリアが再現され、建築が生まれるまでの過程が、スタディ模型から堀部さん愛用の設計道具などと共に紹介されていました。

 

4Fには、代表作である「竹林寺納骨堂」や「阿佐ヶ谷の書庫」を含む14作品による短編映画(30分)が上映されていました。
「建築そのものだけではなく、『建築のまわりにある大切なもの』も伝えたい」という堀部さんの思いが託されています。

 

 

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3F会場 中央に展示された竣工模型。

縮尺を1/100、模型の使用材料も統一されています。
屋根・形態の違いなどがわかりやすく並べられていました。
26歳の所員さんが今回の展示の為に製作されたそうです。

 

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竣工模型の脇には、スタディ模型。こちらは手に取って見ることが出来ます。

 

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「せとうちクルーズ船 guntu(ガンツウ)」模型。

「せとうちに浮かぶ、小さな宿」をコンセプトとする宿泊型の客船。客室は19部屋。2017年9月就航予定だそうです。

 

展覧会が終わった後に処分しなければならないような展示物はつくりたくないという堀部さんのお考えがあったようです。
主には
①丁寧につくられた縮尺1/100の竣工模型群
②映像のプロが製作したドキュエンタリー映画
この2点にエネルギーを集中させているように見えました。

「竹林寺納骨堂」で日本建築学会賞を受賞され、せとうちクルーズ船の計画など住宅以外の特別なプロジェクトも発表されています。
展示物としては派手な見せ方をしないよう意識されているのだと思いますが、全体として、堀部さんの自信を静かにみなぎらせている展覧会だったかな、と個人的には感じました。

 

 

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2017-03-14 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

「清瀬の小住宅」見学

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若原アトリエの若原一貴さんにお声掛けいただき
東京都練馬区の「清瀬の小住宅」オープンハウスにお邪魔してきました。

コンパクトな木造2階建ての住宅。
1階が13坪、2階が10坪(延べ床面積23坪)ながら、内部に吹抜けを持つ立体的な空間操作で狭さを感じさせない全体構成。
メインの空間となるリビング・ダイニング内装には、淡いグレー色のしっくい塗り、コンクリートの土間床も墨入り、建具も木製として素材感を豊富に与えていました。

配置・平面・断面計画、内部空間、素材選び、ディテール、コストを抑える各所工夫・・感心するポイントが多いです!
同業者ですが、建築設計のノウハウを情報交換できるオープンハウスに足を運ぶことはとても有意義だと思います。

また、ちょうど同じタイミングで建築家の横河健 先生も若原さんの建築を見に来られました。少しご挨拶させていただきまして共通の知人のことなどに話題がおよび・・大変楽しい小住宅の見学となりました。

 

 

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2017-03-14 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

media/homify(スペイン)に紹介されました

スクリーンショット 2017-03-04スペイン

WEBマガジン homify(スペイン)

特集記事にhm+architects 設計「犬山の住宅」が紹介されました。
スペイン語です!
ヨーロッパ・オランダに引き続き、スペインでも記事紹介いただきました。
なぜか下記website画像解像度は低いですが、リンク先画像は問題なくきれいです。

https://www.homify.cl/libros_de_ideas/2585917/una-casa-prefabricada-y-perfecta-para-vivir-donde-quieras

 

<homify(www.homify.jp)>
ドイツ、ベルリンを拠点に置くオンラインプラットフォームで
建築、インテリアデザイン、家具デザイン、庭デザイン、その他暮らしに関わる小物等まで紹介しているウェブサイト。
日本を含め23カ国に配信されています。

 

 

 

blog category:犬山の住宅
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2017-03-04 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

模型製作

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住宅案プレゼンテーションに向け模型製作中です。

通常の建築の図面・模型スタディでは、縮尺は1/100、1/50の検討が中心ですが、今回は1/100モデルと、1/30で準備中です。
1/50や1/30サイズですと、内部空間のイメージがしやすくなるため、家具の椅子やテーブルも重要なアイテムとなります。リビング、ダイニング、外部ベンチなど、デザインも変えながらつくります。人物や植栽なども加えます。

私たちhm+architectsでの製作道具は、どんなサイズの模型でも、
・カッター(刃の先端が30度のもの)
・カッターマット(サイズ:A3、A2)
・金尺(金属製の定規:長さ15cm、30cm、60cm、100cm)
・スコヤ(直角を確認し、部材を切り出す時に使用:大小サイズあり)
・ピンセット(先端:まっすぐのもの、折れ曲がったもの)
・両面テープ(幅:5mm、10mm、20mm、40mm)
・スプレーのり(接着力の強いもの、はがせるもの)
・木工ボンド(速乾)
この愛用品たちで、ほとんど全てつくってしまいます。

ちなみに大学で学生さんの設計課題の模型を見ていますと、接着剤に「スチのり」を使う方が多いのですが(かつて自分も学生時代は使っていましたが)これは使用していません。
作業性・仕上がり・製作後の耐久性など、長年の実務設計の模型製作経験からある時期以降、木工用ボンド(速乾タイプ)に切換えました。

 

建築の模型は、自分たちの設計検討・確認作業と、受取っていただく方へのプレゼンテーションで、空間イメージを共有していくために大変重要なアイテムであると考えています。
作業効率良く、精度を高めて・・ついのめり込んでしまいますので、全体作業時間をコントロールするのが難しいところです。

いずれにせよ、どのプロジェクトでも模型に私たちの想いを込めています。
今回もそれがしっかり伝わってくれることを信じて・・
毎度のことですが作業にはまり込んでおります。

 

 

 

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2017-03-04 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

event/「緑を楽しむ暮らし」at garage

IMG_5403

以前より準備をしていました、ASJ豊橋スタジオ/株式会社 荒川工務店さん主催のイベントを無事終えることができました。

ARCHITECT × GARDENER
「緑を楽しむ暮らし」at garage

日時:2017年2月18日(土)2月19日(日)11時〜18時
場所:愛知県豊橋市 グリーン&インテリアショップ「garage」

地元にゆかりのある3人の建築家ということで、
hm+architects 一級建築士事務所/伊原洋光
スタジオグラッペリ一級建築士事務所/竹内直樹
植村康平建築設計事務所/植村康平
が主に模型とパネルを持ち寄って展示を行いました。

170218【ASJ豊橋】garageイベント表面

170218【ASJ豊橋】garageイベント裏面
場所を提供してくださったgarageさんのグリーンとともに、展示物の間を自由に散歩しながらリラックスして見ていただくようなディスプレイになればと考えました。

IMG_5417 IMG_5415

 

当日はイベントのことを事前にご存じない方も、ふらりと立ち寄って下さいました。
お子さん達も楽しそうに模型を覗き込んでくれています!

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建築家の存在とその仕事を身近に感じていただければうれしいですね。

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伊原洋光、竹内直樹、植村康平によるミニレクチャーと、garage代表の二村昌彦さん、荒川工務店さんを交えたリレートークなども計4回開催。
ご来場者の方々にも参加いただき、リラックスしながら建築やグリーンの専門家への質問・意見交換も行えました。
アンケートには、「建築家の話しが身近な場所で直接聞けて良かった!」というコメントも・・

このイベントの開催で、私たちもご来場の方からたくさんのエネルギーをいただくことができました!
ご来場いただき本当にありがとうございました。

 

 

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2017-02-20 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

media/homify(オランダ)に紹介されました

 スクリーンショット 2017-02-20オランダWEBマガジン homify(オランダ)

特集記事にhm+architects 設計「犬山の住宅」が紹介されました。
今回は、オランダの記事にしていただきました!
大胆なデザインの建築も多いヨーロッパ・オランダで記事紹介いただけるというのは特に嬉しいです。

https://www.homify.nl/ideabooks/2531314/unieke-familiewoning-met-minimalistische-stijl

 

<homify(www.homify.jp)>
ドイツ、ベルリンを拠点に置くオンラインプラットフォームで
建築、インテリアデザイン、家具デザイン、庭デザイン、その他暮らしに関わる小物等まで紹介しているウェブサイト。
日本を含め23カ国に配信されています。

 

 

 

 

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2017-02-20 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

フランソワ・ポンポン

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フランソワ・ポンポン(1855-1933)は、フランスの彫刻家です。
ロダンの助手を務め、動物彫刻を得意とし、単純な量感と柔らかな光の表現は、動物彫刻に革新をもたらしました。

テレビ東京「美の巨人たち」2017年1月28日(土)放送では、
このフランソワ・ポンポン「シロクマ」が紹介されていました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/170128/
番組中、「シロクマ」でロダンを超えたという専門家の解説もあります。

 

国内では、群馬県立館林美術館がフランソワ・ポンポン「シロクマ」を所蔵作品としているため、建物と共に一部紹介されています。

この群馬県立館林美術館は、hm+architects 伊原みどり が
前職 第一工房 で設計・監理(現場常駐は2年)を担当させていただいたので、当時の想いが蘇ってきました。
ブログに上げさせていただいた写真、鳥の彫刻は、伊原みどり がフランスのディジョン美術館ミュージアムショップで購入した想い出のアイテムです。
背中からお尻あたりのラインは何とも不思議な印象です。
番組で取り上げられた「シロクマ」以外にも動物の彫刻作品はたくさんありますが、どれも魅力的です!

 

「美の巨人たち」は、再放送があります。お見逃しの方は是非ご覧下さい! BS ジャパン 2月22日(水)23:00~23:30 

 

そのほか、群馬県立館林美術館オフィシャルサイトはこちら

ポンポンについての解説ページ
http://www.gmat.pref.gunma.jp/gmat/pompon.html

建築についての解説ページ
http://www.gmat.pref.gunma.jp/gmat/building.html

群馬県立館林美術館 Facebook
https://www.facebook.com/gunmatatebi/

 

 

 

 

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2017-02-13 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

media/homify(ロシア)に紹介されました

homify_ロシア20170207_特集記事

WEBマガジン homify(ロシア)

特集記事にhm+architects 設計「犬山の住宅」が紹介されました。
ロシア語の記事です!

https://www.homify.ru/knigi-idej/1739645/odnoetazhnyy-dom-100-kvadratov-za-2-mln

 

<homify(www.homify.jp)>
ドイツ、ベルリンを拠点に置くオンラインプラットフォームで
建築、インテリアデザイン、家具デザイン、庭デザイン、その他暮らしに関わる小物等まで紹介しているウェブサイト。
日本を含め23カ国に配信されています。

 

 

 

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2017-02-07 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

Fall semester 02

2016年度の秋学期

2つの大学、3つの授業について、非常勤講師として1日も休むことなく成績会議まで終えることができました。

遠隔地から通わせていただいておりますので、交通事情で遅延トラブルなどの可能性も十分あります。また家族がインフルエンザにかかってしまった時などは、129名の履修者がいる講義に穴を空けてはいけない・・「風邪をひいてはいけない。休めない!」ということを強く感じ、当日の時間意識以上に体調管理のプレッシャーもありました。
無事に半期を終え、少し安堵感も・・

 

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こちらは毎週木曜日にお世話になりました、愛知工業大学。

普段よく通る動線とは違うところ、池の脇から1枚写真をパチリ。
新旧の施設群が重なって見える光景も味わいがあります。個人的には特に時計塔のある写真右の本部棟(設計:清水建設)が学内施設の中では風格があり大きな存在感を放っていると感じられ、オススメです。

昨年度に引き続きの設計指導でしたので、学生さんには個別にテクニックをアドバイスするというより、将来にも役立つ大きな考え方・在り方のようなことを伝えたいなぁと思って取組みました。

清々しい晴天で半期を締めくくることができて、気持ちもスッキリします!

 

 

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こちらは金曜日にお世話になりました、中部大学。

正門から緩やかに坂を登っていくと、誰もが目にするシンプルなデザインの時計塔があります。ご存知の方は少ないかも知れませんが、これは今は亡き、第一工房の代表であった高橋さんの想いが形となっているものです。
モダニストとしての合理精神と緻密なディテールが融合した、高橋さんらしい品位が滲み出るデザイン。骨格は、コの字断面のステンレス柱を背中合わせに2本組合せただけの極めてシンプルなものです。しかし仕上げについては、全体をバイブレーション仕上げとしながら、小口のエッジ部分のみ鏡面仕上げとしてキラッと光らせる工夫を施しています。要素は少ないのに、光の変化をしっかりと映し出すこの時計塔を目にしますと、毎回高橋さんのことを思い出してしまいます。

中部大学での15週のレクチャーと期末試験は、振返りますと試行錯誤の連続でした。前日深夜までレクチャー素材・準備で悩み、恥ずかしながら徹夜に近いことも数回あり・・
昨年度、設計指導のみを受け持っていた際には、設計以外の座学である程度の設計に必要な基本的な知識を身につけてくれると設計も指導しやすいのになぁ・・と都合良く感じたこともありました。しかしながら、座学と設計を両方受け持ちますと、低学年で総合的な建築の知識を習得してもらうように授業をするのは容易ではない!ことを実感・・当たり前ですね。
レクチャーにたくさんの情報を詰め込めば良い訳でもなく、わかりやすくそして興味を持ってもらえる準備、伝え方・・
今期で得た経験を次年度に生かし、さらに指導者としてのレベルアップを目指します!

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金曜の朝も晴天に恵まれました。
設計を担当させていただいた建築の外壁もキラッと光を反射させ、美観を保ってくれていました。

学生さんだけでなく、自分にも常に新たなトライアルを続けることが求められているのだと・・冬の爽快な空を見上げ、そんな想いを強めた秋学期でした。

 

 

 

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2017-02-04 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

「LT城西2」見学

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先週末に、諸江一紀建築設計事務所と鈴木崇真建築設計事務所の共同設計でつくられたシェアハウス「LT城西2」の見学をさせていただきました。
諸江さんと鈴木さんとは大学の非常勤講師の設計指導でご一緒させていただいていることもあり、彼らの実作建築のオープンハウスを楽しみにしていました。

場所は愛知県名古屋市、地下鉄鶴舞線の浄心駅から徒歩6分。
敷地に隣接して、同じくシェアハウスの「LT城西」があります。こちらは成瀬・猪熊建築設計事務所によるもので、2013年に竣工しています。建築メディアにも大きく取り上げられ記憶に残っている方も多いのではないかと思います。その後の第二期計画が「LT城西2」。

一般にシェアハウスとは、水回りやリビングを住人(家族ではない他人同士)で共有するもの。これまで業界的には、既存施設をリノベーションすることで、個室を多く設けて面積効率を上げる賃貸運用モデルが多かったのですが、LT城西は第1期(13個室)、2期(21個室)とも数少ない新築のシェアハウスとなっています。

オープンハウスなどの見学会は、一般の多く方に建築家の仕事を知っていただく貴重な機会ですが、同じ建築設計者同士お互いの情報交換の場でもあり、次の設計のヒント・材料知識などに役立つことも多々あります。
今回のように、新しい個人と個人の集まる住まい方、その形式や建築空間・仕様など、なかなか自身の設計で経験できないため、いろいろと参考になりました。

IMG_5170

個室屋根の高さに変化を与え、共用部分にはその動きが空間に現れています。建設費を抑えながらも建築の工夫は各所に見られ、また丁寧な現場の設計監理・施工であったことも確認できました。
諸江さん、鈴木さん、まずはお疲れ様でした。そしてご案内どうもありがとうございました。

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写真奥は「LT城西2」の2F共用部の大きな窓。手前右側は「LT城西」外壁。

若い設計者お2人の力作が近いうちに発表されることを楽しみにしつつ・・
日々の設計に、刺激をいただいた名古屋の見学会でした。

 

 

 

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2017-01-30 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

media/homify(日本)に紹介されました/Low-Eガラス

homify_日本20170204_ペアガラス

WEBマガジン homify(日本)

「ペアガラスで快適な室内空間に!その特徴とメリットまとめ」の記事にhm+architects 設計「犬山の住宅」が紹介されました。
(はじめから5枚目に外観写真、Low-Eガラスの説明とともに)

https://www.homify.jp/ideabooks/2371793/ペアガラスで快適な室内空間に!その特徴とメリットまとめ

 

<homify(www.homify.jp)>
ドイツ、ベルリンを拠点に置くオンラインプラットフォームで
建築、インテリアデザイン、家具デザイン、庭デザイン、その他暮らしに関わる小物等まで紹介しているウェブサイト。
日本を含め23カ国に配信されています。

 

 

 

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2017-01-30 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

イベント準備

IMG_5139

愛知県豊橋市にあるグリーン&インテリアショップ「garage」で、小さな建築イベント準備の打合せを行ないました。

以前の拙blog記事でも1度ご紹介させていただきましたが、garageさんは地域で人気のショップです。
代表を務める二村さんとのちょっとした立ち話をきっかけに、garageさん2Fにあるイベントスペースの一部で建築イベントをしては?という話題につながって・・・
今月 2/18(土)〜2/19(日)にhm+architects 伊原洋光を含め、地元出身の建築家3人で簡単な展示と、建築と庭に関するミニレクチャーをさせていただく運びとなりました。ささやかな内容でも出身地域で何か建築のお話が出来るというのは何だかうれしいです。
2日間は、garageさん店内に居る予定ですのでお時間ある方、是非お気軽に遊びにいらしてください。お待ちしています!

告知フライヤーが届きましたので、以下追記します。

170218【ASJ豊橋】garageイベント表面

当日、どなたでも簡単なアンケートをご記入いただきますと、
ミニ多肉植物プレゼントの予定!

hm+architects 伊原みどり は当日参加できないので伊原洋光 一人のフライヤー写真になっています。建築家紹介は、ちょっと恥ずかしいくらいですが・・

どうぞよろしくお願いします。

170218【ASJ豊橋】garageイベント裏面

 

 

 

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2017-01-29 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

media/homify(日本)に紹介されました/素敵な土間のある家25選

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WEBマガジン homify(日本)

特集記事「死ぬまでに一度は住んでみたい!素敵な土間のある家25選!」にhm+architects 設計「犬山の住宅」が紹介されました。
23番目に掲載されています。

https://www.homify.jp/ideabooks/2413041/死ぬまでに一度は住んでみたい!素敵な土間のある家25選!

 

<homify(www.homify.jp)>
ドイツ、ベルリンを拠点に置くオンラインプラットフォームで
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日本を含め23カ国に配信されています。

 

 

 

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2017-01-25 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

オリジナルのプランターボックス

覚王山の住宅改修工事では、オリジナル製作のプランターボックスを設置したところがあります。
この部分の内容について、少し補足してみます。

既存カーポート奥の1階バルコニー部分の改善ご要望は・・

・通行人の視線などを何とか気にならないようにしたい
・室内から見たときのバルコニーのイメージを、緑豊かにして、さらにできるだけ室内空間と一体的に感じられるようにしたい

というものでした。

 

▽before

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▼after

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木製のプランターボックスと植栽により、仕上げとプロポーション、全体の印象を変えています。
木部樹種は、耐候性と価格、木目や色のバランスを考え、サイプレスを採用しました。
視線について、足元はプランターボックスで固め、その上部は植物で優しく景観をつくり、見え方の改善を行ないました。

 

室内からも見てみます。

▽before

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キッチンからダイニング、バルコニーを見ますと、道路や対面する建物からの距離は一定程度ありますが、外部足元まで視線が通ります。

after

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備品のカーテンや家具は今後の設置となりますが、バルコニーの窓を全開にしても落ち着ける雰囲気のバルコニーになったと感じます。

IMG_4601 - バージョン 2

キッチンから。
新設のプランターボックスにより、領域が守られたような印象に。
植え付け直後でも緑が優しく、程良く視線をさえぎってくれます。

 

次に、製作の過程も少し振返ってみます。

▽施工中

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まずは、腐食しにくいアルミフレーム。そして内側にエキスパンドメタルを設置して、全体の平面がL型となるプランターボックスをつくります。
外側仕上げに木板を留め、内側に植栽用の透水布を敷込み、軽石・客土を入れていきます。

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植物の仮置き、配置バランスを整えます。

ローズマリー、ミントブッシュ、レモングラス、ウェストリンギア、メラレウカ・・など自然な混植イメージに。

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自動散水装置も設置します。しっかり耐久性のある製品を選定。

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クライアントへ取扱いをご説明。
タイマーセットしておけば、あとは水やりの手間はほとんどかかりません。

 

after

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コーナーにはポイントとなる、アカシアブルーブッシュ、フェイジョアなど。

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新設したソファに座った時の眺め。全面道路の通行人の気配はほとんど気にせず、アイストップとなるプランターボックスによって室内の領域が外部に広がったような印象に。
ちょっとした部分の改変でも、雰囲気を変えてくれます。

 

 

 

blog category:覚王山の住宅 改修
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2017-01-24 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

media/homify(日本)に紹介されました/平屋40軒

homify_日本20170120_お勧め平屋40軒

WEBマガジン homify(日本)

「お勧めの平屋40軒」の記事にhm+architects 設計「犬山の住宅」が紹介されました。
はじめから4軒目に掲載されています!

https://www.homify.jp/ideabooks/2380160/お勧めの平屋の家40軒

 

 

<homify(www.homify.jp)>
ドイツ、ベルリンを拠点に置くオンラインプラットフォームで
建築、インテリアデザイン、家具デザイン、庭デザイン、その他暮らしに関わる小物等まで紹介しているウェブサイト。
日本を含め23カ国に配信されています。

 

 

 

blog category:犬山の住宅
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2017-01-20 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

リノベーション現場 05

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住宅のリノベーション現場は、年明けに全体がまとまりました。
プロジェクト名「覚王山の住宅 改修」を写真とともに数回に分けて記事にしてみます。

この計画では、既存の建築本体外装にはほとんど手を入れないで、主にインテリアと外構のガーデンイメージを刷新する改修を行なっています。
閑静な住宅街の一戸建て住宅ですが、若いご夫婦のご入居にあたり、ご要望は外構全体のイメージを、ヨーロッパの雰囲気が味わえるようアレンジしたいというものでした。

 

▽before

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既存植栽は、建物の正面の限られたスペースを中心に、シマトネリコはじめ他の樹種とも大きく育っていました。影を大きく落としてくれますが、うっそうとした雰囲気もあり、同時に蚊の発生も多い状況でした。
ガーデンリノベーションにより、機能的には健康的な明るさと風通しを確保しながら、植栽による程良い視線のコントロールを行ない、ご希望の景観づくりをしていきます。

またカーポート奥の1階室内で、手すり越しに見える通行人の視線が気になるとの課題も併せて改善を図ります。

 

▼after

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植栽は、高さ4mのオリーブをメインツリーとし、エントランスまわりからカーポート奥の新設したプランターボックス植栽まで、全体の緑量・樹種コーディネートを考え、バランスよく配置しています。
現状は、植え付け直後で冬期の葉が少ない状況ですので、イメージとしては写真よりも今後しっかりと緑の景観は成長していきます。

門扉まわり、擁壁仕上げ、カーポート奥のプランターボックスと、建築的な改修ヶ所は部分的です。それに全体の植栽を計画したのですが、住宅全体が、明るい表情となり、道路間口いっぱいに素材・色彩の統一感が出せました。

 

▽before

IMG_1821 - バージョン 2

正面門扉まわりの既存写真。
コンクリート打放し壁と、レンガ調タイル、割肌風の擬石、アルミ製門扉という素材構成でした。イメージが少々無機質に感じられる、クールな表情を変えて欲しいということです。また目隠しのためのやや高い壁も、存在感が強いようにも感じました。

 

▽改修中(撤去作業)

IMG_3872 - バージョン 2

植栽の樹種を変更し、限られたスペースで根鉢まわりの育成環境を考えると、既存樹木の伐根まで行なっておく方が良い(やや残念にも感じますが)と判断とし、足元周辺の舗装・擁壁等の撤去を行ないました。
既存の擁壁高さも全体に低く抑えるためにカットし、道路側に対してのバッファは壁ではなく樹木でやさしい景観をつくっていく考えです。

 

▼after

IMG_4960

背後に見える建築本体の外壁(テラコッタ調タイル)ともなじむ、正面ファサードとなりました。やがて曲面の擁壁上部の植栽が枝垂れて、数年後にはさらに緑豊かな住宅の顔がつくられるでしょう。

ポイントとなる樹木(中高木)としては、門扉左脇にレモン、その左上部にオリーブ、門扉ポストの右にはシルバーティーツリーなど配置。

 

▽before

IMG_1758 - バージョン 2

既存門扉まわりの構造躯体は極力生かしながら、高さを抑えて新たな仕上げ材に。電気錠システムと壁に組み込まれた郵便ポストは、既存をそのまま活用した計画です。

 

▼after

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門扉の木材は、耐候性の高いチークを使用。各所シンプルなデザイン操作ですが、ポイントとなる金物等はしっかりとしたパーツ構成として、全体に品位と重厚さを与えています。

 

▽before

IMG_1762 - バージョン 2

同じく門扉まわり、南西より見る。

 

▼after

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クラフト感を味わえる、擁壁のレンガタイルは、イタリアでつくられているものを選定しました。砂をまぶした木型でつくられるこのレンガは、脱型後に厚さ22mmほどにスライスされ、建材として扱えるスライス・レンガタイルとなります。一つひとつ質感・表情がとても豊かです。

 

▽before

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既存の門扉から玄関へのアプローチ。
薄板の石舗装・土留めの低い擁壁などを撤去します。

 

▼after

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メインのアプローチステップは、建物までの距離があまり取れませんが、大判の石敷き(砂岩)として、より自然でおおらかな雰囲気の階段へ。

 

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建物の居室南側に位置する、本来まとまった庭スペースにしたい部分も植栽が密集した状況。

 

▼after

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門扉から建物玄関へ自然石でつくるアプローチ、さらに小さなステップで庭への小径をつくって立体的な構成に。
結果的に僅かなスペースでもそれぞれのコーナーで変化に富むガーデンリノベーションとなり、クライアントご家族も想像以上の出来栄えと、とても喜んでくださいました。

丁寧な素晴らしい植栽工事をして下さった、小川さん、石井さん、小島さんに感謝します。どうもありがとうございました。

 

 

 

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2017-01-17 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

media/homify(タイ)に紹介されました

homify_タイ20170115_エントランス

WEBマガジン homify(タイ)

タイ語の記事で、hm+architects 設計「犬山の住宅」が紹介されました。
(はじめから6枚目にエントランス写真)

https://www.homify.co.th/ideabooks/2262427/7-ไอเดียทางเข้าบ้าน-ทำได้ง่ายๆจนคุณอยากลองทำตาม

 

<homify(www.homify.jp)>
ドイツ、ベルリンを拠点に置くオンラインプラットフォームで
建築、インテリアデザイン、家具デザイン、庭デザイン、その他暮らしに関わる小物等まで紹介しているウェブサイト。
日本を含め23カ国に配信されています。

 

 

 

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2017-01-15 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

明治神宮で銅板ご奉納

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明治神宮へ2017年の初詣は、年始の家族の体調不良と天候の回復などを待って1月9日、成人の日となりました。

 

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関東でお正月を過ごす時は例年、およそ三箇日あたりに足を運ぶことにしていますが、その場合は本殿の階段よりもかなり手前が参拝の最前エリアとなっています。今年は少し日付が遅くなったために、思いがけず本来の参拝場所に立つことができました。しかしこの時期であっても、かなりの参拝者数です!

また事前に把握していなかったのですが、明治神宮は平成32年(2020年)に鎮座百年を迎えられるそうです。そして現在この式年の記念事業として、昭和33年の御復興以来となる銅板屋根の葺替えを中心とした御社殿群修復工事が行われています。屋根銅板葺替えのほか、屋根木下地修理、錺金具修繕、木部清掃・洗浄などの修復が行われ、工期は平成31(2019)年10月までとなるそうです。

 

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写真は南神門脇の廻廊屋根ですが、銅板の屋根が途中まで葺き変わっています。古い箇所の緑青と真新しい銅色のコンビネーションが見られるのも、この時期だけの景観でしょう。

 

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そして参拝者も工事で使用する屋根材の銅板1枚を3,000円で奉納することが出来るとアナウンスがあり・・これは貴重な機会!と銅板裏面に家族の名前を記して奉納させていただきました。
日常業務では建築の設計・工事側であることが多いのですが、一般者としてこうした特別な建物の建設事業へ小さな参画をさせていただき、とても新鮮で晴れやかな気持ちになれました。

 

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銅板をお納めし、小さな「奉賛之章」をいただきました。
約60年のインターバルであるとすると、自分にとってこうしたことは最初で最後になりそうです。数十年と建材の一部として社殿を風雨から守ることを想うと、他の形式の祈願よりも何だか強力なメッセージである気がしてきます。ジワリと興奮してました。

 

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奉納後は、さてどこにその材が使われるのかなと、つい屋根に目が向いてしまいます。

 

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もしかして、難しいディテールのところに使われたり・・なんてことはないかな。
銅板奉納は、計10万枚ほど必要のようです。まだおよそ2万枚だそうですので、こうした機会はしばらく続くと思われます。建築・神社好きの方にはオススメです。

2017年の良い記念になりました。
近い将来の修復工事後に参拝する時、自分自身や hm+architects 一級建築士事務所がどこまで成長できているか、良い報告ができるように前進していきたいです。

 

 

 

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2017-01-10 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

media/homify(タイ)に紹介されました

homify_タイ20170108_外観

WEBマガジン homify(タイ)

タイ語の記事で、hm+architects 設計「犬山の住宅」が紹介されました。
(はじめから7枚目に外観写真)

https://www.homify.co.th/ideabooks/2202579/7-โทนสีบ้านสวยรับปีใหม่อยู่ร่วมสมัยได้ยาวนาน

 

<homify(www.homify.jp)>
ドイツ、ベルリンを拠点に置くオンラインプラットフォームで
建築、インテリアデザイン、家具デザイン、庭デザイン、その他暮らしに関わる小物等まで紹介しているウェブサイト。
日本を含め23カ国に配信されています。

 

 

 

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2017-01-08 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

新年のご挨拶 2017

あけましておめでとうございます。
旧年中お世話になりました皆様へ改めて感謝申し上げます。

幸いにも昨年を締めくくる12月には犬山の住宅で中部建築賞の知らせを受け、関係者で喜びを分かち合うことができました。また改修工事の設計監理を進めておりました現場も年末に無事最終まとめ段階を迎えることができました。
教育活動では、2つの大学で非常勤講師を務めさせていただき、設計指導に加え座学の担当も新たな挑戦でしたが徐々にペースをつかめてきた気がします。
2017年の本日1月6日は担当授業の初日でしたが、早朝の新幹線で愛知へ向かい無事にスタートを切ることができました。

 

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新年の元日には、しばらく乗れていなかったロードバイクに少し乗ってみました。
タフなサイクリストのように気力・体力とも高め、設計活動に全力で取組みたいという想いを強めています。

本年も皆様のご期待にお応えできるよう頑張ってまいりますので、引き続き
hm+architects 一級建築士事務所を何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

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2017-01-06 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

media/homify(日本)に紹介されました/エントランス7選

homify 日本20170103 エントランス

WEBマガジン homify (日本)

「自宅を誇れるようになるエントランス7選!」にhm+architects 設計「犬山の住宅」が紹介されました。
エントランスに関する記事として、6枚目の写真で紹介されています。

https://www.homify.jp/ideabooks/2108549/自宅を誇れるようになるエントランス7選!

 

 

<homify(www.homify.jp)>
ドイツ、ベルリンを拠点に置くオンラインプラットフォームで
建築、インテリアデザイン、家具デザイン、庭デザイン、その他暮らしに関わる小物等まで紹介しているウェブサイト。
日本を含め23カ国に配信されています。

 

 

 

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2017-01-03 | Posted in diary, blogNo Comments » 

 

event/自分にあった建築家が見つかる

 建築家32名の住宅実例展示・大相談会
~自分にあった建築家が見つかる~

新年 2017. 1/21 から横浜ランドマークタワー31F にて開催されます建築家展に参加させていただきます。

開催日時:1/21 (土)〜29(日)各日  11:00~18:00
開催場所:ASJ YOKOHAMA CELL 神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目2-1 横浜ランドマークタワー31F

 

首都圏を中心に活躍する、32名の建築家が参加します。
入場・相談無料です。この機会にぜひご参加ください。

 

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ちなみに告知ポスターの右上写真は、弊社設計の「犬山の住宅」です!

 

建築家との家づくりとは?
建築、住まいに関すること全般で知りたいこと、
ご興味、ご質問などございましたらお気軽にいらしてください。
こちらのページにて詳細情報をご確認ください。

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2016-12-30 | Posted in diary, blogNo Comments »