diary
FLOS/照明視察
先日、港区東麻布にあります「FLOS JAPAN」さんにて、クライアントのご夫妻と共に照明器具を確認してきました。
こちらのショールームは予約制となっており、他の来場者と重ならないようご配慮がありましたので、ゆったりとした空間で実際の器具を確認できました。
設計中の住宅に、空間のアクセントとなるペンダント照明を検討していましたが、過去に採用したことがない器具は特に、カタログやweb情報ではなかなか判断しにくいところがあります。
「明るさ感」や「サイズ・質感」といった部分をチェックでき、クライアントのご夫妻もご満足のショールーム視察となりました。
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2020年度、大学にて
昨日は早朝より、愛知工業大学で担当させていただいている授業に向かいました。
写真は、日本でここだけの磁気浮上式リニアモーターカー「Linimo(リニモ)」の先頭車両からの景色です。通常の鉄道レールと異なるのは当然ですが、特に写真に撮ったことはなく、何となくスナップを1枚。ちなみに左手には「トヨタ博物館」が見えています。車両は無人運転なので、通常の電車で運転席に当たる部分から運転手気分で進行方向が見通せます。
正式には、愛知高速交通株式会社が運営する東部丘陵線なのですが、愛称の「リニモ」で地元・利用者には定着していると思います。2005年に開催された愛知万博に合わせた開業でしたので、もう15年になるのですね。個人的には当時の博覧会施設「瀬戸愛知県館」の新築工事、設計常駐監理で1年半この地で過ごしましたので懐かしくも感じます。
しかしこの日、大学に到着するも授業は到着直前に休講との発表がありました。このリニモのほか、大学の最寄り駅に通じる愛知環状鉄道が前日からの大雨の影響により運休になってしまったためです。授業は行われるものとして準備は必要ですから致し方ないのですが、休講授業の振替えのことまで考えると、予定も変わるのでちょっと凹みました。
今朝、私の移動時は大学付近は雨も上がっていましたので災害の様子などは想像しにくい状況でしたが、報道で目にする前日からの大雨の影響が大きかった地域のことを思いますと、やはり目の前の休講どころの問題ではなく、被害が拡大されないこと、安全に早期の復旧が実現しますことを祈るばかりです。
この日、もう戻るより他ないかなというタイミングで・・登校してから休講を知った学生さんから「設計案のエスキス指導していただけますか?」と声をかけられ、数名の案を見せてもらいました。通常の授業よりは時間的にもゆとりがある会話ができたように思います。
さらに他の授業で(休講ながら)いらっしゃった非常勤の先生と思いがけず久々に会話ができ、帰る前に何だか、良かったなと。
以前のブログ記事でも少し触れましたが
大学では新学期の当初、遠隔授業が実施されることとなり、その対応をどうするかで初めての準備も多くありました。遠隔用の解説データ作成やZoom対応など、それはそれで今となっては良い経験になったと感じています。
その後、愛知工業大学では対面形式の授業形態に移行する方針が示され、新型コロナウィルス対策をしながらの授業を数回実施し、現在に至ります。
私が担当します授業は、座学の科目と設計製図の科目があり、対面での対応もまた異なります。
座学では、離れた座席配置が可能な大教室を利用し、もしも感染の話題が発生した時に濃厚接触者にあたる可能性を追えるよう全員座席を指定しているため、自由に席を選んで座る大学講義のイメージと少し違った雰囲気だなぁとも感じます。
一方、設計製図の科目は、個別に設計案に対するアドバイスなどを行う必要があり、マスク+フェイスシールド+飛沫防止パネルといった備品で対策をしながら進めてみるものの・・
手元資料やPC画面なども、やはりフェイスシールド、パネル越しだと見にくいし、直接会話して指導していた頃が楽だったことを実感します。
2020年度のこれまでの指導経験だけでも、昨年度以上に伝達手段などを工夫してきたつもりですが、結果的には学生さんも自分自身へも、いくつか良いフィードバックがあったと感じています。
授業連絡一つとっても、各大学内の学習管理システム(Learning Management System)を利用すれば、全履修者へ一括のアナウンスも個別の学生さんへの問い合わせも可能だったり、授業形式や難易度についてアンケートやレポート提出で指導者がその都度理解でき、以前の紙媒体で行なっていた形式と比べて随分合理的に、かつきめ細かく対応できることがわかってきました。これらのシステムをしっかり利用されていた先生方ももちろん多くいらっしますが、非常勤講師の立場だとあまりそこまで踏み込むこともなく過ごしておりました(単に私が不勉強だった、ということもありますので言い訳風で、すみません)。
Zoom対応では、他の学生さんの前では話しにくいという学生さんが、いくらか積極的になれる状況があったり、リアルタイムでないデータ配信型の遠隔では時間外学習が可能だったり、質問なども挙手にて意見を求めてもあまり声が聞けなかったものが、多く届くようになったり。
自分自身、デジタルというよりアナログ的な「モノ」との関わりが好みで、大学での指導に限らず、設計実務での打ち合わせについてもFace to Face が大切かな、と思っていました。実務でもZoom打合せなどを行う機会も増え、移動の時間が不要になったりタイミングが合えば遅い時間でもコミュニケーションをとりやすくなって、会議参加者が増えたりしていると思います。
当たり前ですが、それぞれの手段にメリット・デメリットがあります。学習の仕方も、働き方も状況に応じて使い分ける時代に移行しつつあるんだなと、片道3時間半ほど県を跨ぐ移動の中で、思い返す1日でした。
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欄間の工夫
どの建築にも、何かしら設計上の工夫が盛り込まれているものだと思いますが、
私たち hm+architects の設計で提案したくなるものの1つに「ガラス欄間」があります。
部屋として、空気環境などを区分する壁や建具が必要なところに、ガラスの欄間を用いますと・・
それぞれの部屋に広がりが生まれてきます。
本日は、弊社設計事例を3点ほど、ご紹介させていただきます。
△エントランス空間/豊橋の住宅
玄関ドア上部の欄間に、ガラスを入れることで外部空間となるエントランスポーチまで視線が伸びます。
自然光も室内に取り込まれ、広々と大らかな印象をつくってくれます。
△キッチンよりリビングを見る/蒲郡の店舗併用住宅
LDK空間の奥には、洗面脱衣室+浴室とバルコニーがあります。
それぞれは室として仕切る必要がありますが、欄間部分をガラスにすることで、外光を目にする伸びやかなリビング空間となりました。
△エントランス土間とリビング/犬山の住宅
切妻屋根がつくるコンパクトな平屋のインテリア。
小屋組を出さない構造フレームの工夫と、建具の上部は透明感を維持する「ガラス欄間」により、この小さな建築に奥行きを与えています。
一般に、広さを求めて床面積を大きくしますと、床(基礎)・壁・天井(屋根)まで影響し当然ながらコスト面で負担となってしまいます。
「ガラス欄間」は、小さな空間でも広がりを生む、設計の工夫の1つと考えています。
(Photo:Shigeo Ogawa)
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プレゼンテーション
先日、新築住宅の提案「横浜 青葉の住宅/House in Yokohama-Aoba」を行いました。
敷地を読み、リクエストされた要件を全て検討して一つの建築提案が生み出されます。
・隣地の状況変化などにも影響を受けにくい配置計画とする
・シンプルな矩形平面の中に廻れる動線を設け、使いやすさを重視する
・各スペースは空間的につながりを持たせながら、機能は分節する
・規模を30坪未満としながらも、視線は遠くへ伸び、広さを感じる
・プライバシーや日射の影響も考慮し、コストを抑えながらも断熱や機密性能を確保した建築とする
など、あれこれ考えながら・・
西日を遮り、シンプルな造形操作としながらも記憶に残るようなエントランス・ファサードとしてまとめました。
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地盤確認
愛知県内で進行中のプロジェクト「House in Shinshiro/新城の住宅」の地盤立会い確認に行ってきました。
既存建物の撤去が無事に完了し、まずは設計者(私と構造設計者)と施工者の3者で現場全体の地盤状況のチェックです。事前に行なっている地盤調査結果を参照しながら、計画建物の基礎底のレベルと地耐力、地盤改良はどの範囲に必要かなど確認しました。
概ね良好な地盤であったため、当初の設計内容に僅かな砕石置換の追加+転圧対応で進めることとなりました。費用面でも最小限となり、まずは一安心です。
小雨の中、計画敷地の北側に広がる美しい竹林を鑑賞してきました。
調整項目はまだありますが、着工に向けて一歩ずつ準備を進めています。
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Project/House in Hayama
先日、新築プロジェクトの提案を行ないました。
リクエストいただきました内容を合理的に、コンパクトに盛り込んで
実際の面積以上の広がりを感じられるよう、建築的な検討を行っています。
住宅の内外に様々な居場所を用意して、各要素はシンプルなものでありながら全体として変化に富んだシーンをつくりだせたら・・という思いを(毎回のことですが)図面と模型に込めています。
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遠隔にて
人が集まって対面で何かをするのが難しい状況が続き、様々な場面で遠隔のスタイルが一般的になってきました。
私(伊原洋光)が所属しています田園都市建築家の会でも
メンバー全員が集まる定例会議や、少人数のグループ打合せでは基本的にZoomを利用するようになりました。
移動の時間が節約され、また時間帯も遅めでもOK、みたいなニュアンスがいい感じです。
先月、クライアントご家族と行いました遠隔の設計打合せでは
ZoomではなくiPhoneのFaceTimeを利用し、
図面資料や模型、PC画面で部分の解説などをさせていただきました。
初めての遠隔打合せでしたが、これまでの対面打合せのように違和感なく会話もでき、無事に設計の内容もお伝えできたと思います。
模型の一部を説明する時など、ZoomなどPC端末にはないハンディな良さもありました。
また先週より、非常勤講師としてお世話になっています2つの大学で遠隔授業の対応がはじまりました。
遠隔ということで、指導者も学生さんも新しい形の授業の準備をどうすべきか、大学にもよりますが方針を定めるのになかなか大変な状況です。
大学サーバへのデータのアクセスが集中するとどうなるか
学生さんの通信環境や端末は一様で無いがどうか
学習効果が対面での授業と同等であるか
双方向のコミュニケーションが成立しているか
エビデンスを残す、など。
私なりにドキドキだった初回の講義を何とか終え、昨年までは行っていなかった学内情報システムを利用した授業アンケートを実施し、コメントを書いてもらうことにしました。
思った以上に前向きな意見が多く、私も授業へのモチベーションが例年以上に上がりそうです。
学生さんにとっては、こうした形式の方が意見が言い易いという良い面もあるようですね。
「テレワーク」と「リモートワーク」という言葉があります。「テレワーク」のほうが国内では多く用いられているようですが、ほぼ同じような意味でも「リモートワーク」の方が、ややチームで働くという意味合いが強いようです。
個人的にはこちらのほうが、離れていても関係するみんなで一緒に協力しているような雰囲気があり、好みです。
このところ、大学での新たな準備、設計作業でも実施設計・新規のご提案作業にかかりきりとなってしまい、ブログが暫く振りとなり失礼いたしました。
未経験のことに対応していく状況が、まだしばらくは増えそうですが、柔軟に考えていきたいものです。
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ブログからの「点・線・面」
写真は、2020年2月に岩波書店より刊行されたばかりの書籍
「点・線・面」です。
著者は、世界的なご活躍で広く一般の方にも知られる建築家、隈研吾さん。
みずからの建築思想を、具体的な作品を俯瞰しながらまとめ
ご多忙を極める中、書き下ろされたという渾身の1冊です。
モダニズム建築や西欧の建築的伝統と、自身の建築のどこが本質的に異なるか・・
20世紀の「ヴォリューム」を解体しようと熱望され、
原点にあった カンディンスキーやギブソン、ドゥルーズ、新しい自然科学の潮流など
さまざまな思想が流れ込みながら一つの形を取るようになってまとめられた この思想を
著者は「新しい方法序説」と位置づけています。
解説、参照される事例も多岐にわたります。
こちらは巻末にあります、図版出典一覧ですが、さすが錚々たる資料提供元という印象です。
そこに私の写真が1つ・・場違いなような気もしますが「図26」として掲載されました。
以前私が建築家、村野藤吾 設計の「千代田生命本社ビル」を見学した際に撮ったものですが、このたび編集者よりお問い合わせをいただき1点、写真を提供しました。
隈研吾さんが村野建築についてディテールを例に解説をしようと資料を探され、拙ブログ記事(2016年4月)の写真を見つけられたのだそうです。他の専門資料ではこの部分を意図的に説明する写真がなかったようで、ご指定いただきました。
ブログのスナップ写真から、こんなこともあるのですね。
もっとしっかり撮っておけば良かった・・と思っても時すでに遅し(笑)。
普段は設計実務作業が中心で、正直なところ読書は疎かになっておりましたが、
「建築の思想と実践」に関する良書を拝読する機会を与えていただきました。
ご興味ある方は是非、手に取ってみてください。
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田園都市建築家の会 第5期理事会
先週、所属しています一般社団法人「田園都市建築家の会」の第5期理事会が発足いたしました!
これまでの第4期メンバーと共に地元の横浜市青葉区にあります驚神社にて商売繁盛の祈願をしてきました。
個人的には予想もしていなかったのですが、末席ながら新理事会メンバーに加わることとなりましたので、身の引き締まる想いで参加させていただきました。
新会長の吉田立さんはじめ、全員で会の活動をこれまで以上に楽しく盛り上げていきたいです!
(写真は、理事メンバーでご一緒します山田悦子さん撮影です)
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
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採点など
2019年度の秋学期、中部大学の非常勤講師の対応も無事に終えられそうです。
設計のデザイン指導の講座は、毎週のエスキス指導、課題の提出があり、その評価を複数の先生方と協議しながら行います。設計はどこをどう評価するか判断が難しい部分もあり、他の先生と意見が分かれることも稀にあります。
講座は、設計のほかに座学も1科目担当させていただいております。
座学については、小テストを期末試験までの通常授業で複数回実施しました。小テストは行った方が学習効果が上がるだろうとこれまでの経験から判断して実施していますが、履修者が120名ほどになりますと採点、成績データ入力の作業だけでもそれなりに大変に・・。最後のまとめ・評価の作業は、指導する側も踏ん張りどころとなります。
設計指導も座学も、まずは指導の内容以前に病欠や交通機関の遅延などに巻き込まれないよう気をつけながら、かつ実際の講座をこれまで以上に良いものにアップデートしていくことを私なりに毎週考えていました。
ちなみに、真っ暗な早朝の電車移動にもかなり慣れてきました(笑)
少しずつ改良した指導で成果が上がったように感じた秋学期の採点・評価もようやくまとまり、ホッとしています。
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GLO-BALL
先日、「豊橋の住宅」の1年検査を行ってきました。
こちらの住宅は、お引き渡し後まだ1年は経過していませんが、クライアントのご都合により時期を少し早めて1年検査を実施しました。ほぼ1年の経過から、引渡し時までに予見できなかったような不具合が生じていたりすれば、この検査で内容を確認し当初工事の不備にあたるものは無償で手直しをさせていただきます。
構造耐力には関係しない部分ですが土間のコンクリートに生じたクラック、およびプラスターボードのクラックの補修を行うこと、そのほか1階の南面建具(木製建具)に調整を加えることとしました。
木製建具は一般に、夏・冬を一度経験しますと、温度変化、乾燥などによる多少の収縮や変形が生じますが、初年でこれらの動きはほぼ落ち着くと言われています。1年検査で施工者(現場監督さんと建具職人さん)と設計者立会のものと、各所確認をし(調整を行うことは引渡し時からお伝えしていることでしたが)予定通り作業対応をさせていただきます。
また立会検査の流れで照明について、ちょっとした作業を経験しましたので補足してみます。
「豊橋の住宅」の和室(6畳弱のスペース)には
FLOS社の「GLO-BALL(グローボール)S2」というペンダント照明を設置しています。
デザインはジャスパー・モリソン。世界的な活躍をされており、もちろん尊敬するプロダクトデザイナーの1人です。
この照明器具はシンプルなデザインながら、少しつぶれた丸いガラスグローブがポイントで、宙に浮いた光は和洋を問わず日常のあらゆるシーンに溶け込み、空間を優しく演出してくれる定番アイテムの1つと言って良いでしょう。
光源についても少し。
オリジナルデザイン(純正)ではダブルチューブハロゲンランプが光のまわり方として最も美しいとされています。しかし球切れがありますと取り寄せ品となり、またそれなりに価格が高いのも難点です。普及が進むLED電球も設置可能ですが光の見え方だけ比較しますと上記純正の光より若干劣ります。
豊橋の住宅では、事前にLEDの場合の光を確認して許容範囲と考え、メンテナンス性を重視して設計時にLED光源に変更して発注するよう図面を作成していました。
球換え不要にしていたところまでは良かったのですが、
光源の話題とは別にクライアントより、ご指摘を1点いただきました。
このガラスグローブの中に虫が入ってしまい・・見た目が気になるとのこと。
照明ですから虫が入り込んでしまうのはやむを得ませんが、下面には穴が開いていません。この吹きガラスのシェードはフォルム・光の拡散も美しいのですが、それなりに重量もあり、しっかりと固定された部分の脱着を行うのは少々手間がかかります。
ちなみに、逆さにしただけでは虫は取り出せません。
器具の上面から。
(こうした画像情報はweb上であまり見かけない気がします)
器具の自重はワイヤーで吊り、中央の電球への電源は別コードです。
結果的に虫の除去は、クライアントのご主人と協働し、単純に掃除機の細いノズルを上部から差し込んで解決しました。
ただ、中央の金属のバネ式部分を外しながら、2人でうまく作業する必要がありました。
器具の不具合ではありませんでしたが、1年検査で 「GLO-BALL」も本来の美しい見え方が回復しました。
クライアントと一緒にメンテナンスできてよかったです。
検査立会いただきましたクライアントご家族、現場監督のMさんはじめ工事関係のみなさん、どうもありがとうございました。
私も良い経験をさせていただきました。
そしてこれからも、よろしくお願いいたします。
敷地調査、絶景でした
先日、リノベーションのご相談で敷地調査に出かけてきました。
横浜から車を走らせ、予定地に到着しますと・・
庭から美しい海の絶景が広がっていました。
新築、リノベーション、どういった案件でも
それぞれの場所の特性、魅力に触れる瞬間は、毎回ハッとさせられ
建築の仕事はやはり奥が深いなぁと感じます。
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2020 仕事はじめ
新年あけましておめでとうございます。
本日、2020年1月6日より通常業務を開始いたします。
お正月休み、今年は朝早めの時間に明治神宮へ初詣に出かけてきました。
清々しい朝の光の中、2020年秋に鎮座100年を迎えるという「明治神宮」、「鎮守の森」の大らかな美しさを目にすることができました。
朝8時頃、光も空気も心地よく、そして混雑もなく参拝できました。
その後、明治神宮内にあるパワースポットといわれる「清正井(きよまさのいど)」にも、立ち寄ってきました。
写真をUPしてみます。
加藤清正が掘ったと伝えられ、1年中絶えることなく湧き出る清水。
冬のこの時期でも冷たくない(暖かく感じるほどの)水温でした。
お世話になっているみなさま、ブログを見てくださる方にも
何かプラスとなるパワーが届きますように・・
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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「安全なWebサイト」になりました
hm+architects のウェブサイト「SSL化」を行いました。
これまでは、弊社サイトを訪れていただいてもアドレスバーの頭に(ブラウザによって異なりますが)
iPhoneやMacのsafariでは「安全ではありません」だったり
Google Chromeでは「保護されていない通信」といった表示が出ていました。
これは、URLがhttpから始まるWebページは通信が暗号化されておらず、第三者によってブラウザーとサーバー間の通信データを盗聴・改ざんされてしまうリスクがあるというもので、かつて一般的であったhttpサイトもそのままでは近年は警告される状況になっていました。
SSL/TLSという技術を用いてhttps化(通信の暗号化)をすることで、Webサイト訪問者が安心してWebサイトを利用することができるようになるとのことですが、このようなセキュリティ向上の変更を「SSL化」と呼び、この対応がされていないと上記の警告が出てしまいます。
https化で防げる脅威(通信の暗号化)として
・通信内容の盗聴
・通信内容の改ざん
などがあるようです。
また、SSLサーバー証明書(組織認証型)は認証局がWebサイト運営者の実在性を確認しており、全てのWebページにおいて第三者のなりすましではないことを証明することができます。
弊社URLは以前 http://hm-a.jp で運用していましたが、
この度ウェブサイトのセキュリティを向上させた https://hm-a.jp へと改変し、
晴れて「安全なWebサイト」となりました。
この話題、以前から気にはしていましたが、少し調べますとめ自分で改変するのは(リンクさせている過去Blogの全ページなども?と考えますと)なかなか骨が折れることだとわかってきました。一瞬、やれないことはなさそう?と思ったりしましたが、やはりミスする可能性もけっこうありそうでした。今回、専門家の知人に作業をお願いして問題なく改変してもらえましたので、やはり良かったと思います。
2019年末、ようやく無事みなさまに安全なページとして観ていただけるサイトにすることができ、ホッとしています。
これまで警告表示が出ていたにも関わらずサイトを訪れてくださったみなさま、本当にありがとうございます。
間も無く迎えます2020年も引続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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神奈川県横須賀土木事務所
先日、設計のご相談をいただきました件で葉山へ敷地調査に出かけ、さらに建築基準法上の道路確認のため「神奈川県横須賀土木事務所」へも行ってきました。
1つ目:
建物の入口、施設名称サインのすぐ下にある「自動ドア」サイン。
この大きさ、およそ幅40cmはあろうサイズで、私がこれまでに見たことのある単独の自動ドアサインの中では最大級!
それなりの築年数と思われますが、ステンレスプレートでこれほど強調する何かがあったのでしょうか・・
2つ目:
駐車場の、自由すぎる車止めと白線。
この両者のせめぎ合いは、車止めに軍配が上がっているようでした。
3つ目:
駐車場脇、ガス給湯機&メーターでつくる建築ファサード。
集合住宅と思われる建築の妻側壁面には、各階見事に並んだガス給湯機とメーターの数々。
古い建物ですが、そこには何らかの意思が感じられ、いい味を出していました。
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Day Camp 打合せ
先週末は「Day Camp(デイキャンプ)」に行ってきました。
キャンプがご趣味の1つであるご家族と、ゆったりとした時間を過ごしながら設計の打合せです。
普段、小さなお子さんとご一緒の打合せとなりますが、
「いっそのことキャンプとかしながらお話ができると、子供たちにもちょうどいいかも?」
というクライアントご夫妻からのご提案で、デイキャンプ打合せが実現しました。
肌寒さを感じる季節に行うデイキャンプも清々しく、いい感じです!
テントほかキャンプアイテムは全てクライアントご家族にご準備いただいてしまい、娘も連れて私たち家族はゲスト?のような格好となって(笑)・・
まずは食事の準備から。
別の場所で炭火を起こし、ガスも同時に活用しながらの調理。
ご夫婦の手際の良さに感心していますと
ダッチオーブンで煮込みをしつつ、アヒージョ、ローストビーフ、など
次々と美味しそうなお料理が整っていき、大興奮!!
炭火でのトーストもさすが、いい感じの焼き加減です!
外でゆったり過ごしての食事は特別な味わいがありますね。
本当に美味しく、ご馳走様でした!!
こうしたひと時は、なんだか別世界・・ということがバッチリ実感できました。
キャンプ場脇の河原では、子供たちが延々と石投げを。
その後、テント内でパーコレータで入れていただいたコーヒーを飲みながら
焼きマシュマロやら生チョコをつまんで皆でまったりと。
気がつけば、あれ?打合せのはずが・・みたいなことになりつつも
やはり日常とは異なる、何物にも代えがたい貴重なひとときをご家族と共有させていただき、楽しい1日となりました。
素晴らしいデイキャンプ打合せをセッティングしてくださいまして、本当にありがとうございました!
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JIA環境懇話会/Next Library
先日、東京都渋谷区神宮前にあります日本建築家協会(The Japan Institute of Architects)のJIA館にて開催されました
JIA環境懇話会へ参加してきました。
第17回目を迎えますこの回は、「スターバックス」、「au」、「NISSAN」など大手企業をはじめとする様々なブランディング、アイデンティティマネージメントを主に手掛けるAXHUM Consulting の南山宏之さんにご登壇いただき、
「Next Library 変革する北欧の教育と図書館」というタイトルで、21世紀型の図書館のアイデンティティについてお話いただきました。
北欧の最新図書館事例を3つを取り上げ、各施設の現地での様子、さらには北欧の教育全般に関する話題にまで広げて解説をしていただきました。
各図書館、その運営、市民の利用の仕方など、興味深い内容ばかりです。
写真に紹介されていますのは、フィンランドの首都ヘルシンキに建設されました
ヘルシンキ中央図書館「Oodi(オーディ)」です。
市民が市民の夢を叶える施設として、単に図書館機能を持つだけでなく、アートとテクノロジーの融合をサポートするような活動、イベントスペースなどが様々に用意されています。それぞれの機能がリンクしながら本当に積極的に利用されている状況がありました。ちなみに予算は約1000億円とのこと。そのうち30%が国からの寄付金だそうですが、図書館への大きな期待と力の入れ方が伝わってきます。
北欧の図書館というのは、単に本から知識を得る場ではなく
「市民、一人ひとりの幸せを発見する場」と考えられています!
日本の図書館を改革できないか・・
南山さんが、
日本は行政の方針も基本的に「欠乏充足型の対応」であることが問題!
とお話されていたのが印象深かったことの1つです。
さぁ、ここからどう抜け出すか。
図書館はどうあるべきか、誰がどう決め、どう運用するか。
フィンランドの教育がなぜ世界一か?というマイケル・ムーアさんのインタビュー動画も紹介されたり。
やはり「日本の未来は教育方針にかかっている!」ということで間違いなさそうです。
会場には、建築設計の専門家以外の方も多数参加されており、質疑応答、意見交換がなされました。
私も以前、福島県の「白河市立図書館」を設計担当した経験などから質問をさせていただき、勉強になりました。
また講演直後の会場内で、図書館を全国的に研究されている専門家の方から声をかけていただきました。
なんと白河市立図書館も訪れ、運営面含め高く評価してくださっているというコメントを頂戴しました。
思いがけず、重ねて嬉しい勉強会となりました。
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天然ナメコ
先日、新潟の上越市へ出張に(深夜の車移動で弾丸でしたが)。
合間の時間で、この時期にしかお目にかかれない、天然のナメコを採らせていただきました!
春の山菜採りは何度か経験していますが、秋のキノコ採りは初めてです。
この日は小雨でしたが、現地で木工のオリジナル家具や器を扱う「木也屋」さん(読み:きなりや)の代表をされています大滝剛一さんに、急遽ナメコ自生スポットをご案内いただけることとなりました。
ちなみに、こちらは木也屋さんの店内。異なる樹種、木目・模様の味わいが手作りの器の魅力です。
窓からは、何とも美しい紅葉が見えます。
大木から切り出した無垢材により、テーブル天板をはじめとする家具、椅子などもオリジナル制作することが可能です。
材の大きさ・厚さ、樹種のラインナップともさすが!といった感じでした。
先日も地元のTV局より取材を受けたそうです。
近くの山に分け入ります。
自然林の美しさに感心していると、時々こうした倒木があります。
倒木の根元付近に天然のナメコが自生していました!
樹皮と幹の間の部分に菌が繁殖するようで、この部分が良い環境だと多く自生するそうです。しかし倒木の朽ち方などによって数年でコンディションが変わり、徐々に採れなくなるとのことでした。
ここで見ることができたナメコは、通常売られているのものよりプリッと、しっかりとした良い状態のものでした。1日遅いだけで傘が開きすぎになってしまうそうで、タイミングもベストなものを教えていただきました。
その後、もちろん美味しくいただき、ひと時でしたがナメコ採りで秋を感じて癒され、思いがけずとても良い気分転換になりました。
大自然のエネルギーを受け取ることができましたので
これから冬に向け、設計作業、大学での学生指導など、今まで以上に頑張りたいと思います。
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ショールーム視察
先日、設計打合せをさせていただいておりますクライアントご家族とともに、都内のショールーム巡りをしてきました。
まずは地下鉄の乃木坂駅近くにあります、CERA TRADINGさんから。
キッチンの水栓金物や洗面、手洗いの衛生陶器など・・
ご要望をお聞きし実際の器具をあれこれ見ながら、デザイン・使いやすさ・価格といったバランスについて設計上のアドバイスなど差し上げ、トータルのイメージを共有していきます。
このCERA TRADINGさんの上階には、建築の展覧会を行う「ギャラリー間」があります。この日、ショールーム壁面のあちこちに、前回「中山英之展 , and then」で展示されたパネルが見られました。店内のイメージにも合う雰囲気で、思いがけず中山さんの優しいドローングも拝見でき、楽しめました。
ランチ後は、都内の港区南青山へ。
特に表参道周辺は、ショールムも比較的多く、歩いて回りやすいエリアの一つと言えます。家具、インテリア小物、照明、キッチンなど。建築のイメージと合いそうなアイテムを見ながら会話は尽きません。
オーダーキッチン検討のため、食洗機の視察へ。
根津美術館近くにあります Miel(ミーレ)ショールームにも足を運んでいただきました。
食洗機の使い方や、各モデルの仕様の違いを実物でご確認いただくのが主な目的だったのですが、食洗機の脇にはビルトイン型のコーヒーメーカーの展示もあり・・
会話の流れで、このマシンで入れたコーヒーを試飲させていただくことに。
挽きたての豆で入れるドリップコーヒー、そしてラテやカプチーノも簡単につくってくれます。ミルクの分量もお好みに合わせコントロールし、カップを感知して注ぐ高さをを調整してくれたりと、優れモノ!
ちなみにオプションアイテムでカップ&ソーサーを温めておくウォーマーもあって、まさに至れり尽くせりです。
基本、業務用品ではないそうですが、青山の某有名ケーキ店にも入っているのだとか。
ご夫妻ともコーヒーメーカーは必須アイテムとおっしゃていましたが、まずはみんなで試飲をさせていただき、そのお味にも大満足!
ショールーム視察途中ながらほっと一息、楽しいコーヒーブレイクとなりました。
これまでの打合せの中でリクエストいただいていた話題に近いもの、あるいはそれとは少し違った切り口で組み合わせるようなアイテム、色々なデザインの可能性を探り、最終的には夕暮れ時まで各ショールームをご一緒していただきました。
ご家族との会話の中からご興味が膨らみそうなポイントを見つけ、設計を楽しく進めていけたらと思ってます。
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取材
設計監理をさせていただきました、「豊橋の住宅/House in Toyohashi」で
クライアントへのインタビュー・撮影の取材に立会ってきました。
住宅の内外を元気に駆け回るお子さん達。
こうした楽しい雰囲気で撮影をさせていただくのは、初めての経験で、とても新鮮でした。
お引渡し後の暮らしがどんな様子なのか
デザインだけでなく使い勝手は実際にはどうか
設計打合せではどんなやりとりだったか
など、ライターさんのインタビューによって、改めてこれまでの仕事を振り返ることになりました。
クライアントより
「住みはじめて後から、じわじわと設計上の細かな工夫がわかってくる」
という本当に嬉しいお言葉もいただけました・・
以前撮影していただきました真夏の日差しと違って、11月の光はやはり淡い感じです。秋の空気を感じながらも、植栽はシンボルツリーのギンヨウカエデをはじめ、改良品種の芝(TM-8) など、まだ庭に緑を残してくれていました。
取材記事のまとめには、しばらく時間がかかりますが、どんな写真やテキストになってくれるのか、楽しみです。
撮影立会
昨日は、愛知県蒲郡市で撮影に立会いをしてきました。
弊社設計の「蒲郡の店鋪併用住宅/House in Gamagori」は、1階を鉄筋コンクリート造・コンクリート打放し仕上、2階を木造・レッドシダー縦羽目板張りとし、明快に建築の構成を分けた外観表現が特徴となっています。
撮影をしてくださったのは、前回(豊橋の住宅)に引き続き、写真家の小川重雄さん。
手際良く撮影される姿はカッコ良く、素敵です。勝手ながら後ろ姿を1枚、撮らせていただきました。
この日の天気は、幸い台風の影響を上手くかわして終日ピンポイントの秋晴れに恵まれました。
午前、午後、夕景まで各所写真におさめていただきました。
しばらくは写真の編集作業をしていただきますが、データがまとまり次第、弊社Web SiteのworksページにUPしたいとおもいます。
建築がつくりだす陰翳を、小川さんが美しく捉えてくださったのではないか・・と期待が膨らみます。今から仕上がりが待ち遠しいです!
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1年検査
設計監理をさせていただきました「尾張の住宅/House in Owari」の1年検査に行ってきました。
お引き渡し後、特にトラブルもなく無事に1年が経過しました。
あっという間に感じますが、アプローチ脇の植栽も成長し、建築も外構も以前より自然な感じに見え、馴染んできていました。
クライアントご夫妻にお会いしまして住宅の内部・外部をご案内いただきました。
そして1年間、夏・冬を経験された暮らしについてもご様子をお聞きしました。
ご夫妻の暮らしは、以前のマンション(ワンフロア)での生活から、3階建ての戸建住宅へと大きく変化しています。しかし、もう新しい住宅にすっかり慣れてしまったので当時の暮らしがどんなふうだったか、ちょっと思い出すのに時間がかかるくらい新居に馴染んでしまったとのことでした。
またホームエレベーターについては、将来の工事で対応出来るようにしておくべきかどうか、という話題も以前の設計打合せ時にはありましたが、改修工事を将来行なう場合の手間や費用などを考えますと、やはり新築時の設置が望ましいという結論になり本工事で設置されました。これについては、ご夫妻とも「はじめに設置しておいて大正解!」とお話しされていました。
白さが際立つ外壁も、建築のプロフェッショナルでもあるご主人は、これまでのご経験から汚れなどが目立つのではないか・・と施工の前は少し気にされていました。しかしサンプルでの検証等を行ない、ご納得いただいて決定したこの外壁は、結果的に全くというほど汚れや変化が見られませんでした。
一般に、木造部分での塗り壁についてはきちんとした施工を行なっても僅かにヘアークラックなどが生じることもある(性能面では支障が無いことが多い)のですが、そうした状況もなく、順調と言えます。
そのほかエントランスポーチの軒天部分には、クライアントのご要望から小幅のチーク材を張っていますが、こちらも美観上(反りも目透きもなく)、性能上も全く問題ありませんでした。写真で視認できます、白い壁の下端と木部の軒天材との隙間は、外壁の断熱効果をより高める通気層のスリットですが、デザイン的には単なる目地のように見せるディテールとしています。この通気層(通気胴縁)は建築の外壁全周、最上部のパラペットまで続いて壁面の熱気は屋上へ抜ける設計内容ですが、実際の暮らしで夏冬とも室内での断熱効果はしっかり体感出来たそうで、こちらも健全に機能してくれて、まずは一安心でした。
ちなみに1年検査でおうかがいしましたこの時期は、エアコン無しで自然の通風で気持よく過ごされているとのことです。
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Fall semester 04
非常勤講師として担当させていただいております
2019年度 中部大学工学部建築学科の秋学期、先日 初回講義に行ってきました。
前年度に引き続き、同講座も4年目となりますが、距離はありますので本年度も頑張って通います!
キャンパスの正門を進んだところで、スナップ写真を1枚。
いつも通りの風景なのですが、写真の画角が・・
写真は、新しいiPhone 11で進化した広角レンズを試したもので、これまでのiPhoneとはかなり変わりました。かなりの驚きです。これまでコンパクトデジタルカメラを少し荷物になっても持ち歩いていたのですが、これだけ携帯が進化しますともうメインのカメラにしたい感じです。
講義の前には、前職で私が設計を担当しました「中部大学 不言実行館/Chubu University ACTIVE PLAZA」に立ち寄ることが多く、こちらでもとりあえず1枚。
こちらの外観も広角で撮影しました。
画像の角度調整などもしやすくなったので、自分の中ではかなり新鮮です!
朝早い第1時限の開始前、時々このカウンターで講義資料の確認をしています。
何でも広角で撮れば良い訳でもありませんが・・ちょっと楽しくなってきました。
中部圏で最大級の面積を誇る、2,3階の「ラーニング・コモンズ」スペース。
フロア全体で自由な家具レイアウト、様々な運用を将来に渡って可能にするよう柱スパンは通常に比べてかなり大きくした設計です。
専門的な用語では「プレストレストコンクリート造(ポストテンション工法)」を採用し、各階で無柱空間を実現しています。
「仕事は道具」とも言われますが、新たなカメラで写真撮影も楽しめそうです!
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蒲郡のケーキ店 Calme(カルム)さんのエントランスから
愛知県蒲郡市、JR三河三谷駅から北へ徒歩2分ほどのところにあります小さなケーキ店「Calme(カルム)」さん。
先日お店におうかがいした際のスナップ写真のご紹介と、エントランスまわりからこの建築の設計で意識したことを少し書いてみます。
「蒲郡の店鋪併用住宅/House in Gmagori」の1Fが店鋪スペース「Calme」さんです。
鉄筋コンクリート造の打放し仕上の壁に1カ所穴が空いたところがお店のエントランス。
建築全体としては存在感のあるコンクリートの壁で道路の喧噪を避けながらも、お店の顔となる入口まわりでは外部とのつながりを持たせるため、エントランスの扉の両袖をガラスとしています。出入口は壁面の一部を内側に押し込むように凹ませ、それによって出来た壁面の流れは自然とゲストを建物へ導いてくれます。同時に庇の下、エントランスポーチを拡充させることにもなっています。
△店内の様子。写真の手前はケーキ店、奥が多目的スペース。右手は前面道路側(エントランスの木製扉と袖ガラス部分が見えます)で、左手は中庭に面した大きな窓。
内部に入りますと、コンクリートの壁でガードしていた道路の反対側に、中庭が目の前に広がります。コンパクトな内部空間ですがケーキ店、奥の多目的スペースとも、この中庭に面して床から天井までのフルハイトの窓を設け、全体としては庭に向かっておおらかに開かれた構成としています。
細長い矩形ヴォリュームの建築は、床・壁・天井いずれもクライアントの強いご要望でもありましたコンクリートの打放し仕上げとし、内部空間にコンクリートの柱型、梁型が出ないフラットな意匠となるよう構造の検討も重ねました。
また日射の影響を考慮して窓ガラスにはLow-e複層ガラスを採用し、空調設備はエアコンによる冷暖房と床全面に温水の床暖房を敷設しました。
エントランスまわりのデザインについては、外部から見たら少し斜めに扉を引っ込めただけの単純な操作に見えますが、実際の建築空間では、内部と外部の関係が程良く保たれ、建築の静けさの中に動きを与える効果的な仕掛けとなっています(写真は、視線の抜けや建築の動きを感じるアングルで、個人的には気に入っているものです)。そして素材をコンクリートと木(建具・家具)に限定することで、クールさと暖かさ、あるいは強さと優しさを兼ね備えたような表現としています。
またインテリアのグリーンや小物はクライアントのセレクトによるもので、建築に合う素敵な店鋪の雰囲気にしてくださっています!
△多目的スペース。写真左手が前面道路側、右手が中庭.
(中庭の植栽は今後整備される予定です)
△エントランスよりメインカウンターを見たところ
△ガラスのショーケース内には、美味しいケーキが並びます!
写真は「フルーツのタルト」と「モンブラン」です。
△エントランスより多目的スペースを見たところ
Calmeさんの営業日は週2日の金曜日と土曜日で、午後1時からとなっています。
クライアントの奥様が全て仕込みから仕上げまで、一つひとつ丹精込めてつくられる生菓子と焼き菓子です。開店前からお待ちの方が多く、数に限りもあるため連日完売となる人気が続いているようです!
甘いものがお好きな方、建築に興味のある方は
是非一度、足を運んでみてください。
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