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GW 山菜採り 2018
GWの恒例となりつつあります山菜採りに
今年も行ってきました。
新潟県の上越市にある義父の山に家族で入らせていただき
山菜採りに没頭できるのは、1年でもほんの数日しかチャンスがありません。
私たちにとって、癒しの1日・・
連休中にも横浜で設計打合せのお約束がありましたので
自動車渋滞を避け、往復とも深夜移動の弾丸ツアーを決行しました!
山菜採りにちょうど良い時期は、その年の気候などによって異なります。
写真1枚目のように、今年の「こごみ」については、
既に葉が成長した状態でした。
しかし、私の中では
いくつか種類のある山菜の中でも特に
自生する「山ウド」を採るのが、最高の楽しみで・・
お目当ての「ウド」が生えるのは、北斜面です・・
そして、理想的な若いタイミングのウドの群生を発見!
採れたてウドは、こんな感じです。
斜面地での「カワヤナギ」
深い雪の影響でこのように寝て生えているものが多く見られます。
沢筋近くの斜面では、自然の崩落もありました。
不安定な天候(小雨)の中、出掛けましたが
途中から晴天に恵まれ、最高の気分で汗をかきながら
プライベートなひと時を、山で過ごすことができました。
大自然のエネルギーを受取り
設計検討をお待ちいただいているクライアントの方々のためにも
気合いを入れ直して、連休明けも頑張ります!!
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無事、上棟しました
設計・監理をさせていただいています
「尾張の住宅/House in Owari」が先日、無事に上棟いたしました!
前日はあいにくの雨でしたが
建方作業の当日は、朝から雨が上がり、
日中には素晴らしい晴天に恵まれることとなりました。
この日は1日、16トンのラフタークレーンを利用し
敷地の奥深くまでプレカットの木部材を吊り込んで、効率良くフレームを組上げていきます。
柱・梁の木軸フレームは、工場でプレカットされた部材を搬入し、現場で組立てていきます。
ジョイントは「ほぞ」加工されたものと、あらかじめ仕込んである金物で緊結されるもの両方があります。
また大工さん達の作業途中には、タイミングを見て、鉄骨チームが重量のある鉄骨階段を相番で吊り込む予定となっていました。
スムーズに作業出来るか少々心配もしましたが、とても連携良く進めていただき全て想定した流れでセットしていただけました。
夕方、クライアントご家族の皆さんに、各所の空間サイズや眺望イメージなどをご確認いただきました。
最上階からの眺めの良さは特に心地よく、ご満足いただけたご様子で・・
期待がますます膨らみました。
クライアントのご家族はじめ、関係者の皆様、上棟おめでとうございます。
この日、作業していただきました方々、どうもありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。
blog category:尾張の住宅
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カタログに掲載いただきました
hm+architectsで以前、住宅リフォームの設計監理をさせていただきました
「覚王山の住宅 改修/House in Kakuozan」が
大手タイルメーカー「DINAONE」さんの今月出来上がったばかりの
最新2018年版総合カタログに、施工事例として掲載されています。
このタイルカタログでは例年
国内外の大規模な建築物や公共施設、リゾート地、店舗といった写真映えする事例が多く掲載されています。
そんな中、小規模な住宅のリフォーム事例でありながら
このように製品施工事例として取り上げていただけたことは、少し珍しいことかなと感じつつ、やはり有難いことですので
掲載を快諾下さったクライアントはじめ関係された皆さんにまず感謝したいです。
ただプロユースのカタログですので、残念ながら一般の方が通常目にするものではありません・・
少々マニアックな資料ですが、折角なので掲載カタログを1部、記念にクライアントへお届けしようと思います。
また、紙媒体のカタログのほか
DINAONEさんのWEB上でも施工事例ページに掲載いただきました。
採用タイル/
製品名:FLAT BRICS ECOCOLOR
サイズ:55×250×22 mm
ちなみにこのタイルは、イタリアより輸入しているものですが、現地の職人さんが木型を用いて手作りで製作をしているレンガタイルです。
各ピースに形状や焼きムラなど程良い表情の差があり、クラフト感が特徴といえます。
今回の事例では、フラットな壁面には標準寸法の横長のもの、それから
掲載写真左側に見えます曲面壁部分のみ、長さを2分割した小割のカットタイルとして施工しましたので
結果的に同製品で2種類の見え方が楽しめることとなっています。
blog category:覚王山の住宅 改修
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event/第27回建築家展 に参加します
第27回建築家展
〜建築家との家づくり〜
2018. 5/12〜5/13
愛知県豊橋市「穂の国とよはし芸術劇場(PLAT)」にて
開催されます建築家展に参加させていただきます。
開催日時:
5/12 (土) 11:00~18:00 入場無料
5/13 (日) 10:00~17:00 入場無料
開催場所:
穂の国とよはし芸術劇場(PLAT)
愛知県豊橋市西小田原町123
アクセス:豊橋駅より徒歩3分
関東・関西・中部圏で活躍する、7名の建築家が参加します。
入場・相談無料です。この機会にぜひご参加ください。
建築家との家づくりとは?
建築、住まいに関すること全般で知りたいこと、
ご興味、ご質問などございましたらお気軽にいらしてください。
こちらの→イベント詳細情報をご確認ください。
blog category:出展イベント
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地鎮祭/蒲郡の住宅
愛知県で進行中の「蒲郡の住宅」で
地鎮祭を無事、執り行なうことが出来ました。
当日は、暖かな春の晴天に恵まれ、
関係される皆様の表情が自然と笑顔になるような、素敵な1日でした。
「地鎮祭」は、(じちんさい)または(とこしずめのまつり)といい、建築などで工事を始める前に行う、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得るものです。
住宅の地鎮祭では、省略されることも多いのですが
今回は、儀礼的にその土地に鍬を入れる「鍬入れの儀」(くわいれ)も執り行われました。
「立砂(盛砂)」と呼ばれる盛り砂に草を立て、祭壇の横に盛った砂山を鎌・鍬・鋤《 カマ・クワ・スキ》で 工事に関係する者三人(一般に設計者・施主・施工者)が順次所作を行います。
はじめに「斎鎌」(いみかま)で草刈の真似を3回行い、
次に「斎鍬」(いみくわ)で鍬入れの仕草を3回行い、
最後に「斎鋤」(いみすき)で鋤を入れる真似を3回行う、というものです。
さらに今回は、こちらもあまりお見掛けしない「鎮物」(しずめもの)を地元の神主さんがご用意されていました。
「鎮物」は、土地の神をしずめるために、地中に埋めるもので
昔は人形(ひとがた)・鏡・剣・矛などを埋めたとされます。
思わず、クライアントのご主人が「埋めてしまうのがもったいない!」というくらい
きれいなアイテムでした。
地鎮祭後、クライアントのご両親から地元の方が好む花見スポットを教えていただきました。
敷地から車を5分ほど走らせ、市内を見下ろすことができる桜満開の公園に立寄ってきました。
関係される皆様が、喜んでくれる良い建築が生まれますように・・
blog category:蒲郡の併用住宅
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雨の建築現場
雨の中、現場確認に行ってきました。
早朝、小雨の中、横浜を出て、在来線・新幹線を乗り継ぎ「尾張の住宅」現場へ。
8時半前には到着できましたが、こちらも小雨でした。
現場は以前より工程の見直し等ありまして、
雨天でも鉄筋工・型枠大工さんが、RC躯体部分を進めている最中です。
打放し仕上があるコンクリート工事は、
やはり、現場を見てチェックをしないと心配になります・・
先週も現場は雨が多く、やや作業を進めにくい状況が続いている中、
RC打放し面に気を遣って汚れを拭いて型枠を建込んでもらっていました。
しかし、雨続きでいくらかまた汚れが付着します。
作業をしながら、出来るだけ清掃もしていただくのは、大変です・・・
設計監理者の立場で、建築全般を目視できる範囲で見て回り、
それと同時に建築のスケール感なども各所確認します。
小さな是正対応は少々ありましたが、
全体としては大きな問題が無いことを確認出来ました。
そのほかコンクリート工事では当り前の配慮ですが、少し補足します。
開口部(窓や扉の部分)のコーナー部分は、
どうしてもクラックが入りやすい箇所です。
そうした箇所には写真のように、斜めに開口補強筋を入れていきます。
作業としては、写真の状態から
さらに開口部(窓部分)の型枠を入れ、その後 返しの型枠(もう1面を塞ぐ側)へ。
コンクリート打設日まで、どうか引き続き
よろしくお願いいたします。
blog category:尾張の住宅
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建築家フォーラム/構造設計家
2018年3月13日に開催(東京都墨田区両国)されました
「建築家フォーラム 第166回」に行ってきました。
<40歳前で開花した構造デザイナー?>
としてご紹介・講演されたのは Arup Japan の 伊藤潤一郎 さん。
聞き手として、また会の進行もお務めになられたのは
構造設計家として長くご活躍の今川憲英 先生です。
伊藤潤一郎さんは、39歳という若さで昨年
第12回日本構造デザイン賞(太田市美術館・図書館)を受賞され
今、国内で最も注目を受けている構造エンジニアの1人と言えます。
私は偶然にも、前職(第一工房)で設計担当をしました「白河市立図書館」で伊藤さんと、
また今川先生とも「愛知万博/瀬戸愛知県館」でコンペから現場管理まで
ご一緒させていただいた経験がありました。
今回、なかなかお目にかかれない構造エンジニアのレクチャーということで
拝聴を楽しみにしていました。
講演では、主に伊藤さんのこれまでの歩み、その時々に考えていたこと
プロジェクトのエピソードと担当された作品(凄い建築作品の数々)の
解説をしていただきました。
構造エンジニアとしての原点は、東京電機大学 学部・大学院での
今川先生との出会い(今川研究室 第1期生)と言えそうです。
学生時代に、建築家の坂茂さんから今川先生が依頼を受けていた
鉄と木のハイブッリッドな構造設計について、実験・解析を体験されたそうです。
その後、構造設計集団SDG(代表:渡辺邦夫)で勤務され
海外コンペなど多くの大規模プロジェクトに携わり、
そして2005年からはArup Japanでご活躍されています。
新宿にある超高層建築「モード学園/コクーンタワー」(設計:丹下都市建築設計)
プロジェクトでArup Japanさんが大規模で特殊な構造設計が出来るエンジニアを
募集されていたことが転機の一つだったようです。
今となっては白紙撤回となってしまいました、新国立競技場のザハ・ハディド案の
実務設計チームに招聘(日建設計へ出向)されて関わられていたこと、
その後、国内外で活躍される著名建築家とのコラボレーション、最新プロジェクトの話題。
構造エンジニアから意匠設計者への逆提案で、建築モデルが進化していった例、
各プロジェクトでの構造ディテールの積み重ねの大切さ等々・・
今川先生とのやりとり含め、あっという間に終了定刻は過ぎ、
30分延長となってしまいましたが、私にとっては非常に興味深い楽しい一時でした。
とても優秀な構造エンジニアと一緒に設計を進めることは、
とてもワクワクすると同時に緊張感もあります・・。
とにかくボルテージがあがります。
そして意匠設計者だけでは到達出来ないような技術的な解決策が示されながら
プロジェクトが進化していく醍醐味は、他では味わえない特別な設計体験と言えます。
伊藤さんのエンジニアとしてのセンスとメンタルの強さは特筆すべきものがあり、
やはり天賦の才があると感じました。
場所を変えての二次会でも、レクチャーでうかがえた話からさらに一歩踏み込んだ
会話ができ、多いに刺激をいただきました!
すでに世界的なステージへ大きく飛躍された伊藤さんですが、
またいつか、hm+architectsの設計案件で伊藤さんとご一緒出来るような
何かの巡り合わせも、ひょっとすると・・
blog category:展覧会等イベント視察
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型枠
現場の型枠について
「尾張の住宅」では、1F部分を鉄筋コンクリート造(一般にRC造と略記します)、2,3Fを木造としています。
建築の外観上、基壇のように見えることとなる、このRC部の型枠(外周壁)が立上がってきました。
現場では、コンクリートの打放し仕上となる部分などを特に、図面通りに精度良く型枠が組まれているかチェックを行ないます。
そして今回、現場の監督さんとも相談し、手直しをお願いすることとなりました。
こうした言いにくいことを伝えるのも、より良い建物とするためには・・設計監理の役回りの一つですね。
写真は、型枠を外部側(裏面)から見たものです。
仕上面をつくる塗装ベニヤの裏面に「桟木」と呼ばれる木材(60×30mm)を縦に打ち付け、建て込みます。
横方向にはコンクリートの側圧に耐える角形の鋼管(60×60mm)を流して支持している状況です。
それを「くさび形」の金物を用いて固定している状況ですが・・
全国どこでも同じように見られる現場状況でも
実は、地域によってこれらの資材は同じではありません。
大きくは、関東地方、近畿地方で分かれていると言われています。
現場は愛知県ですが、この写真のタイプは近畿地方に多く見られるタイプです。
関東タイプとの違いでわかりやすい点は、
まず型枠用の角形鋼管(60×60mm)が、関東では形状が変わり、丸い断面のパイプ(φ48.6mm)となるところです。
そしてこの鋼管寸法の違いに連動して、桟木サイズも近畿の(60×30mm)ではなく、関東では(48×24mm)がスタンダードとなってきます。
さらに固定の金物も変わり、「くさび形」ではなく関東は「ねじ式」となります。
何だかマニアックな話題ですね。
コンクリートを型枠に流して、硬化後に脱型(型枠をはずず)してしまえば、どのような仮設資材を用いて工事していたか
仕上がった建築からは、その痕跡はわかりません。
設計者や現場監督さんでも、異なる地域での経験が無ければこうした違いをご存じない方も多いのではないでしょうか。
建築資材の流通も含め、建築の技術・文化に影響しています。
やはり現場はいろいろな視点で建築を知ることができ、あれこれ興味はつきません。
建築の質を少しでも高められるよう、現場で関係する皆さんと連携して進めてまいります。
引き続き、よろしくお願いいたします。
blog category:春日井の住宅
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建築法令書籍
注文していました書籍、届きました。
「建築関係 規制・基準 チェックの手引」
見た目は何だかハードな・・
これは書店には並ばないもので、受注生産でつくられる専門書とのことです。
内容は、建築の法令に関するもの・・それなりにマニアックな1冊。
建築の実務では「建築基準法」という法令が基本的に最も重要ですが
実はそれ以外にも、さまざまな法令が関係しており、個々の建築へ規制が定められています。
さらに内容は各法令ごとに改訂されて進化しますし、そのどれもクリアしなければNGというのが
なかなか大変なところでもあります。
この1冊は、建築のある項目(キーワード等)ごとに
どんな関係法令を参照すべきか、建築基準法以外の50種もの各法令との関連が網羅され
実務者にとって骨の折れる部分が、わかり易くまとめられたものです。
以前は、これと同様のブックが複数冊セットで販売されていたものしか知りませんでした。
(同出版社より出ているもので、前職場にありましたが・・かなり高価!)
この度、それよりも価格・サイズとも大幅にコンパクト化されたバージョンが出たことを知り、
まずは手配してみました。
建築実務者にはおなじみの「建築申請 memo」などを出版されています
「新日本法規出版株式会社」へ注文すれば入手可能です。
建築の実務でご活躍のみなさま、職場にあると便利そうな1冊ですよ。
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award/Best of Houzz 2018 受賞しました
「Best of Houzz 2018 デザイン賞 受賞」というお知らせをいただきました。
hm+architects 設計の「犬山の住宅/House in Inuyama」に対し
web上で多くのご支持をいただくことができました。
自ら賞に応募したものではありませんでしたので、思いがけず嬉しい連絡でした。
不特定多数の、しかも国内外の方が興味を持って下さったということは、大変光栄なことです。
ありがとうございました。
施主・設計・施工・撮影など関係されたすべての皆様に感謝を申し上げます。
↓以下、Houzzさんより
Houzzでは毎年、世界中に広がるHouzzコミュニティから支持を集めた専門家を選出しBest of Houzz(ベスト・オブ・ハウズ)を授与しています。
Best of Houzzは、デザイン部門とサービス部門の2部門で構成されており、各部門で専門家が選ばれ賞が贈られます。
今年は貴社が選ばれました。おめでとうございます!
貴社が受賞されたデザイン賞は、
4,000万人以上のHouzzユーザーの間でもっとも人気のあった建築やインテリアデザインを手がけた住まいの専門家に贈られます。
blog category:犬山の住宅
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media/homify(日本)に紹介されました
WEBマガジン homify(日本)
特集記事「平屋で手に入れる快適でモダンな住空間」に
hm+architects 設計「犬山の住宅/House in Inuyama」が紹介されました。
5番目に掲載されています。
https://www.homify.jp/ideabooks/4783730/平屋で手に入れる快適でモダンな住空間
<homify(www.homify.jp)>
ドイツ、ベルリンを拠点に置くオンラインプラットフォームで
建築、インテリアデザイン、家具デザイン、庭デザイン、その他暮らしに関わる小物等まで紹介しているウェブサイト。
日本を含め23カ国に配信されています。
blog category:犬山の住宅
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地鎮祭/尾張の住宅
週末、愛知県で進行中の「尾張の住宅」で
地鎮祭を無事、執り行なうことが出来ました。
前日は積雪がありましたが、当日は清々しい晴天に恵まれました。
目の覚めるような寒さが、神事には特に望ましいような気もいたしました。
計画は、地上3階建て、1階をRC造、2,3階を木造とする混構造の住宅です。
無事の竣工を目指し、引き続き
ご家族と工事に関係する皆さんと一緒に力を合わせて
監理業務も頑張ってまいります。
blog category:尾張の住宅
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期末試験
非常勤講師としてお世話になっています、中部大学にて
先日、講義を担当しています講座の期末試験を行ないました。
当日は中部圏には珍しく、しっかりと積雪がありました。
新幹線で早朝移動しました私は、少し前の関東の雪に続き、思いがけず各地での雪景色で新鮮な気分も味わえました。
しかしながら、試験監督員が自分1人となりますと少々心配もあります。
100名以上の受講者の中には、やはり積雪の電車遅延による遅刻者も、学生証忘れの学生さんもいました。
昨今、大学入試などでは試験監督員の対応もニュースになったりしますので、
どちらが試されているのだかわかりませんね。
緊張感もありましたが・・大きな問題は無く終えられたと思います。
設計指導の講座とは別に、
秋学期15週の講義、出題・採点まで、一連の重要な役割を経験させていただき
準備によって学生さんの反応の違いや、毎年自分自身への発見も多々あります。
今年度の経験を次年度にも活かし、さらにレベルアップを目指したいです!
↑ 写真の正面奥の建物(ベージュカラーの外壁タイル)は
試験会場ではありませんが、前職で基本設計スタディを担当させていただいた中部大学「70号館」です。
芝生広場が雪景色となることは珍しいのでパチリと1枚。
年始から年度末は
やはり実務設計のほかも、いろいろと盛りだくさんな状況・・
気が付けば、急ぎの対応作業でブログもつい、間が空いてしまいがちでした。
こちらもできるだけ日々の話題をUPしてみますので
引き続きよろしくお願いいたします!
blog category:大学・教育
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仕事はじめ
新年あけましておめでとうございます。
みなさま、旧年中はありがとうございました。
2018年も通常業務を開始いたしました。
今年は、ちょうど2つの大学で担当科目が 1/5(金)と1/9(火)にあり
授業開始早々、それぞれの授業で学生さんとご一緒することとなりました。
また大学での講義、製図指導の後には、
計画中の住宅のクライアント打合せをさせていただきました。
(そのため、打合せ前日の1/4も全力で準備作業を行なっておりました!)
大学でも、本業の設計業務でも、しっかりとした第一歩を踏み出し
2018年も頑張ってまいります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
写真は、旧年中で一番クリアに撮影出来た新幹線からの富士山と、
大学の講師準備室で授業に望む前、担当教室のワイヤレスマイクを持って出るところ
のスナップ2点です。
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media/Houzz の特集記事に取り上げられました
2017年 Houzz 日本版ユーザーが選んだ人気写真10選:エクステリア編
↑HouzzのWEB特集記事に、弊社設計の「犬山の住宅」外観写真を取り上げていただきました。
著名な建築家の写真も見られる中・・
事例としては9番目にこの控え目な平屋の住宅外観が掲載されています。
2017年の終わりに、ささやかなNewsとしてお伝えさせていただきます。
今年一年、hm+architects は私たちなりに一歩ずつ新しい歩みを進めて参りました。
これもひとえに皆さまのお力添えのおかげであると、 心より感謝いたします。
各Projectのみならず、拙ブログにもお付き合い頂きまして ありがとうございました。
新年もどうか変わらずよろしくお願い申し上げます。
それでは皆さま、良いお年をお迎えください。
blog category:犬山の住宅
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安藤忠雄展
2017年9月27日から12月18日まで国立新美術館で開催されていました建築の展覧会
「安藤忠雄展 – 挑戦 – 」
建築家の個展としては非常に大きな話題となり、最終の総入場者数は、30万102人に達したそうです。
展覧会へは会期終了より少し前に足を運んでみました。
その時の来場者は、建築関係者よりも一般の方、海外(主にアジア?)からの旅行者と思われる方が多いように見えました。
作品は、設計活動初期の住宅から、最新の海外プロジェクトまで、半世紀におよぶ活動が紹介されています。
中でも野外展示場に原寸で再現された「光の教会」は、やはり目玉展示の一つです。
これは展示物でありながら、建築物として国立新美術館の増築扱いで確認申請をして実現させたとのこと。
建設費は約7千万円。さすが安藤さん!ですね。
オリジナルの「光の教会」は現場で打設してつくられたコンクリート打放し仕上の建築ですが、
原寸展示のこちらは、鉄骨の軸組みに打放しのテクスチャとなっている薄いコンクリートパネルを内外に張っています。荷重条件や建設・解体の工期等の事情でそうした選択となったと思われますが、そのことで建築系の方からはこの展示には賛否様々な意見がありました。
フェイクでつくることに意味があるかないか・・
個人的には「原寸模型」という表現が正しいと感じました。
本物と同じ空間サイズでかつ極めて実物に近いテクスチャを与えた模型 として見た私には、実際の光と空間を体験出来る素晴らしい展示だと感じました。
建築を学び始めた20年以上前、実際の「光の教会」を見学させていただいた体験が思い出され、感慨深いものがありました。
当時の自分の記憶と身体感覚があやしいからでしょうが、今回の展示の方が何だかちょっと大きいかな?と感じました。
外部に設置された展示状況がグランドレベルより基壇状に1段上がっていたことが影響しているのか・・
そう感じたのは私だけでしょうか。
光の教会と、展示室内のあと1カ所は撮影可です。ここ光の教会内部ではほとんどの方が写真を撮っていました。
インスタグラム、Facebookなどに投稿・拡散されることを狙って「撮影可」としているようです。
こうして私も後れ馳せながらブログ記事に・・してますね。
正面の十字スリットおよび脇の開口部は、ここ原寸展示では「窓ガラス無しのモデル」でつくられています。
建設当時、安藤さんは窓ガラス無しの外気が入る建築が良いと考えていたそうですが、クライアントはそれは望まず(冬の寒さから当然でしょうが)・・この展示でリベンジされたとのこと。
何十年経っても、あきらめない!という建築家の意思、意地?を感じます。
そのことで内部空間の透明感、伸びやかさが強まっているのかもしれません。
ちなみに、原寸「光の教会」出入口上部には
しっかり避難の為の誘導灯も設置されていました。実際の建築に法令上必要となる設備です。
もう1カ所撮影可となっていました、直島のディスプレイ。
この模型を含め、大型のいくつかの模型制作は、学生さんの作業と聞きました。こうして協力者をどんどん得ていくやり方も、建築家の職能の一つと言えそうです。
展覧会はどのプロジェクトも、とにかく図面と模型の迫力で、来場者に強く訴えるものがありました。
音声ガイドを含む各所解説では、建築的な難しいロジックをほぼ示すことなく、一般の方へもわかりやすい表現で感心を集めているのは、やはり特別なセンスだと感じます。
世界中に安藤ファンのクライアントを持ち、そして特別な建設事業を決断していただく、「建築への情熱」、「言葉の力」そして安藤さんの「人間力」が並大抵ではないのだと思いました。
年末に今年の展覧会を振返り、これだけ注目された建築展は過去に無くダントツ1番だろうと想像していました。
しかし、同美術館でほぼ同じ3ヶ月間開催された「草間彌生展」は51万人超え、さらに2017年最多入場者数の「ミュシャ展」は65万人超え、とのことです・・
他の分野のアートに負けないくらい、これからさらに建築や建築家への感心が高まって欲しいものですが、建築を楽しんだり理解したりするには、文化も経済も技術もデザインも絡み合った奥深い世界観への共感が必要な気もします・・単純に数の比較ではないのかも知れません。しかし、作品展示に限らずご本人のギャラリートークも多く組み込まれ、建築展でどこまで来場者数を伸ばせるのか、ということもきっと安藤さんの「挑戦」の一つだったのだろうと感じました(美術館から出展依頼時には10万人が目標だったそうですから、結果はその3倍!)。
他の建築家には真似の出来ない「安藤忠雄展 – 挑戦 -」を見させていただき、日々の活動への勇気をいただいた気がします。ありがとうございました。
blog category:展覧会等イベント視察
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横浜ランドマークタワーでの打合せ
横浜ランドマークタワーの31Fにあります
ASJ – YOKOHAMA CELL のミーティングルームをお借りし
住宅の設計打合せを行ないました。
ミーティングルーム窓からは、気持ちよく横浜港エリアが一望出来ます。
横浜港大さん橋には碇泊した客船も見え、つい船の旅行についての話題になったり・・
お打合せは二世帯住宅の計画で
これまで親世帯・子世帯の両ご夫婦よりご意見をいただきながら一緒に打合せを重ねています。
各世帯ごとのご要望、両世帯との関係をどのようにすべきか・・
ご家族お一人お一人「どのように在りたいか・・」
が建築の話題から顕在化する場面でもあります。
今回は、これまで複数いただいていました個別のご要望を再整理しましたが、
他のいくつかの可能性との比較などからも、やはり現案が良いとご確認いただけたようです。
(私たちもうれしく、ホッとしました)
一般にお打合せでの話題は、建築の機能、コストの合理性に集中しがちですが、
出来る限りその一歩先にある「豊かさ」のイメージを共有し、より良い建築を目指したいものです。
お打合せは、毎回あっという間に数時間経過してしまいます。
終了時には美しい横浜の夜景が広がっていました。
この案件については年内最後のお打合せとなりましたが、良い一時をありがとうございました。
2018年も、引き続きよろしくお願いいたします。
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犬のための家づくり
愛犬と共に暮らすクライアントの想いに近づけるよう、こんな書籍を手元に置いて住宅設計中です。
建築知識 2017年10月号「犬のための家づくり」
ご家族(愛犬も)皆さんに気に入ってもらえる住宅となるよう、頑張ります!
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敷地調査
どんな進め方になるか、まだ未定のご相談でも、
わたしたちは、可能であれば敷地を見せていただき
土地の特性を把握して建築案の可能性を探っていきたいと考えています。
先日ご相談をいただき、うかがった場所は
カーブした道路に接し、周囲と高低差のある40年以上前につくられた宅盤でした。
まずはご要望に沿う提案づくりに向け、お時間をいただきながら一歩づつ検討を進めてみます。
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プロダクトデザインから
設計中の住宅案件で、存在感のあるペンダントライトを検討中です。
以前から気になっていたデザイナー TOM DIXON さんのプロダクトを確認しようと、都内南青山のショールームへ脚を運んでみました。
どの器具も個性的でありながら美しく、かつカッコ良く・・デザインのレベルが高く感心するアイテム多数!
建築イメージとのバランスをうまく考えて使えたら良いなぁ、という魅力的な器具を拝見できました。
週末は、照明器具視察によりプロダクトデザインから多いに刺激をいただきました!
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media/homify(日本)に紹介されました/スタイリッシュな家
WEBマガジン homify(日本)
「スタイリッシュな家でおしゃれに暮らそう」の記事に
hm+architects 設計「犬山の住宅」が紹介されました。
はじめから3軒目に掲載されています。
https://www.homify.jp/ideabooks/4033895/スタイリッシュな家でおしゃれに暮らそう
<homify(www.homify.jp)>
ドイツ、ベルリンを拠点に置くオンラインプラットフォームで
建築、インテリアデザイン、家具デザイン、庭デザイン、その他暮らしに関わる小物等まで紹介しているウェブサイト。
日本を含め23カ国に配信されています。
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窓学展「窓から見える世界」
先週まで東京 南青山のスパイラルで開催されたいました「窓学展」
最終日の夜に、何とか滑り込みで見学することができました。
研究者・建築家とともに窓をアカデミックに調査・研究する『窓学』。
様々な蓄積を経て今あえてゆるやかに定義するならば、“窓”とは『私たちの日常に寄り添い、暮らしに楽しみをもたらすもの』といえるでしょう。本展はこうした“窓”をめぐる知性や感性を、世界共通の文化として俯瞰し、その魅力に新たなまなざしを向ける展覧会です。/パンフレット文より
出展者:ミケーレ・デ・ルッキ、レアンドロ・エルリッヒ、鎌田友介、ホンマタカシ、五十嵐太郎、小玉祐一郎、佐藤浩司、塚本由晴、中谷礼仁、原広司、村松伸+六角美瑠、会場構成:西澤徹夫 と多彩な顔ぶれです。
1Fの出入口脇には、写真家ホンマタカシさんの作品展示
〈Camera Obscura Studies, La Tourette〉
針穴を通して外の風景が室内に逆さまに映し出されるカメラオブスキュラの原理を使い、ル・コルビュジエが設計したラ・トゥーレット修道院の寝坊部屋を丸ごとピンホールカメラにし、窓から見える風景を露光させ撮影。
修道院の寝坊部屋の原寸が再現され、窓からの景色は青山通り(国道246号)というのも、時間と場所がミックスした感じで何だか面白いです。
会場の研究展示風景。
どれも興味深い展示・・
鎌田友介さんの作品展示 〈不確定性の透視図法〉
窓のオブジェ。窓のようでありながら、重なったり、変形されたり・・不思議な見え方でした。
メインの展示空間には、レアンドロ・エルリッヒさんの作品展示〈窓と梯子 – 歴史への傾倒〉
斜めのハシゴと、壁と共に切り取られた浮かぶ窓。なんと上から吊られず床から自立しています!
作品には様々なメタファが込められているようで、何とも不思議な世界観が漂います。とても魅力的でした。
「窓学展」は今後
金沢工業大学、東北大学、名古屋工業大学、大阪市立大学、九州大学を巡回する予定だそうです。
巡回は研究展示のみとのことですが、各地域の学生さんにとっても良い機会になると思います。
また展覧会場で販売されていた書籍、「内田祥哉 窓と建築ゼミナール」(2017年10月初版)を購入させていただきました。建築家にして建築構法学の創始者が説く開口部論の極意に迫ります・・
1925年生まれの内田祥哉先生は、第一工房 代表であった高橋さんと大親友でありましたので、第一工房には何度もいらっしゃっていました。建築構法学の研究者としてだけではなく、設計実務者として第一工房と共同設計の「佐賀県立博物館」含め2度 日本建築学会作品賞も受賞されています。ちなみに小生が第一工房で設計を担当した「白河市立図書館」については内田先生ご夫妻を、現地をご案内させていただく機会などもあり、先生の偉大さは自分なりに感じているつもりでした。しかしながら今回この書籍を拝読し、あらためて内田先生の知見の幅広さと深さから導かれる俯瞰力の凄さは尋常ではないと痛感しています。「建築界の知の巨人」と言われる内田先生らしさが伝わる素晴らしい書籍です。内容は少々建築関係者向きではありますが、「窓」を含む建築の奥深さが存分に感じられると思います。ご興味のある方は是非手に取ってみてください!
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グローバルゲート「garage nagoya」
名古屋駅の南、「グローバルゲート」が2017年10月5日オープンしています。
「グローバルゲート」は、1999年より進められてきた名古屋駅南の貨物駅跡地の再開発事業「ささしまライブ24」プロジェクトの要となる、ビジネス・商業・文化・国際交流の拠点となる未来的複合都市型施設。
以前、2017年2月に参加させていただいた建築イベント「緑を楽しむ暮らし」at garage で会場となりました
愛知県豊橋市のガーデン・インテリアショップの「garage」さんが、この話題の「グローバルゲート」へ新店舗「garage nagoya」を出されています。
地元の友人でもある二村君が代表務め、「グローバルゲート」全店舗中、堂々の最大面積で出店していますので、少々写真で紹介させていただきます。
3Fのメイン入口の様子。
ゲートは、スチールでオリジナル制作。フラッと立ち寄りたくなるような雰囲気・・
広々とした3F店内。豊橋のgarage本店に近いイメージづくりを心掛けたそうです。
本店の雰囲気を受け継ぎながら、名古屋駅前のアーバンなテイストがうまくミックスされいるな、と感心。
ちなみにインテリア・ディスプレイのデイレクションは代表の二村君によるもの。
非常に長いカウンターが印象的。
豊橋本店でも人気だった、ワークショップコーナーもあります。
カフェスペースも。
ギャラリーコーナーも十分なスペースが確保されています。
店舗内に専用のエスカレーター!
全体をグレー系の色彩・素材でまとめ、エキスパンドメタルや建築の耐火被覆材むきだしの雰囲気とも各ディスプレイは良くマッチしています。
4F店舗内の様子。
各フロア異なるテーマを設定し、3Fを都会的な「home」、4Fをラフな「yard」として展開。
写真で屋上庭園の奥に見えるのがgarageさんの4F。
屋上に連続する特別なスペースでした。夜は特にアーバンな雰囲気が漂います。
屋上テラスまでうまく活用したイベントなど、店舗立地を活かしてアイデアはさらに広がりそうです。
アクセスは、あおなみ線「ささしまライブ」駅から直結する歩行デッキで徒歩3分。
名古屋駅近くにお出かけの際には「グローバルゲート」、3〜4Fの「garage nagoya」さんへ一度足を運んでみてください。
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2017 後期・秋学期
2017年度の「後期・秋学期」
お世話になっている2つの大学で、私の担当授業も先週より本格化してきました。
担当せていただく内容は、製図デザイン指導と座学のレクチャー。
それぞれ以前の経験から、内容の良いところは残し、改善してみようと感じた点はアップデートしながら望みたいと考えています。
学期については、大学によって「前期と後期」、「春学期と秋学期」と表現が異なります。
日本では、4月の新学期を「前期」とする大学がやはり多いと思いますが、9月スタートが多い海外の事情にも馴染ませやすい「春・秋」学期へと表記されるところも今後増えるかもしれません・・
写真1枚目の愛知工業大学では、「後期」の設計製図の指導を担当いたします。
どんな意欲的な学生さんと出会えるのか・・
あるいは、あまり積極的でない学生さんにも
興味を持ってくれる契機をつくることができるだろうか・・
など、楽しみと責任の重さを感じつつ、前期に引き続き後期もお世話になります。
ご一緒する常勤・非常勤の先生方、サポートしていただく大学院生のお二人、学生のみなさん
どうぞよろしく願いいたします。
こちらは中部大学での1枚。
レクチャー当日、早めに大学に向かってキャンパス内を歩くと、既存講義棟の改修工事が行なわれていました。
キャンパス内のメインストリートとなるピロティ部分の天井で、軽量鉄骨下地にボードを施工している最中・・
スナップ写真におさめ、ちょうど講義で「下地と仕上」の用語解説を予定したところのパワーポイントのスライドデータに急いで組込み、紹介してみました。
キャンパス内での工事中の風景は、現場実務を経験される前の学生さんにとって
実際の建築物のつくられ方、モノのしくみとして理解する絶好の教材だと感じます。
できるだけ身近にあるの建物事例からも素材を紹介出来ればと考えています。
中部大学では「秋学期」のスタート。
設計科目であるデザイン指導と、座学の構法講義を昨年度に引き続き行ないます。
学生さんと共に自分も毎年一歩づつでも進化したいものです。
関係する先生方、サポートしていただく製図準備室の方、学生のみなさん
2017年度の秋学期も、どうぞよろしく願いいたします。
blog category:大学・教育
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